今回は、自分のホロスコープを占星術で読み解いていったときに、8ハウスの意味についてまとめていこうと思います。
結論からいうと、8ハウスとは鍵付きの秘密の部屋のシンボルと言われています。
占星術では、ホロスコープを作成した後で
10天体それぞれが示すテーマが
どのような性質があって(目に見えないもの、12サイン)
どのような具体的な場面で(目に見えるもの、12ハウス)
どのような影響を及ぼしているのか(=アスペクト)
というストーリーで、星からのメッセージをリーディングしていくのですが、
(ホロスコープの例として、片渕のものを掲載しておきます↓)
片渕
という目に見えるシーンに相当するハウスも理解できると、ホロスコープから導き出せるメッセージも、より明確になります。
ということで今回は、具体的な事例とともに8ハウスについて、まとめてみましたので、ぜひご覧ください〜。
8ハウスの舞台とは
8ハウスの説明を進めていく時に、まず12星座を示すサインとハウスの違いを対比させてると、わかりやすいかなと考えています。
ハウスとサインの違いは?
まず両者の違いを端的にいうと
【サイン】
目に見えない、あなたの欲求や性格など
【ハウス】
目に見える、あなたの人生における具体的な舞台やシーン
こういった違いがあります。
春分点から始まり、公転(太陽の周りを1年かけて回る)、外から見えない心理的な側面がサインですね。
ハウスは、東の地平線から始まり、自転(地球が1日かけて1回転)、外からも見える具体的な場所やシーンになります。
8ハウスの舞台≒鍵付きの秘密の部屋
8ハウスは、共有のハウスと言われていて、他者から財産などを継承・引き継いでいくシンボルになります。
そうした事柄は公の場所というよりはむしろ、クローズドな鍵付きの秘密の部屋で行われることから
・クローズドな環境、鍵付きの秘密の部屋
・深い絆や関係性、結婚相手
・相続、銀行、融資、契約、従属
などが、8ハウスのシンボルとなります。
8ハウスとの対比という意味では、反対側にある2ハウス、こちらは「所有、継承、お金」とリーディングするのですが、
(自分が)所有しているもの(身体・五感)、ビジネスや仕事で自分が稼ぐお金
>> 占星術ホロスコープの2ハウスとは何か?【所有・継承・お金を稼ぐ】
(他者から)共有・引き継ぎがあったもの、血縁、遺産
こういった違いがありますし、反対側のハウスとセットで考えるとわかりやすいですね。
8ハウスに適したサイン=蠍座
8ハウスを考えるとき、蠍座を考えると理解しやすいのです。
その理由は、蠍座(水エレメント・固定サイン)は、特定の相手とくっつけて固定するところから、相手が持っていたものと一体化し、共有しあうことの象徴と言われているから。
>> 占星術ホロスコープで蠍座♏️を読み解くと何がわかる?【♏️=深く濃く追求する研究者の象徴】
これを、人生の目に見える具体的な舞台として考えると、8ハウスの舞台が似ているのではないでしょうか。
8ハウスのケーススタディ【月・太陽・土星】
続いて、8ハウスに関して、
【1】片渕のホロスコープ
【2】月→太陽→土星の人生ストーリー
の2つをケーススタディとして見ていくことで、8ハウスの理解を深めてもらえたらと思います。
【1】片渕のホロスコープの8ハウス
まずは片渕のホロスコープで、8ハウスまわりをリーディングしてみたいと思いますが
8ハウスに金星・火星・冥王星がいる
となります。
金星は、美的センス・感性などのシンボルで、16-25歳の年齢域でもあります。
火星は、活力やエネルギー・やる気スイッチなどのシンボルで、36-45歳の年齢域。
冥王星は、死と再生・限界突破などのシンボルで、年齢域は死後の世界です。
>> 占星術ホロスコープで金星を読み解くと何がわかる?【金星=美や感性の象徴】
>> 占星術ホロスコープで火星を読み解くと何がわかる?【火星=活力・エネルギーの象徴】
>> 占星術ホロスコープで冥王星を読み解くと何がわかる?【冥王星=死と再生・限界突破の象徴】
そんなところから、
クローズドコミュニティの場に、美的センスや活力あふれる人、極端に強烈な個性を持った人を引き寄せる
というがリーディングできると思います。
さらに、サインまで加味すると
・金星と火星が乙女座(地エレメント・柔軟サイン)で、秘書のように周囲をサポートしたり実務をバリバリやっていくシンボル
・冥王星が天秤座(風エレメント・活動サイン)で、他者を限界突破まで徹底的にプロデュースしていくシンボル
というメッセージが読み解けます。
>> 占星術ホロスコープで乙女座♍️を読み解くと何がわかる?【♍️=実務家・秘書の象徴】
>> 占星術ホロスコープで天秤座♎️を読み解くと何がわかる?【♎️=プロデューサーの象徴】
すなわち、
エネルギッシュかつ感性を活かして、クローズドメンバーを秘書のようにとことんまでサポートし、相手の人生を魅力的に輝かせていく
そんな活動をするために生まれてきた、ということでしょうか。
10天体・12ハウスある中で、8ハウスに3天体が集まっているということもあり、自分の中では重要なハウスということになりますね。
私の8ハウスからは、以上のようなことがリーディングできました。
【2】月・太陽・土星が8ハウスの場合は?
