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占星術ホロスコープの12ハウスの意味や仕組みを解説します

今回は、自分のホロスコープを占星術で読み解いていったときに、ハウスの意味についてまとめていこうと思います。

ホロスコープとは、自分が生まれた瞬間の生年月日・時間・場所から導き出される星の配置図のこと。

よく見ると360度の円は、1〜12の部屋に区切られていますし、サインと違って30度ずつ均等にはなっていないですよね。
(片渕のホロスコープはこちら↓)

占星術では

10天体それぞれが示すテーマが
どのような性質があって(目に見えないもの、12サイン)
どのような具体的な場面で(目に見えるもの、12ハウス)
どのような影響を及ぼしているのか(=アスペクト)

というストーリーで、星からのメッセージをリーディングしていきます。

今回はハウスについてですが、ハウスとはあなたの人生の具体的な舞台やシーンを示しています。

サイン(星座)と同様にハウスも全部で12あるので、それぞれどんな意味があるのか?については、1ハウスごとに別途ブログ記事を書いてみたいとは思います。

占星術の視点でハウスを知ると、自分自身が生まれ持っていた星からのメッセージが、目に見える具体的などんな場面で発揮されるのか?

ここが理解できるようになるため、新しい発見や面白い気づきがあるんじゃないかなと思っていますので、ぜひぜひお読みください〜。

ハウスとサインの違いは?


ハウスの説明を進めていく時に、12星座を示すサインとの違いを対比させて行くとわかりやすいかなと考えています。

まず両者の違いを端的にいうと

サイン:
目に見えない、あなたの欲求や性格など

ハウス:
目に見える、あなたの人生における具体的な舞台やシーン

こういった違いがあります。

例を2つ出しながら、解説してみますね。

例えば健康をテーマにリーディングする場合

まず、健康をテーマにして、ホロスコープリーディングをすることを想定します。

片渕

健康管理のためにジムに通って、鍛えてきたい!

と考える、目に見えない性格・欲求に相当するのは、「健康管理」などの象徴となっている「乙女座」のサインです。

>> 占星術ホロスコープで乙女座♍️を読み解くと何がわかる?【♍️=実務家・秘書の象徴】

一方で

片渕

健康管理のために、活動する舞台(場所)はどこがいいかな?

と考える、目に見える具体的な舞台(場所)に相当するのは、「調節」などの象徴となっている「6ハウス」です。

>> 占星術ホロスコープの6ハウスとは何か?【社会生活に適応できるよう調節】

例えば占星術をテーマにリーディングする場合

続いて、占星術についてホロスコープリーディングしてみるケースですね。

片渕

占星術を、もっと探求したり研究していきたい!

と考える、目に見えない性格・欲求に相当するのは、「探究心・向学心」などの象徴となっている「射手座」サインです。

>> 占星術ホロスコープで射手座♐️を読み解くと何がわかる?【♐️=冒険家の象徴】

一方で

片渕

占星術の全体像を、オンラインスクール(具体的な場所)で教えたい!

と考える、目に見える具体的な舞台(場所)に相当するのは、「大学などの教育機関」など抽象度が高いものの象徴となっている「9ハウス」です。

>> 占星術ホロスコープの9ハウスとは何か?【抽象的な内容を書いたり話したり教えたりする】

もし、これが占星術で出てくる天体1つ1つの意味を具体的に伝えたい!ということであれば、具体的なことを書いたり話したり教えたりする、3ハウスが適しているということになりますね。

占星術ホロスコープの3ハウス【具体的な内容を書いたり話したり教えたりする】&月・太陽・土星

ハウスまでリーディングすることで実生活への影響がわかる


例えば私のホロスコープでは、太陽・蟹座ということで、自分の人生の目標・目的が、蟹座テーマにあるような母親的なシンボルであることはわかります。

>> 占星術ホロスコープで太陽を読み解くと何がわかる?【太陽=人生目標・目的の象徴】

>> 占星術ホロスコープで蟹座♋️を読み解くと何がわかる?【♋️=守り育てていく母親の象徴】

が、それが自分の人生の、目に見える具体的な舞台(場面)で発揮するのか?

ここについては、ハウスまでリーディングしなければわからないとなります。

誕生日が一緒でも、生まれた時間・場所によってハウスが異なります。

例えば、片渕と同じ生年月日・日時で、ほぼ地球の反対側(ウルグアイ共和国の首都モンテビデオ)で生まれた人のホロスコープは、次の通り。

太陽・蟹座、そして他の天体もほとんど同じ星座(サイン)にいると思うのですが、ハウスが異なりますよね?

