今回はタロットカードの中で、正義のカード
と呼ばれるものについての解説です。
タロットカードは全７８枚で構成されており
まず大アルカナ２２枚・小アルカナ５６枚と
分類されます。
正義のカードは「大アルカナ」の８番目に相当し
このカードの意味・メッセージの解説はもちろん
タロットカードを毎日の生活に活用する方法
についてもまとめています。
ちなみにタロットカードには様々な絵柄の
カードがあります。
私は下記の「マカロンタロット」の絵柄が
好きなので、こちらを使っていますが
タロットに興味がある方は、まず色々な
カードを手に取ってみたりするといいですね。
最近、マカロンタロットVer.4
という新しいバージョンも出たようです。
８番目：正義のカードのキーワード
今回解説する「正義のカード」は
大アルカナ２２枚のうち、８番目のカード。
大アルカナ２２枚は、２２種類のカードが
バラバラに存在しているのではなく
２２種類が連続としてつながる世界観があり
０番目のカード「愚者」が旅をしていると
考えてもらえると良いですね。
愚者（０番目）のカードについて数字・絵柄からの意味やメッセージを解説します。
なので今回ご紹介する８番目：正義のカードは
１つ前の７番目：戦車のカードで自分がこれ！
と思ったものを選択し、猪突猛進した結果
対立していたものを冷静に客観的にみる力
のことを指しています。
戦車のカードではできなかったことが
正義のカードの段階で客観視できるということ。
そのため、このカードのキーワードとしては、
- 知恵、賢さがある
- 調整、裁判所、権威、支配力
- 即断即決できない、慎重になる
- 両者を対等に扱い、より高い視点で判断
- バランス感覚を持ち意思決定できる立場
- 感情の起伏がない、生真面目な人
という意味があるのですが、まずこのような
キーワードを見て、どのように感じましたか？
直感的に、
「得意・好き（or苦手・嫌い）」
などという感情が出てきたかもしれません。
「自分らしい（orなじみが無い）」
などの感想を持ったかもしれませんね。
人によってキーワードに対する感じ方は
様々だと思いますが、タロットカードは
自分自身がこの世界をどのように見ているのか？
あたかも自分の内面をうつし出してくれる鏡
のような存在と言われています。
今回のカードは「正義」という名称の通り
裁判所で裁くようなイメージがあると思います。
正しく裁くには両者の意見を客観的に見て
その上で、より一段上の視点で物事を判断する
必要がありますよね。
こうした意味がある「正義」のキーワードを
あなたは、どのように認識しているのか？
実は、普段は意識していない事柄について
このカードを起点に、自分の中を探索してみる
きっかけになるのがタロットカードの醍醐味
ではないか？と私的には考えています。
数の原理から読み取れることは？
正義のカードは「８番目」のカードとなりますが
そもそもタロットカードがいつ発祥したのか？
占星術のように古代が起源という説もあれば
中世ヨーロッパという説もあるなど様々で
よくわかっていないのが実情だそうです。
ただ現在では、１６世紀ごろにフランスの
マルセイユで作られた「マルセイユ版」と
１９１０年にウエイト博士という人が
タロットに独自の解釈とシンボルを書き加えた
「ウエイト版」の２つが有名で、占いなどで
活用されている感じですね。
私が好きで使っているマカロンタロットは
マルセイユ版とウエイト版の両方良いところを
採用して作っていると著者は言っていました。
今回ご紹介している「正義」のカードは
ウエイト版では１１番目になり
１１番目の「力」のカードが８番目に
来ていたりもします。
しかし、これより説明する数字の概念から
すると、やはり８番目が正義のカードの方が
しっくりくるという感じです。
なぜなら、「８」が持つ数字の意味が
集中・圧縮・洞察などであるので
物事を深く多面的に見て洞察を得る意味の
正義のカードに近いからですね。
ちなみに占星術では８番目のハウスは
鍵付きの秘密の部屋と言われていて
クローズドな環境で、深く濃い活動をする場所
という意味があります。
占星術ホロスコープの８ハウス【鍵付きの秘密の部屋】＆月・太陽・土星
サインでいえば８番目は蠍座ですが
研究者のように特定テーマに集中して
洞察を深めていく意味があります。
占星術ホロスコープで蠍座♏️を読み解くと何がわかる？【♏️＝深く濃く追求する研究者の象徴】
絵柄から読み取れることは？
続いて、絵柄から読み取れることについて
タロットカードの種類によって絵柄は異なりますが
