今回は、自分のホロスコープを占星術で読み解いていったときに、7ハウスの意味についてまとめていこうと思います。
結論からいうと、7ハウスとは他者のシンボルと言われています。
占星術では、ホロスコープを作成した後で
10天体それぞれが示すテーマが
どのような性質があって(目に見えないもの、12サイン)
どのような具体的な場面で(目に見えるもの、12ハウス)
どのような影響を及ぼしているのか(=アスペクト)
というストーリーで、星からのメッセージをリーディングしていくのですが、
(ホロスコープの例として、片渕のものを掲載しておきます↓)
片渕
という目に見えるシーンに相当するハウスも理解できると、ホロスコープから導き出せるメッセージも、より明確になります。
ということで今回は、具体的な事例とともに7ハウスについて、まとめてみましたので、ぜひご覧ください〜。
7ハウスの舞台とは
7ハウスの説明を進めていく時に、まず12星座を示すサインとハウスの違いを対比させてると、わかりやすいかなと考えています。
ハウスとサインの違いは?
まず両者の違いを端的にいうと
【サイン】
目に見えない、あなたの欲求や性格など
【ハウス】
目に見える、あなたの人生における具体的な舞台やシーン
こういった違いがあります。
春分点から始まり、公転(太陽の周りを1年かけて回る)、外から見えない心理的な側面がサインですね。
ハウスは、東の地平線から始まり、自転(地球が1日かけて1回転)、外からも見える具体的な場所やシーンになります。
7ハウスの舞台≒他者・相手
7ハウスは、他者や相手のハウスと言われていて、様々な人が行き交う応接間だったり、交流が生まれる場所のシンボルになります。
また1ハウスのスタートライン(1・2ハウスの境界線、1ハウスのカスプ)であるアセンダントの反対側、7ハウスのスタートライン(6・7ハウスの境界線、7ハウスのカスプ)はディセンダントと言われています。
方角は西で、太陽が沈む場所に相当します。
アセンダント(自分が生まれ持った個性、仮面)で個性を発揮すると、ディセンダントの相手を引き寄せやすいと言われ
・他者、相手、対人関係、出会い
・協力者、ライバル、パートナー(結婚相手、ビジネスパートナーなど)
・自分が引き寄せやすい相手
などが、7ハウスのシンボルとなります。
7ハウスとの対比という意味では、反対側にある1ハウス、こちらは「個性、アイデンティティ」とリーディングするのですが、
・1ハウスのスタートライン:アセンダント(仮面)
・自分、私、個性、アイデンティティ
>> 占星術ホロスコープの1ハウスとは何か?【個性・アイデンティティ】
・7ハウスのスタートライン:ディセンダント(引き寄せやすい相手)
・他者、相手
こういった違いがありますし、反対側のハウスとセットで考えるとわかりやすいですね。
7ハウスに適したサイン=天秤座
7ハウスを考えるとき、天秤座を考えると理解しやすいのです。
その理由は、天秤座(風エレメント・活動サイン)は、風通しよく他者と渡り歩いて相手の人生が輝くよう魅力的にプロデュースしていくことの象徴と言われているから。
>> 占星術ホロスコープで天秤座♎️を読み解くと何がわかる?【♎️=プロデューサーの象徴】
これを、人生の目に見える具体的な舞台として考えると、7ハウスの舞台が似ているのではないでしょうか。
7ハウスのケーススタディ【月・太陽・土星】
続いて、7ハウスに関して、
【1】片渕のホロスコープ
【2】月→太陽→土星の人生ストーリー
の2つをケーススタディとして見ていくことで、7ハウスの理解を深めてもらえたらと思います。
【1】片渕のホロスコープの7ハウス
まずは片渕のホロスコープで、7ハウスまわりをリーディングしてみたいと思いますが
7ハウスに太陽・水星・土星がいる
(金星は7・8ハウスの境界線の5度手前にいるので、8ハウスでリーディング)
となります。
太陽は、人生目標・目的などのシンボルで、26-35歳の年齢域でもあります。
水星は、知性やコミュニケーションなどのシンボルで、8-15歳の年齢域。
土星は、常識や人生の落とし所などのシンボルで、56-70歳の年齢域です。
