今回はプログレスチャート(進行図)と言われる
自分が生まれてからの内面の変化を
リーディングする手法をご紹介していきます。
基本的にホロスコープは、
・自分の生年月日
・うまれた時間と場所(緯度・経度)
の情報から、過去も含めて唯一無二の
出生ホロスコープができあがり
それをリーディングしていくものです。
(ご参考までに私のホロスコープは下記)
しかし、生まれてから私たちというのは
様々な経験を経て、変化していきますよね。
プログレスチャート(進行図)とは
出生してからの自分自身の内面の変化を
星の動きからリーディングすることで
- 今日の時点、自分はどんな状態にいる?
体内時計の変化のように
星の動きをチェックしていく手法を通じて
今の自分の状態を知ることができるので
ご紹介していきますね。
プログレスチャート(進行図)にて内面の変化をチェック
これまで、生まれた時のホロスコープや
自分の外側からの影響、例えば2023年
という時代の流れ、風の時代からなどを
リーディングしてきました。
>> 占星術ホロスコープで2023年をリーディングしてみた|本格的な風の時代に向けた破壊&再生が起きる1年に
>> 地の時代から風の時代へ|占星術的に解読してみた【結論:大事なことはいつの時代も変わらない】
また、内面の変化の1つの事例として
誕生日から1年限定のソーラーリターン図
(太陽回帰図)もご紹介しました。
>> ソーラーリターン図(太陽回帰図)とは?誕生日から1年限定ホロスコープをリーディング
出生ホロスコープが一番大事なのは
変わりありません。
しかし、当然ながら出生した時の
ホロスコープから、私たちも天体たちも
時間の経過とともに変化(移動)しています。
プログレスチャート(進行図)とよばれる
出生ホロスコープから時間が経過した
ホロスコープをリーディングすることで
自分の内面の変化や今の状態を
みることができるので、実際に
私のホロスコープの例で以下ご説明します。
プログレスチャート(進行図)をリーディングしてみる
プログレスチャート(進行図)というものは
「1日1年法」という考え方から
作成されているホロスコープになります。
これは、天体たちの1日の動きは
1年の動きとリズムが似ている所から来ています。
例えば上記は、私の出生ホロスコープを内側に
2021年8月1日の私のプログレスチャート
を重ねた図になっています。
2021年8月1日というのは
私が生まれてから約43.1年後に相当するため
出生した日から43.1年後の内面の変化
≒出生した日から43.1日経過した
ホロスコープ(外側)と近似していると考え
ここからリーディングしていきます。
【1日1年法】
占星術がうまれたとされる約5000年前の
古代哲学の時代、ヘルメス・トリスメギストス
(”3倍偉大なヘルメス”という意味で
当時の人類三大叡智と言われていた
錬金術・占星術・神働術を扱った人)が
エメラルドタブレットに残した言葉に
As above, So below
(上なる如く、下もまた然り)
というものがありました。
上も下も無い、物事の境界線は
人間のマインドや見方によって作られるが
存在そのものには上も下もなく
ホリスティック(全体性)に成り立っている
という意味があります。
太陽が登って沈む1日のサイクル(自転)と
太陽の周りを1年かけてまわるサイクル(公転)
どちらも、ホリスティックにみると
フラクタルでつながっているという考え方から
1日1年法ができています。
プログレスチャートでは、約43.1年後の状態を
リーディングするために、43.1日後の
ホロスコープをリーディングすることになります。
そこで、人生目的・目標となる太陽と
個性やプライベートなど内面を示す月。
この2つに着目します。
>> 占星術ホロスコープで太陽を読み解くと何がわかる?【太陽=人生目標・目的の象徴】
>> 占星術ホロスコープで月を読み解くと何がわかる?【月=素の自分の象徴と言われる理由】
影響力という意味では、公転周期の遅い
トランスサタニアングループに着目すべきです。
しかし、これらの天体は動きが遅く
ほとんど変化しませんので
プログレスチャートでは太陽と月を
チェックします。
プログレス(進行)の太陽はどこにいるか?
私のプログレスチャート
2021年8月1日時点では
乙女座の9.38度の位置(青◯)にいますよね。
出生ホロスコープ(ネイタルチャート)では
蟹座28.17度(赤◯)にいましたが
そこから43.1年(日)が経過しているので
長い時間かけて獅子座を攻略し
約43.1度移動した乙女座9.38度に
到達している状態。
数え度数が乙女座の10度となるため
ここのサビアンシンボルをリーディングすると
Two heads looking out and beyond the shadows.
