今回は、自分のホロスコープを占星術で読み解いていったときに、12ハウスの意味についてまとめていこうと思います。
結論からいうと、12ハウスとは仮想空間や聖域のシンボルと言われています。
占星術では、ホロスコープを作成した後で
10天体それぞれが示すテーマが
どのような性質があって(目に見えないもの、12サイン)
どのような具体的な場面で(目に見えるもの、12ハウス)
どのような影響を及ぼしているのか(=アスペクト)
というストーリーで、星からのメッセージをリーディングしていくのですが、
(ホロスコープの例として、片渕のものを掲載しておきます↓)
片渕
という目に見えるシーンに相当するハウスも理解できると、ホロスコープから導き出せるメッセージも、より明確になります。
ということで今回は、具体的な事例とともに12ハウスについて、まとめてみましたので、ぜひご覧ください〜。
12ハウスの舞台とは
12ハウスの説明を進めていく時に、まず12星座を示すサインとハウスの違いを対比させてると、わかりやすいかなと考えています。
ハウスとサインの違いは?
まず両者の違いを端的にいうと
【サイン】
目に見えない、あなたの欲求や性格など
【ハウス】
目に見える、あなたの人生における具体的な舞台やシーン
こういった違いがあります。
春分点から始まり、公転(太陽の周りを1年かけて回る)、外から見えない心理的な側面がサインですね。
ハウスは、東の地平線から始まり、自転(地球が1日かけて1回転)、外からも見える具体的な場所やシーンになります。
12ハウスの舞台≒仮想空間・聖域
12ハウスは、仮想空間や聖域のハウスと言われていて、目では確認しづらいものというシンボルになります。
そうしたところから
- 夢、ファンタジー、芸術
- スピリチュアル、精神世界、神秘、神話、見えない世界
- 聖職、公職、福祉、セラピー、癒し
- インターネットメディア、VR/ARなどの仮想空間
などが、12ハウスのシンボルに。
「私」が消えて公職につくことだったり、「個」がなくなり仮想空間や目に見えない世界という舞台を示しています。
また、12ハウスとの対比という意味で反対側にある6ハウス、こちらは「調節」とリーディングするのですが、
【6ハウス】
・目に見える世界での、具体的な調節や準備
・仕事としての奉仕・貢献活動
>> 占星術ホロスコープの6ハウスとは何か?【社会生活に適応できるよう準備・調節】
・目に見えない世界・仮想空間での、心理的なヒーリング
・公共的な福祉・奉仕活動
こういった違いがありますし、反対側のハウスとセットで考えるとわかりやすいですね。
12ハウスに適したサイン=魚座
12ハウスを考えるとき、魚座を考えると理解しやすいのです。
その理由は、魚座(水エレメント・柔軟サイン)は、聖なるもの・俗なるもの、善人・悪人、境界性をすべて曖昧にして水のように何でもくっつけて集める公共福祉のシンボルと言われているから。
>> 占星術ホロスコープで魚座♓️を読み解くと何がわかる?【♓️=福祉・奉仕精神の象徴】
これを、人生の目に見える具体的な舞台として考えると、12ハウスの舞台が似ているのではないでしょうか。
境界線が曖昧になるということから、詐欺師やお酒が関わる場面というのも12ハウスでリーディングしたりします。
12ハウスのケーススタディ【月・太陽・土星】
続いて、12ハウスに関して、
【1】片渕のホロスコープ
【2】月→太陽→土星の人生ストーリー
の2つをケーススタディとして見ていくことで、12ハウスの理解を深めてもらえたらと思います。
【1】片渕のホロスコープの12ハウス
まずは片渕のホロスコープで、12ハウスまわりをリーディングしてみたいと思いますが
・12ハウスに天体がいない
・12ハウスのカスプ(=11と12ハウスの境界線、12ハウスの始まり)は山羊座
この2点が特徴として挙げられるでしょう。
12ハウスに天体がいない場合はどう読むか?
この場合は、12ハウスのカスプをリーディングすると良いと言われていますので、私の場合は山羊座ですね。
山羊座は、地エレメント&活動サインということで、社会の中で地に足をつけて、会社などで具体的に努力していくことの象徴と言われています。
>> 占星術ホロスコープで山羊座♑️を読み解くと何がわかる?【♑️=努力家の象徴】
社会活動の中で、いわゆる仕事として努力していくシンボルになるので
・目に見えない世界の領域
・インターネットメディアなどを使ったもの
・公職や聖職者
こういったことを仕事とするのが、自分には適しているということですね。
現在は、ネットメディアを使った仕事はしていますが、将来的には目に見えない世界などを扱うようになるのでしょうか?
