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世界(21番目)のカードについて数字・絵柄からの意味やメッセージを解説します。

今回はタロットカードの中で、
「世界」のカードについての解説です。

タロットカードは全78枚で構成されており
まず大アルカナ22枚・小アルカナ56枚と
分類されます。

世界のカードは「大アルカナ」の
21番目。

このカードの意味・メッセージの解説
そして、タロットカードを毎日の生活に
活用する方法についてもまとめていきます。

ちなみにタロットカードには様々な絵柄の
カードがあります。

私は下記の「マカロンタロット」の絵柄が
好きなので、こちらを使っていますが
タロットに興味がある方は、まず色々な
カードを手に取ってみたりするといいですね。

最近、マカロンタロットVer.4
という新しいバージョンも出たようです。

21番目:世界のカードのキーワード

今回解説する「世界のカード」は
大アルカナ22枚のうちの20番目。

大アルカナ22枚は、22種類のカードが
バラバラに存在しているのではなく
22種類が連続としてつながる世界観があり
0番目のカード「愚者」が旅をしている

考えてもらえると良いですね。

愚者(0番目)のカードについて数字・絵柄からの意味やメッセージを解説します。

1つ前の審判(20番目)のカードでは
過去と未来を調整して、自分の意思で
自分の運命をデザインしていくことを
示していましたが、世界のカードは
大アルカナ最後のカードでもあり
欠けたものがない完成系・全体性

を意味しています。

どうしてそのような意味になるかというと
20の「審判」では、過去→未来という
時間の流れの因果律ではなく
過去も変えられる異なるし未来も選べる
という視点で、運命をデザインする意味でした。

その結果、過不足なく全体が統合化されて
バランスよく、全部ある状態が完成すること
を意味しています。

そこから具体的なキーワードとしては

  • ホリスティック(全体性)、バランス
  • 統合化、完成、満たされた状態
  • ニュートラル
  • 次元上昇、アセンション

という意味があるのですが、まずこのような
キーワードを見て、どのように感じましたか?

直感的に、

  • 得意、好き
  • 苦手、嫌い
  • 自分らしい、なじみが無い

などの感想を持ったかもしれませんね。

人によってこのキーワードに対する感じ方は
様々だと思いますが、タロットカードは
自分自身がこの世界をどのように見ているのか?

カードを見て直感的に感じたことは
自分の内面をうつし出してくれる鏡の役割
を果たしています。

今回のカード「世界」では、1の「魔術師」から
始まり、10の「運命の輪」で終わる旅と
11の「力」から、20の「審判」までの旅が
合流して、統合された状態ですね。

「全部ある」「統合化されている」など
実は、普段は意識していない事柄について
このカードを起点に、自分の中を探索してみる
きっかけになるのがタロットカードの醍醐味
ではないか?と私的には考えています。

数の原理から読み取れることは?

ここまで、世界のカードについて
キーワードをご説明してきましたが
そもそも、こうしたタロットカードが
いつごろ発祥したのでしょうか?

占星術のように古代が起源という説もあれば
中世ヨーロッパという説もあるなど様々で
よくわかっていないのが実情だそうです。

ただ現在では、16世紀ごろにフランスの
マルセイユで作られた「マルセイユ版」と
1910年にウエイト博士という人が
タロットに独自の解釈とシンボルを書き加えた
「ウエイト版」の2つが有名で、現代では
占いなどで活用されている感じですね。

私が好きで使っているマカロンタロットは
マルセイユ版とウエイト版の両方良いところを
採用して作っていると著者は言っていました。

さて今回ご紹介している「世界」のカードは
21番目ということで、数の原理としては
2+1=3となります。

3の原理というと、タロットカードでは
3種類あります。

まず、3番目のカード(女帝)が意味する
「生産する、創造する」というものですね。

続いて、12番目のカード(吊るされた男)
が意味する「内側への創造性」というもの。

3つ目が今回の21の「世界」ですが
3の「女帝」が外側への生産を
12の「吊るされた男」が内側の生産を
そして今回21の「世界」が両方を踏まえ
外側も内側も含めて統合した全体を表す
ことが「世界」
のカードのテーマになっています。

その調整を行うために、意思の力が重要で
その結果として、願望実現や夢が叶う
というキーワードがうまれています。

どのカードが優れている・劣っている
という話ではなく、「太陽」という両立を
経験した後のカードで、私たちの日常では
考えられない奇跡がおきるということを
示しています。

絵柄から読み取れることは?

続いて、絵柄から読み取れることについて
タロットカードの種類によって絵柄は異なりますが
審判のカードはどうなっているでしょうか?