(影の向こうを覗く2つの頭)
という意味がありました。
影の中から、2つの頭(男性脳と女性脳
右脳と左脳、直感力と論理力など)を駆使して、
・影の、もともとの実体にあるものは何か?
・実態の、背景にあるものは何か?
・曖昧な物事を言葉に落とし込むとどうなる?
など知性を駆使して分析して
把握しようとしている状態ということですね。
すなわち私の体内時計の変化という意味では
知性(2つの脳)をフル回転しながら
曖昧・混沌とした状況を分析して
把握しようと準備・調整をしているフェーズ
ということが言えますよね。
>> 占星術ホロスコープで乙女座♍️を読み解くと何がわかる?【♍️=実務家・秘書の象徴】
プログレス(進行)の月はどんな状態か?
続いて、プログレス(進行)の月を見ていきます。
プログレスの月で着目すべきところは
人生の軸といわれるもの。
- IC(心の頂点・魂のルーツ)
- MC(社会の頂点、天職)
ICとMCを結ぶ直線になるのですが
自分自身はどちらに向かうサイクルに
いるのでしょうか?
1週が約28年というサイクルになりますが
プログレスの月ではここをチェックします。
私の場合は、MCを頂点とする方向に
上っているフェーズですね。
つまり社会活動や、天職を輝かせる方向に
自分の内面が動いているということですね。
もちろん人によっては
ICを頂点とする旅に出ている人もいるでしょう。
占星術師によっては、社会活動の頂点から
下降する方向になるので、運気が下がる
というメッセージを出す人もいるようですが
私はそう思いません。
自分の心や魂のルーツを探しに
自分の内面を深掘りしていくフェーズも
人生に置いて重要なフェーズと
私は考えているからです。
このように、プログレスの太陽と月から
現在どのような内面の状態・変化が
起きているフェーズなのか?
これらを見ていけるのは、とても面白いですよね。
約30年に1度のタイミングで訪れるプログレス(進行)の新月とは何か?
最後に、プログレスチャートは太陽と月に着目
するため、太陽と月が重なるタイミング
要するに新月でもあり、太陽と月の0度の関係が
約30年に1回訪れることになります。
このタイミングはプログレス(進行)の新月
と呼ばれており、自分の人生ステージにおける
次の30年を示すシンボルとなります。
ちょうど私の場合、たまたまなのですが
2021年の今年、10月14日に
乙女座9.50度にて、プログレスの太陽と月が
ぴったり重なります(上記の赤◯)
意味としては、数え度数が乙女座10度
ということで、先ほどのサビアンシンボル。
Two heads looking out and beyond the shadows.(影の向こうを覗く2つの頭)
影の中から、2つの頭(男性脳と女性脳
右脳と左脳、直感力と論理力など)を駆使して、
・影の、もともとの実体にあるものは何か?
・実態の、背景にあるものは何か?
・曖昧な物事を言葉に落とし込むとどうなるか?
など知性を駆使して分析して
把握しようとしている状態。
これが、ちょうど私の出生ホロスコープの金星
(青◯、乙女座の10.32度、8ハウス)に
影響がありそうですね。
知性(2つの脳)をフル回転しながら
曖昧・混沌とした状況を分析して把握することが
私のこれからの30年の金星
(美的センスや感性)がブラッシュアップ
されるかもしれません。
もちろんこの日にぴったり何かが起きる
というものではありません。
しかし、私の人生の内面の変化という意味で
今後の30年くらいのスパンで
大きなインパクトがありそうということで
鍵付きの秘密の部屋(8ハウス)にて
アップデートされた美的センスや感性を使って
今後も活動していきたいですね。
ということで、今回はプログレスチャート
(進行図)と言われる、自分が生まれてからの
内面の変化をリーディングする手法を
私のホロスコープを事例として
ご紹介してみました。
生まれてからの変化や今の状態を
星の動きから導き出せるというのも
また面白い方法ですよね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
プログレスチャートのように
自分のホロスコープを、自分のライフデザインに
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内容としては、以下のようなものなのですが
- 占星術をライフデザインに活用するとは?
- 自分自身の設計図であるホロスコープ
- 人生におけるテーマを示す10天体
- 目に見えない性質や欲求を示す12サイン
- 目に見える場面を示す12ハウス
- 天体同士の位置関係にをみるアスペクト
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