性格・欲求(=サイン)は同じだけど、それを人生のどの舞台や場面(=ハウス)で発揮するのか?

そこが違いとなって現れてくる、ということですね。

逆にこれを利用して、自分のホロスコープを、自分が希望するハウスになるよう海外などへ長期滞在・引っ越しをする人もいて、こうした占星術のアプローチはリロケーション占星術と呼ばれています。

ホロスコープにある人生の2つの柱

12星座を示すサインですが、春分の日の牡羊座から1年が始まり、魚座で終わる1年の流れとなります。

・春分(牡羊座、東の地平線)
・夏至(蟹座、陽のピーク)
・秋分(天秤座、西の地平線)
・冬至(山羊座、陰のピーク)

という具合に、春夏秋冬の切り替え地点がありますよね。


春夏秋冬の始まりを示す、春分の日・夏至・秋分の日、冬至、この4つのポイントが大切になってきます。

>> 占星術ホロスコープの12星座(サイン)の意味や仕組みを解説します

一方で12ハウスの場合は、12サインの個人バージョンのようなもので

・12サイン=1年(地球が太陽の周りを回る=公転)
・12ハウス=1日(地球がぐるっと1回転=自転)

を意味しています。

ホロスコープは、自分が生まれた瞬間の日時・場所の、天体たちの位置関係を示しているので

・東(の地平線):アセンダント
→他人から見た自分のシンボル、仮面=私であれば山羊座

・南(空の最も高い地点):MC
→社会生活で目指す頂点のシンボル、名刺=私であれば蠍座
・西(の地平線):ディセンダント
→対人関係のシンボル=私であれば蟹座
・北(空の最も低い地点):IC
→リラックスできる心の拠り所のシンボル=私であれば牡牛座

この東西南北の4つのポイントが大切になります。


ホロスコープ上の、縦と横の軸(アングル)は、人生の2つの柱とも言われ、とても重要な意味を持っています。

よって、ハウス全体の理解を深める意味でも、この4点についてもう少しご説明しますね。

1ハウスの始まり=アセンダントとは?


まず1ハウスの始まりの線のところ、アセンダント(略称:Asc)と言います。

自分が生まれた瞬間に、東の地平線に見えていたものを指しています。

太陽が登ってくる場所ですね。

片渕

あなたは何座?

と聞かれると、占いの世界では、太陽がいる星座(サイン)のことを指していますが、昔は星座=アセンダントのことを指していました。

1ハウスは

個性、アイデンティティ

の象徴とも言われ、あなた自身を表すものなので、重要な情報がアセンダントにある、ということですね。

アセンダントのサインの仮面をつけて、この世の中に誕生してきた

と占星術の世界ではリーディングします。

>> 占星術ホロスコープの1ハウスとは何か?【個性・アイデンティティ】

片渕の場合はアセンダントが山羊座なので

実業家・ビジネスパーソンの仮面

をつけている、となります。

>> 占星術ホロスコープで山羊座♑️を読み解くと何がわかる?【♑️=努力家の象徴】

周囲の人から見たときの第一印象がアセンダント

仮面ということで、本人は無自覚なのですが、一生涯あらゆる場面で影響があるものと考えられています。

私の場合は、いわゆる普通の会社員のような第一印象、ってことですね。笑

また、アセンダント近くにある天体はライジングスターと呼ばれていて、仮面のアクセサリーとも言われています。

>> ライジングスターとは何か?占星術ホロスコープから読み取れるメッセージを解説します。

片渕の場合は、月が相当しますよね。

>> 占星術ホロスコープで月を読み解くと何がわかる?【月=素の自分の象徴と言われる理由】

このあたり、詳しくは1ハウスのブログ記事にて、まとめてみたいと思います。

>> 占星術ホロスコープの1ハウスとは何か?【個性・アイデンティティ】

10ハウスの始まり=MC(エムシー)とは?