現時点での自分では、あまりピンと来ていませんが、今後どんなことを仕事にするのか楽しみです。
何のために、目に見えない世界・ネットメディアで活動をするのか?
そして何のために?という理由にあたる事柄も、ホロスコープからリーディングすることができます。
仮想空間や聖域という舞台は、私にとっては最終的にはどういう意味になるのか・・・?
これを知るために、12ハウス(のカスプ)が山羊座でしたので、この山羊座にエネルギーを与えている天体(=土星)に注目をします。
土星が滞在しているハウス、すなわち7ハウスにエネルギーが流れていくということなります。
7ハウスとは一言でいうと
というシンボル。
>> 占星術ホロスコープの7ハウスとは何か?【他者・パートナー・引き寄せやすい相手】
他者との出会い、良い縁をつないでいくために、仮想空間や聖域での舞台がある、ということですね。
逆にいうと他者との交流が少ないと、自己表現活動したエネルギーも滞ってしまうことになるので、他者と渡り歩く活動や、他者貢献につながることは、積極的にやっていけたらと思います。
私の12ハウスからは、以上のようなことがリーディングできました。
【2】月・太陽・土星が12ハウスの場合は?
続いて、人生ストーリーにおいて重要となってくる3つの天体である
月(誕生)
↓
太陽(人生目的)
↓
土星(人生の落とし所)
が12ハウスにいたらどうリーディングするか?についてです。
10天体それぞれに意味があり、自分の中にある10テーマを役割分担はしているようなものの、人の一生という意味では、
誕生して(月)
↓
人生目的を果たすために社会活動をして(太陽)
↓
最終的にどこに終着点が来るのか(土星)
がより重要となるので、この3天体が12ハウスの舞台にいるケースについて、見ていきたいと思います。
月星座が12ハウス
月はその人の個性や素の自分を表しているため、プライベートなところを神秘的なものにしておく、インターネットを見ていると落ち着く、神社まわりするとリラックスるという感じかもしれません。
月はリラックスできるポイントという意味もありますし。
0-7歳の年齢域でもあるので、子供時代は夢やファンタジーの世界や、神社で遊ぶのが好きだったかもしれませんよね。
>> 占星術ホロスコープで月を読み解くと何がわかる?【月=素の自分の象徴と言われる理由】
太陽星座が12ハウス
太陽は人生目的のシンボルでもあるため、努力して輝かせるものという話になります。
よって、
・目に見えない世界で活動やセラピスト
・芸術家、アーティスト
・公務員や聖職者
こうした内容で、サイン(星座)のテーマで社会活動しているイメージですね。
太陽のシンボルである自分の人生コンセプト・目的、太陽の年齢域(26-35歳)を中心に活動していくということから、公の自分としてしっかりやる仕事テーマとしてリーディングできそうです。
>> 占星術ホロスコープで太陽を読み解くと何がわかる?【太陽=人生目標・目的の象徴】
土星星座が12ハウス
常識や規律というものが土星のシンボルなので、社会常識やルールを守り、公共の利益になるような奉仕活動をするイメージがありますよね。
土星は人生の落とし所・年齢域も60歳ごろということから、昔はそうした公共的な活動やスピリチュアル的なことは苦手だったかもしれません。
だけど、それはその人の人生の中で高いハードルとして設定された星の元に生まれていると考えられており、12ハウスのサイン(星座)のテーマで、定年退職後くらいのタイミングで精力的に活動する人生ストーリーもありえますね。
>> 占星術ホロスコープで土星を読み解くと何がわかる?【土星=常識・人生の落とし所の象徴】
12ハウスをより深くリーディングするために
ということで今回は、占星術的にホロスコープを見た時の、12ハウスを読み解いてみました。
いかがでしたでしょうか?
自分のホロスコープを作ってリーディングしてみたい!という方は、以下のサイトにアクセスし
・出生時間(できれば母子手帳などを確認して正確なものであればなお良い)
・出生場所(都道府県や市町村、できれば生まれた時の産院の住所がわかれば最高)
を入れると無料で簡単に作れますので、やってみてください。
また、最後になりますが
占星術を自分のライフデザインに
活かしていくことをテーマにした
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アジェンダとしては以下の通りですが
- 占星術をライフデザインに活用するとは?
- 自分自身の設計図であるホロスコープ
- 人生におけるテーマを示す10天体
- 目に見えない性質や欲求を示す12サイン
- 目に見える場面を示す12ハウス
- 天体同士の位置関係にをみるアスペクト
- ケーススタディ:実際にリーディングしよう
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