まず四隅にいる生き物ですが、それぞれ
牡牛・獅子・鷹・天使で、これらは
占星術での牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座
の固定サインが全部そろっている状態が
描かれています。

鷹は地に落ちると蠍(サソリ)になり
天使は水瓶座を示しています。

また、中央の人物の頭の上と足の下には
無限のマークが描かれていますが
これは1から10のグループと
11から20のグループが合流したと
考えられますね。

タロットカードの大アルカナ22枚の
物語は、1の魔術師から物語がスタートし
最後は21の世界のカードで完了しますが
0の愚者は、そもそも物語がスタートして
おらず、ふらふらと彷徨っている

「何も無い状態」

を示していました。

愚者との比較で言えば、「何も無い」のと
「全てある」世界のカードという点では
対になっていることが分かると思います。

また、1の魔術師の絵柄は
テーブルの上に4つのエレメント
ワンド(火)・ペンタクル(地)
ソード(風)・カップ(水)があり
これから扱い方を覚えていく感じです。

それに対して世界のカードでは
4つのエレメントが外側に描かれて
全てコンプリートし、5番目の世界に
到達して完結しましたというのが
タロットの物語になっています。

古代哲学や古代宇宙論では、世界が
4つのエレメントで構成されていて
その上に5番目のエレメントがあると
考えられているのですが、次元が上昇する
アセンションの意味もここからきています。

なので、占いのようにこのカードが出たら

  • お金持ちになる
  • 理想の異性を引き寄せる

というようや、お金(地のエレメント)
異性(水エレメント)など特定の何かが
あるというのではなく、どの要素もあり
全て持っている状態なので欲しいとか
そういう次元ではない点がポイントです。

あなたは、この世界のカードを見て
どんな印象がありますか?

そこから想起された事柄を考えてみること
そのものが、このカードから意味になると
私は考えています。

毎日の生活でどう活用する?

私は、「今日1日取り組むテーマは?」
などと考えながらタロットカード1枚を引く
やり方を継続して活用していますが
もし「世界のカード」が出たら
どのように考えると良いでしょうか?

例えば、上述したキーワードのように

  • 偏らずニュートラルな視点で
    物事を見てみよう
  • 既に全て持っている、という前提で
    今の出来事や課題と感じるものを
    見てみよう
  • 今取り組んでいるものの
    完成版を作ってみよう

ということを考えてみるタイミング
ともいえるでしょう。

また4つのエレメントの執着の
偏りに着目する意味では

  • お金(地)に執着しているのであれば
    精神性(火)を考えてはどうか?
  • 知性(風)に偏りを感じるのであれば
    癒しや愛情(水)という視点はどうか?

色々あるとは思いますが、世界のカードが
示す「全部ある」状態から見たときに
今の自分にとって気づきはないか?

そしてこれ以上の高みを目指すのであれば
一旦オールクリアにして、また0の愚者
としての旅をスタートしなければけない
タイミングでもある
ということですね。

私は上記のようなことを考えて行動する
1日にしていくと良いのかなと思います。

また、カードを引いた時に「正位置」もあれば
「逆位置」という反対向きで出現することも
あることでしょう。

逆位置の場合は、そのカードのキーワードを
「過剰」か「不足」ということで判断すると
扱いやすいと考えています。

なぜかというと、タロットの種類によっては
正位置・逆位置が存在しないものもあるため
そのカードのキーワードはブラさずに
スパイスのように付け加えるイメージですね。

とすると

  • バランス悪く、偏りがある
  • ニュートラルな視点になりきれていない

などの意味が読み取れるので
このあたり注意してみると良さそうです。

世界のカードの理解を深めるために

カード1つ1つの意味を覚えていくよりは
大アルカナ22枚のストーリー全体像をおさえ
カード1枚引などをやって、日常に落とし込んで
活用していくことが、結果的に理解が深まると
考えています。

具体的には、カードの種類にもよりますが
まずはカードのキーワードからの印象や
絵柄からの印象から、どう感じたか?
どうメッセージを受け取ったか?

カードそのものに善悪・優劣は存在しないので
偶然でたカードを起点に、自分の内面を探り
あなた自身が感じたことをアウトプットする。

このことが世界のカードの理解を深める
一番良い方法なので、ぜひこのカードを
見た時・知った時の第一印象をアウトプット
してみてください。

よろしければ、下記よりメンバー登録いただき
アウトプットしてみた内容を教えていただけたら
タロットの活用法などについて、お伝えしますね。

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ということで今回は、21番目の世界のカード
について、意味やメッセージをまとめてみました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

最近、マカロンタロットVer.4
という新しいバージョンも出たようです。

他の大アルカナに関する記事もありますので
よろしければ下記もご参照ください。

愚者(0番目)魔術師(1番目)
女教皇(2番目)女帝(3番目)
皇帝(4番目)法王(5番目)
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