今回の正義はどうなっているでしょうか？
まず左手には天秤を持って、対立事項を
冷静に天秤にかけてみていることが
描かれています。
右手にはソードを持っているということで
物事を客観的に切り分けている状態で
ある意味、感情がなく沈着冷静で、好き嫌いが
ない状態とも言えます。
より高次の洞察や示唆が得られるためには
１つ前の戦車のカードをとことんやったからこそ
客観的な振り幅が出てきて、より人生哲学に
深みをもたらしているわけですね。
逆に、戦車のカードをしっかりやらないと
- 天秤にかけても差がわからない
- 浅い判断や知恵しか出てこない
と考えてられているのが面白く、つまり
戦車のカードでの突き抜け方次第である
というのがポイントになります。
あなたは、この正義のカードを見て
どんな印象がありましたでしょうか？
そこから想起された事柄を考えてみること
そのものが、このカードからの意味になると
私は考えています。
毎日の生活でどう活用する？
私は、「今日１日取り組むテーマは？」
などと考えながらタロットカード１枚を引く
やり方を継続して活用していますが
もし「正義のカード」が出たらどのように
考えると良いでしょうか？
例えば、上述したキーワードから
両方の選択肢を冷静に分析して
１つ高い視点から判断してみるタイミングが
来ているともいえるでしょう。
あるいは決断の時が来ている、とも考えられるし
感情を排して論理で判断せよ、という
メッセージにも取れます。
これまでの価値観の中で、対立していた視点から
物事を見るとどう見えるのか？ということを考え
腑に落としてから決めるという視点も大切です。
また、カードを引いた時に「正位置」もあれば
「逆位置」という反対向きで出現することも
あることでしょう。
逆位置の場合は、そのカードのキーワードを
「過剰」か「不足」ということで判断すると
扱いやすいと考えています。
なぜかというと、タロットの種類によっては
正位置・逆位置が存在しないものもあるため
そのカードのキーワードはブラさずに
スパイスのように付け加えるイメージですね。
正義のカードであれば、
- 反対意見に耳を傾けず偏った判断では？
- 決断せずに意思決定の先送りしてしまう
などの意味が読み取れるので
このあたり注意してみると良さそうです。
今日の一枚引き
【正義のカード正位置】
２回目の登場😌今日はコーチングセッションや台風来てますが人とリアルで会う日。双方の見解を聞きながら冷静に判断していく所が求められる１日になりそうですね、違う視点からのツッコミは気づきが得られることが多いのでその役割かなと#マカロンタロット pic.twitter.com/9r0tG08rey
— 片渕健二 (@katafuchi_kenji) September 8, 2023
正義のカードの理解を深めるために
カード１つ１つの意味を覚えていくよりは
大アルカナ２２枚のストーリー全体像をおさえ
カード１枚引などをやって、日常に落とし込んで
活用していくことが、結果的に理解が深まると
考えています。
具体的には、カードの種類にもよりますが
まずはカードのキーワードからの印象や
絵柄からの印象から、どう感じたか？
どうメッセージを受け取ったか？
カードそのものに善悪・優劣は存在しないので
偶然でたカードを起点に、自分の内面を探り
あなた自身が感じたことをアウトプットする。
このことが正義のカードの理解を深める
一番良い方法なので、ぜひ正義のカードを
見た時・知った時の第一印象をアウトプット
してみてください。
よろしければ、こちらよりメンバー登録いただき
アウトプットしてみた内容を教えていただけたら
タロットの活用法などについて、お伝えしますね。
ということで今回は、８番目の正義のカード
について、意味やメッセージをまとめてみました。
最近、マカロンタロットVer.4
という新しいバージョンも出たようです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
他の大アルカナに関する記事もありますので
よろしければ下記もご参照ください。
愚者（０番目）、魔術師（１番目）
女教皇（２番目）、女帝（３番目）
皇帝（４番目）、法王（５番目）
恋人（６番目）、戦車（７番目）
正義（８番目）、隠者（９番目）
運命の輪（１０番目）、力（１１番目）
吊るされた男（１２番目）、死神（１３番目）
節制（１４番目）、悪魔（１５番目）
塔（１６番目）、星（１７番目）
月（１８番目）、太陽（１９番目）
審判（２０番目）、世界（２１番目）
