今回はタロットカードの中で、
「月」のカードについての解説です。
タロットカードは全78枚で構成されており
まず大アルカナ22枚・小アルカナ56枚と
分類されます。
月のカードは「大アルカナ」の
18番目。
このカードの意味・メッセージの解説
そして、タロットカードを毎日の生活に
活用する方法についてもまとめていきます。
ちなみにタロットカードには様々な絵柄の
カードがあります。
私は下記の「マカロンタロット」の絵柄が
好きなので、こちらを使っていますが
タロットに興味がある方は、まず色々な
カードを手に取ってみたりするといいですね。
最近、マカロンタロットVer.4
という新しいバージョンも出たようです。
18番目:月のカードのキーワード
今回解説する「月のカード」は
大アルカナ22枚のうちの18番目。
大アルカナ22枚は、22種類のカードが
バラバラに存在しているのではなく
22種類が連続としてつながる世界観があり
0番目のカード「愚者」が旅をしていると
考えてもらえると良いですね。
愚者(0番目)のカードについて数字・絵柄からの意味やメッセージを解説します。
1つ前の星(17番目)のカードでは
文字通り星からのメッセージを受信して
直感で判断することを示していましたが、
遠い過去の記憶や夢など封印している領域へ
探し物を見つけにいくことを
月のカードでは意味しています。
どうしてそのような意味になるかというと
17の星のカードでは、星から受信したものを
池に流し込んでいる様子が描かれています。
16の「塔」があった時代では
失われた記憶として遠い過去にあった文明が
「塔」が壊れて、17の「星」で
星からエネルギーを受信し池に流し込んだので
18の「月」では、その池の中を探求する
ということです。
そのため、このカードのキーワードとしては、
- 失われた古い記憶や過去を探す
- 夢や無意識の世界を探索する
- 封印していたものが解放される
- よみがえる
- 既存の知識では探すことができない
- 未知との遭遇
- 幻想、妄想、うっかりしている
という意味があるのですが、まずこのような
キーワードを見て、どのように感じましたか?
直感的に、
- 得意、好き
- 苦手、嫌い
- 自分らしい、なじみが無い
などの感想を持ったかもしれませんね。
人によってこのキーワードに対する感じ方は
様々だと思いますが、タロットカードは
自分自身がこの世界をどのように見ているのか?
カードを見て直感的に感じたことは
自分の内面をうつし出してくれる鏡の役割
を果たしています。
今回のカード「月」では、現代社会の知識や
経験では探せないような、禁じられた領域を
探すようなことで、大きな発見や気づきが
あることを示しています。
わかりやすく言えば、神社仏閣に行くとか
夢や不思議な世界を旅するようなイメージ。
実は、普段は意識していない事柄について
このカードを起点に、自分の中を探索してみる
きっかけになるのがタロットカードの醍醐味
ではないか?と私的には考えています。
数の原理から読み取れることは?
ここまで、月のカードについて
キーワードをご説明してきましたが
そもそも、こうしたタロットカードが
いつごろ発祥したのでしょうか?
占星術のように古代が起源という説もあれば
中世ヨーロッパという説もあるなど様々で
よくわかっていないのが実情だそうです。
ただ現在では、16世紀ごろにフランスの
マルセイユで作られた「マルセイユ版」と
1910年にウエイト博士という人が
タロットに独自の解釈とシンボルを書き加えた
「ウエイト版」の2つが有名で、現代では
占いなどで活用されている感じですね。
私が好きで使っているマカロンタロットは
マルセイユ版とウエイト版の両方良いところを
採用して作っていると著者は言っていました。
さて今回ご紹介している「月」のカードは
18番目ということで、数の原理としては
1+8=9となりますよね。
そのため、9番目のカード(隠者)が意味する
「抽象度が高い世界への探求の旅」と
比較すると対になる意味があります。
どちらのカードが優れている劣っている
という話ではなく、抽象度が高い「上」の
探求を進めるのが、9の「隠者」。
過去など遠い記憶、絵柄にあるような池
という「下」の探求を進めるのが
今回ご紹介している「月」のカードで
表と裏のストーリーがセットになっています。
塔が崩落した後の世界、現代の常識や
通常の意識では考えづらい「月」という
夢や眠っているタイミング・無意識の領域を
探していくということです。
絵柄から読み取れることは?
続いて、絵柄から読み取れることについて
タロットカードの種類によって絵柄は異なりますが
星のカードはどうなっているでしょうか?