続いて、人生ストーリーにおいて重要となってくる3つの天体である
月(誕生)
↓
太陽(人生目的)
↓
土星(人生の落とし所)
が8ハウスにいたらどうリーディングするか?についてです。
10天体にそれぞれ意味があり、10のテーマを役割分担はしているようなものですが、人の一生という意味では、
誕生して(月)
↓
人生目的を果たすために社会活動をして(太陽)
↓
最終的にどこに終着点が来るのか(土星)
がより重要となるので、この3天体が8ハウスの舞台にいるケースについて、見ていきたいと思います。
月星座が8ハウス
月はその人の個性や素の自分を表しているため、特定の誰かと深く関わったり、結婚相手と一緒にいることでリラックスできるという感じかもしれません。
月はリラックスできるポイントという意味もありますし。
0-7歳の年齢域でもあるので、子供時代は誰かと深い一体感がある状況だと、心が落ち着くような感じだったかも。
>> 占星術ホロスコープで月を読み解くと何がわかる?【月=素の自分の象徴と言われる理由】
太陽星座が8ハウス
太陽は人生目的のシンボルでもあるため、努力して輝かせるものという話になります。
わかりやすいのが社会人デビューした時の仕事として考えると
・親が創業者であり、2代目として引き継ぐ
・金融関係や、深く濃い人間関係を構築してやっていく
・死後の世界、人間の心の深い部分を扱うカウンセラーなど
というキーワードが考えられますね。
太陽のシンボルである自分の人生コンセプト・目的、太陽の年齢域(26-35歳)を中心に活動していくということから、サイン(星座)のテーマを加味すると、より適した社会活動がリーディングできそうです。
>> 占星術ホロスコープで太陽を読み解くと何がわかる?【太陽=人生目標・目的の象徴】
土星星座が8ハウス
常識や規律というものが土星のシンボルなので、責任感・権威性を持った人の集まりの中で、金融組織を作ったり、先代から何かを受け継いでいく活動をやっていそうです。
土星は人生の落とし所・年齢域も60歳ごろということから、昔は深い人間関係や結婚などが苦手だったかもしれません。
だけど、それはその人の人生の中で高いハードルとして設定された星の元に生まれていると考えられており、深く濃い人間関係を構築したり、仕事の世界などをテーマに秘密裏な活動をしている人生ストーリーもありえますね。
>> 占星術ホロスコープで土星を読み解くと何がわかる?【土星=常識・人生の落とし所の象徴】
8ハウスをより深くリーディングするために
ということで今回は、占星術的にホロスコープを見た時の、8ハウスを読み解いてみました。
いかがでしたでしょうか?
自分のホロスコープを作ってリーディングしてみたい!という方は、以下のサイトにアクセスし
・出生時間(できれば母子手帳などを確認して正確なものであればなお良い)
・出生場所(都道府県や市町村、できれば生まれた時の産院の住所がわかれば最高)
を入れると無料で簡単に作れますので、やってみてください。
片渕にリーディングしてもらいたい!というオーダーがあれば、SNSなどつかがっている方は直接ご連絡してもらってもokですし、こちらのご提供中のメニューからお気軽にご連絡ください。
また、占星術もうちょっと深く勉強してみたくなった!という方は、以下の本などが良いかなと思っていますので、ご覧ください〜。
最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。
お隣の9ハウスについても知りたい!という方は、下記からご覧ください。
>> 占星術ホロスコープの9ハウスとは何か?【抽象的な内容を書いたり話したり教えたりする】
そして、今回のようなブログ記事をまた読んでみたい!という方は、オンラインサロンメンバー登録(無料)していただけると嬉しいです。