今回はタロットカードの中で、
「審判」のカードについての解説です。
タロットカードは全78枚で構成されており
まず大アルカナ22枚・小アルカナ56枚と
分類されます。
審判のカードは「大アルカナ」の
20番目。
このカードの意味・メッセージの解説
そして、タロットカードを毎日の生活に
活用する方法についてもまとめていきます。
ちなみにタロットカードには様々な絵柄の
カードがあります。
私は下記の「マカロンタロット」の絵柄が
好きなので、こちらを使っていますが
タロットに興味がある方は、まず色々な
カードを手に取ってみたりするといいですね。
最近、マカロンタロットVer.4
という新しいバージョンも出たようです。
20番目:審判のカードのキーワード
今回解説する「審判のカード」は
大アルカナ22枚のうちの20番目。
大アルカナ22枚は、22種類のカードが
バラバラに存在しているのではなく
22種類が連続としてつながる世界観があり
0番目のカード「愚者」が旅をしていると
考えてもらえると良いですね。
愚者(0番目)のカードについて数字・絵柄からの意味やメッセージを解説します。
1つ前の太陽(19番目)のカードでは
反対の価値観と協力したり両立することを
示していましたが、審判のカードは
過去と未来を調整して、自分の意思で
自分の運命をデザインしていくことを
意味しています。
どうしてそのような意味になるかというと
19の「太陽」では、異なる価値観の両立を
テーマにしていましたが、「審判」では
過去→未来という時間の流れの因果律ではなく
過去も変えられるし未来も選べる視点から
自分の強い意思の力で、現実・運命を
デザインすることを意味しています。
そこから具体的なキーワードとしては
- 願望実現、奇跡が起きる、夢が叶う
- 今・ここに縛られない強い意思の力
- 自分の意思で運命をデザインする
- 時間の流れや環境の縛りを凌駕する
- 死者がよみがえる、復活する
という意味があるのですが、まずこのような
キーワードを見て、どのように感じましたか?
直感的に、
- 得意、好き
- 苦手、嫌い
- 自分らしい、なじみが無い
などの感想を持ったかもしれませんね。
人によってこのキーワードに対する感じ方は
様々だと思いますが、タロットカードは
自分自身がこの世界をどのように見ているのか?
カードを見て直感的に感じたことは
自分の内面をうつし出してくれる鏡の役割
を果たしています。
今回のカード「審判」では、自分の意思の力で
過去も変えられるし、どうすることもできないと
考えていた環境も乗り越えることができるので
願望実現、となるわけです。
「過去がこうだったから・・」
「今の環境がこうだから・・」
ではなくて、自分の意思の強さで
そうしたものを乗り越えていくことで
過去も未来も変わるという、時間を超えた
世界の話になっているのです。
実は、普段は意識していない事柄について
このカードを起点に、自分の中を探索してみる
きっかけになるのがタロットカードの醍醐味
ではないか?と私的には考えています。
数の原理から読み取れることは?
ここまで、審判のカードについて
キーワードをご説明してきましたが
そもそも、こうしたタロットカードが
いつごろ発祥したのでしょうか?
占星術のように古代が起源という説もあれば
中世ヨーロッパという説もあるなど様々で
よくわかっていないのが実情だそうです。
ただ現在では、16世紀ごろにフランスの
マルセイユで作られた「マルセイユ版」と
1910年にウエイト博士という人が
タロットに独自の解釈とシンボルを書き加えた
「ウエイト版」の2つが有名で、現代では
占いなどで活用されている感じですね。
私が好きで使っているマカロンタロットは
マルセイユ版とウエイト版の両方良いところを
採用して作っていると著者は言っていました。
さて今回ご紹介している「審判」のカードは
20番目ということで、数の原理としては
2+0=2となります。
2の原理というと、タロットカードでは
3種類あります。
まず、2番目のカード(女教皇)が意味する
「過去から受け継いだ資質・才能・DNA」
というものですね。
続いて、11番目のカード(力)が意味する
「常識をくつがえす、過去を否定して未来志向」
というものです。
3つ目が今回の20「審判」ですが
2の「女教皇」が過去、11の「力」で未来で
過去から未来へ時間が流れる因果律でもない。
過去は古くて、未来は新しくて進化している
ということでもない。
私たちが生活する普通の時間の流れを超越して
過去も未来もどちらも調整することが
「審判」のカードのテーマになっています。
その調整を行うために、意思の力が重要で
その結果として、願望実現や夢が叶う
というキーワードがうまれています。
どのカードが優れている・劣っている
という話ではなく、「太陽」という両立を
経験した後のカードで、私たちの日常では
考えられない奇跡がおきるということを
示しています。
絵柄から読み取れることは?