10ハウスの始まりの線のところは、MC(Medium coeli メディム・コエリ)と呼ばれています。

MCはラテン語なのですが、日本語でいうと天頂。

英語にすると、top of the sky、となるので意味がわかりやすいですよね。

つまり、ホロスコープでいうと自分が生まれた日の、空の中で最も高い位置を示しています。

生まれた日の真昼・頂点の位置、ということからMCは社会活動の頂点のシンボルと言われています。

現代社会では、社会≒職業や仕事や名刺などのシンボル、というとわかりやすいですよね。

そんなことからも、10ハウスは

社会

の象徴と言われています。

>> 占星術ホロスコープの10ハウスとは何か?【社会活動・社会的ステイタス】

さらに、MCの近くにいる天体、カルミネート天体と言って、適職などをリーディングするときに重視されています。

私の場合は、天王星があるので

・発明家
・哲学や宇宙などを追求していく研究者
・占星術師

などが適職なのかもしれません。

>> 占星術ホロスコープで天王星を読み解くと何がわかる?【天王星=革命的・理想の未来の象徴】

7ハウスの始まり=ディセンダントとは?


7ハウスの始まりの線のところ、ディセンダント(略称:Dsc)と言います。

自分が生まれた瞬間に、西の地平線に見えていたものを指しています。

太陽が沈む場所ですね。

1ハウス始まりのアセンダントと対比して、7ハウス始まりのディセンダントは

他者、パートナー、協力者、ライバル

といった人たちを意味しています。

>> 占星術ホロスコープの7ハウスとは何か?【他者・パートナー・引き寄せやすい相手】

そんなところからも7ハウスは

他者

の象徴とも言われ、広義の意味で、あなたの人生のパートナーを表すものですね。

結婚のハウスとリーディングする占星術師もいますが、

・他者が7ハウス
・出会った人の中で特に親密になるのが8ハウス

と分けた方が、よりしっくりくる感じはします。

そして私の場合、7ハウスに3つの天体がいます。

7ハウスに天体が集まっているということであれば、他者に意識がいっている、対人関係を重視しているということもできます。

4ハウスの始まり=IC(アイシー)とは?


4ハウスの始まりの線のところは、IC(Imum coeli イムム・コエリ)と呼ばれています。

ICはラテン語なのですが、日本語でいうと天の底。

英語にすると、bottom of the sky、となるので意味がわかりやすいですよね。

つまり、ホロスコープでいうと自分が生まれた日の、空の中で最も低い位置を示しています。

4ハウスは

家、自分の居場所・基盤

の象徴と言われています。

>> 占星術ホロスコープの4ハウスとは何か?【家・家族・ファミリー意識・心のよりどころ】

MC:
目に見えやすい集団・社会的な頂点

IC:
目には見えない個人・心理的な頂点

と対比してみるとわかりやすいですね。

自分が安心できる場所、リラックスできる心の拠り所のシンボルとも言われています。

もし4ハウスに天体が集っているのであれば、家・家族・共同体に意識が集まっており、重視しているともいえますね。

4象限それぞれの偏りからリーディングする

以上4つのポイント(アセンダント、MC、ディセンダント、IC)を見てきましたが、ざっくりこの4象限のどこに天体が集まっているか?

これでその人が、どこに意識が向かっていて重要度が高いのか?をみることもできます。

・アセンダント:自分
・MC:社会
・ディセンダント:他者
・IC:内面

とも言えますよね。

私の場合であれば、「社会」×「他者」の右上のところに多くの天体が集まっています。

目に見える社会活動の中で、他者にフォーカスしたことを扱うといい。

自分自身のエネルギーがそこに向かっている、そういう星の元に生まれている、ということですね。

ハウスをより深く理解するために


ということで今回は、占星術的にホロスコープを見た時の、「ハウス」を解説してみました。

いかがでしたでしょうか?

自分のホロスコープを作ってリーディングしてみたい!という方は、以下のサイトにアクセスし

ホロスコープが無料で作成できるサイト

・自分の生年月日
・出生時間(できれば母子手帳などを確認して正確なものであればなお良い)
・出生場所(都道府県や市町村、できれば生まれた時の産院の住所がわかれば最高)

を入れると無料で簡単に作れますので、やってみてください。

片渕にリーディングしてもらいたい!というオーダーがあれば、SNSなどつかがっている方は直接ご連絡してもらってもokですし、こちらのご提供中のメニューからお気軽にご連絡ください。

また、占星術もうちょっと深く勉強してみたくなった!という方は、以下の本などが良いかなと思っていますので、ご覧ください〜。

最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。

ハウスのスタートとなる1ハウスについても知りたい!という方は、下記からご覧ください。

>> 占星術ホロスコープの1ハウスとは何か?【個性・アイデンティティ】

そして、今回のようなブログ記事をまた読んでみたい!という方は、オンラインサロンメンバー登録(無料)していただけると嬉しいです。

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