特徴的なものがいくつか描かれていますが
まずはザリガニでしょうか。
「星」のカードにて星から受信したメッセージや
エネルギーを池に流し込んだ結果、「月」では
ザリガニが池から上がってきている絵柄に
なっています。
古い記憶や封じられた領域から、何かを
思い出そうとしている様子が見てとれます。
また、曲がりくねった道の両端に塔が
見えると思うのですが、そこに犬が
吠えている様子があります。
0の「愚者」にも犬が描かれているのですが
犬が吠えている≒危険をお知らせしている
という意味になります。
番犬を置いて、通常は入らないようにしていた
場所をくぐり抜けて、禁じられた領域を
探すからこそ、大きな発見があったり
夢を叶えられるキーワードが見つかると
考えられています。
理想の未来や夢を叶えたいのであれば
自分の過去や、封じられた記憶という領域を
探してみると良いのではないでしょうか?
というメッセージになるのでしょう。
あなたは、この月のカードを見て
どんな印象がありますか?
そこから想起された事柄を考えてみること
そのものが、このカードから意味になると
私は考えています。
毎日の生活でどう活用する?
私は、「今日1日取り組むテーマは?」
などと考えながらタロットカード1枚を引く
やり方を継続して活用していますが
もし「月のカード」が出たら
どのように考えると良いでしょうか?
例えば、上述したキーワードのように
- 過去の記憶を振り返ってみる
- 夢の知らせからヒントを得る
- 普段は封印している領域や場所に
行ってみる
というタイミングともいえるでしょう。
抽象度高い世界へ旅するだけではなく
このカードが出るときは、過去や
いつもとは違う無意識の領域などを
振り返ってみると良さそうですね。
私は上記のようなことを考えて行動する
1日にしていくと良いのかなと思います。
今日の一枚引き
【月、正位置】
初めての登場、今日はこれからとあるコミュニティで占星術やビジネスの話をするのですが、過去に忘れていた古い記憶などを呼び起こしたり、自分の内面を探求することになりそうですね😌どんな発見や気づきがあるか?楽しみです。#マカロンタロット pic.twitter.com/puRKwo17KS
— 片渕健二 (@katafuchi_kenji) August 30, 2023
また、カードを引いた時に「正位置」もあれば
「逆位置」という反対向きで出現することも
あることでしょう。
逆位置の場合は、そのカードのキーワードを
「過剰」か「不足」ということで判断すると
扱いやすいと考えています。
なぜかというと、タロットの種類によっては
正位置・逆位置が存在しないものもあるため
そのカードのキーワードはブラさずに
スパイスのように付け加えるイメージですね。
とすると
- 常識の範囲の中で探しものをする
- 過去を振り返らず理想ばかり見ている
などの意味が読み取れるので
このあたり注意してみると良さそうです。
月のカードの理解を深めるために
カード1つ1つの意味を覚えていくよりは
大アルカナ22枚のストーリー全体像をおさえ
カード1枚引などをやって、日常に落とし込んで
活用していくことが、結果的に理解が深まると
考えています。
具体的には、カードの種類にもよりますが
まずはカードのキーワードからの印象や
絵柄からの印象から、どう感じたか?
どうメッセージを受け取ったか?
カードそのものに善悪・優劣は存在しないので
偶然でたカードを起点に、自分の内面を探り
あなた自身が感じたことをアウトプットする。
このことが月のカードの理解を深める
一番良い方法なので、ぜひこのカードを
見た時・知った時の第一印象をアウトプット
してみてください。
よろしければ、こちらよりメンバー登録いただき
アウトプットしてみた内容を教えていただけたら
タロットの活用法などについて、お伝えしますね。
ということで今回は、18番目の月のカード
について、意味やメッセージをまとめてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
最近、マカロンタロットVer.4
という新しいバージョンも出たようです。
他の大アルカナに関する記事もありますので
よろしければ下記もご参照ください。
愚者(0番目)、魔術師(1番目)
女教皇(2番目)、女帝(3番目)
皇帝(4番目)、法王(5番目)
恋人(6番目)、戦車(7番目)
正義(8番目)、隠者(9番目)
運命の輪(10番目)、力(11番目)
吊るされた男(12番目)、死神(13番目)
節制(14番目)、悪魔(15番目)
塔(16番目)、星(17番目)
月(18番目)、太陽(19番目)
審判(20番目)、世界(21番目)