続いて、絵柄から読み取れることについて
タロットカードの種類によって絵柄は異なりますが
審判のカードはどうなっているでしょうか?
まず天使がラッパを吹いている様子、そして
海に漂う棺桶から死者がよみがえっている
様子が描かれています。
死者が復活するというのは、異なる時代の人を
現代によみがえらせることになるので
時間の流れが過去→未来に流れるものを
超越した世界の話になります。
よみがえるなんて、普通ではあり得ない話
ですが、それが現実になっていることからも
「願望実現、奇跡」のような意味が
「審判」のカードにあるわけですね。
なので、キーワードはラッパになるわけですが
じゃあどうしたら、そんな人智を超えた
力強いラッパが吹けるか?ということですが
これまでのタロットカードの旅を
どれだけしっかりやってきたか?
これによって、ラッパの音色が決まり
奇跡がおきるよ、ということなのです。
なので、占いのように、このカードが出たら
奇跡が起きるよ・夢が叶うよというよりは
これまでの人生経験の旅から
自分の意思を発揮して運命をデザインしよう
というメッセージになります。
あなたは、この審判のカードを見て
どんな印象がありますか?
そこから想起された事柄を考えてみること
そのものが、このカードから意味になると
私は考えています。
毎日の生活でどう活用する?
私は、「今日1日取り組むテーマは?」
などと考えながらタロットカード1枚を引く
やり方を継続して活用していますが
もし「審判のカード」が出たら
どのように考えると良いでしょうか?
例えば、上述したキーワードのように
- 過ぎ去った過去や、これからの未来に
奇跡を起こすために、どう自分の人生や
運命をデザインするか? - 過去の出来事の解釈を変え、選び取りたい
未来は何か?つかみ取りたい意思はあるか?
を考えてみるタイミングともいえるでしょう。
例え応援してくれる人がいなくても
ブログを書いてみる、セミナーをやる
レストランやカフェをオープンする
自分が望む未来をやってみる。
色々あるとは思いますが、過去がこうだったから
今の自分にはどうせ無理、未来を諦めるではなく
環境・時間の因果律・制約などを突破して
ラッパを吹き続け、死者がよみがえるほどの力で
自分の運命をデザインする。
私は上記のようなことを考えて行動する
1日にしていくと良いのかなと思います。
今日の一枚引き
【審判、正位置】
3回目の登場、今日は比較的時間余裕あるので、これからのビジネスはもちろん自身のレベルアップのための構想に時間を使う予定。これまで価値感を見直し、ラッパをふく力を上げるためにも何に注力すべきか?と考え実行したいところです😌#マカロンタロット pic.twitter.com/5IsNVKVTsd
— 片渕健二 (@katafuchi_kenji) April 12, 2023
また、カードを引いた時に「正位置」もあれば
「逆位置」という反対向きで出現することも
あることでしょう。
逆位置の場合は、そのカードのキーワードを
「過剰」か「不足」ということで判断すると
扱いやすいと考えています。
なぜかというと、タロットの種類によっては
正位置・逆位置が存在しないものもあるため
そのカードのキーワードはブラさずに
スパイスのように付け加えるイメージですね。
とすると
- 意思の力が弱く迷いが出ている
- 他責思考があり、誰かのせいにしている
などの意味が読み取れるので
このあたり注意してみると良さそうです。
審判のカードの理解を深めるために
カード1つ1つの意味を覚えていくよりは
大アルカナ22枚のストーリー全体像をおさえ
カード1枚引などをやって、日常に落とし込んで
活用していくことが、結果的に理解が深まると
考えています。
具体的には、カードの種類にもよりますが
まずはカードのキーワードからの印象や
絵柄からの印象から、どう感じたか?
どうメッセージを受け取ったか?
カードそのものに善悪・優劣は存在しないので
偶然でたカードを起点に、自分の内面を探り
あなた自身が感じたことをアウトプットする。
このことが審判のカードの理解を深める
一番良い方法なので、ぜひこのカードを
見た時・知った時の第一印象をアウトプット
してみてください。
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ということで今回は、20番目の審判のカード
について、意味やメッセージをまとめてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
最近、マカロンタロットVer.4
という新しいバージョンも出たようです。
他の大アルカナに関する記事もありますので
よろしければ下記もご参照ください。
愚者(0番目)、魔術師(1番目)
女教皇(2番目)、女帝(3番目)
皇帝(4番目)、法王(5番目)
恋人(6番目)、戦車(7番目)
正義(8番目)、隠者(9番目)
運命の輪(10番目)、力(11番目)
吊るされた男(12番目)、死神(13番目)
節制(14番目)、悪魔(15番目)
塔(16番目)、星(17番目)
月(18番目)、太陽(19番目)
審判(20番目)、世界(21番目)