>> 占星術ホロスコープで太陽を読み解くと何がわかる?【太陽=人生目標・目的の象徴】
>> 占星術ホロスコープで水星を読み解くと何がわかる?【水星=知性やコミュニケーションの象徴】
>> 占星術ホロスコープで土星を読み解くと何がわかる?【土星=常識・人生の落とし所の象徴】
そんなところから、
・常識的なきっちりしたコミュニケーション能力で、対人関係をこなしていくことが人生目的
というがリーディングできると思います。
さらに、サインやアスペクトまで加味すると
・太陽星座が蟹座(水エレメント・活動サイン)で、守り育てていくシンボル
・水星星座と土星星座が0度の関係(コンジャクション)、獅子座(火エレメント・固定サイン)で、演出的に自己表現していくシンボル
というメッセージに。
>> 占星術ホロスコープで蟹座♋️を読み解くと何がわかる?【♋️=守り育てていく母親の象徴】
>> 占星術ホロスコープで獅子座♌️を読み解くと何がわかる?【♌️=個性を見せる演出家の象徴】
すなわち、
・常識的なコミュニケーション能力を使って、他者を魅力的に表現していく
・相手を守り育てるような事柄が、人生目的
そんな星の元に生まれてきた、ということでしょうか。
10天体・12ハウスある中で、7ハウスに3天体が集まっているということもあり、自分の中では重要なハウスということになりますね。
私の7ハウスからは、以上のようなことがリーディングできました。
【2】月・太陽・土星が7ハウスの場合は?
続いて、人生ストーリーにおいて重要となってくる3つの天体である
月(誕生)
↓
太陽(人生目的)
↓
土星(人生の落とし所)
が7ハウスにいたらどうリーディングするか?についてです。
10天体それぞれに意味があり、10テーマに関して役割分担があるようなものですが、人の一生という意味では、
誕生して(月)
↓
人生目的を果たすために社会活動をして(太陽)
↓
最終的にどこに終着点が来るのか(土星)
がより重要となるので、この3天体が7ハウスの舞台にいるケースについて、見ていきたいと思います。
月星座が7ハウス
月はその人の個性や素の自分を表しているため、誰かとおしゃべりしたり、人と関わることでリラックスできるという感じかもしれません。
月はリラックスできるポイントという意味もありますし。
0-7歳の年齢域なので、子供時代は1人で遊ぶというよりは、誰かと遊んでいたりすることが好きだったかも。
>> 占星術ホロスコープで月を読み解くと何がわかる?【月=素の自分の象徴と言われる理由】
太陽星座が7ハウス
太陽は人生目的のシンボルでもあるため、努力して輝かせるものという話になります。
わかりやすいのが社会人デビューした時の仕事として考えると
・他者や相手に影響を与える
・たくさんの他者と関わる
というキーワードが出てきますので、プロデューサーだったりコンサルやコーチングなどのイメージですね。
太陽のシンボルである自分の人生コンセプト・目的、太陽の年齢域(26-35歳)を中心に活動していくということから、サインのテーマを加味した活動が適しているのかなと。
>> 占星術ホロスコープで太陽を読み解くと何がわかる?【太陽=人生目標・目的の象徴】
土星星座が7ハウス
常識や規律というものが土星のシンボルなので、責任感があり権威性を持った人と対人関係で関わりやすい、引き寄せてくる感じになります。
土星は人生の落とし所・年齢域も60歳ごろということから、昔は対人関係に苦手意識があったかもしれません。
だけど、それはその人の人生の中で高いハードルとして設定された星の元に生まれていると考えられており、対人関係であれこれ鍛えられて、最終的には対人関係に関して社会的ステイタスを獲得していく人生ストーリーもありえますね。
>> 占星術ホロスコープで土星を読み解くと何がわかる?【土星=常識・人生の落とし所の象徴】
7ハウスをより深くリーディングするために
ということで今回は、占星術的にホロスコープを見た時の、7ハウスを読み解いてみました。
いかがでしたでしょうか?
自分のホロスコープを作ってリーディングしてみたい!という方は、以下のサイトにアクセスし
・出生時間(できれば母子手帳などを確認して正確なものであればなお良い)
・出生場所(都道府県や市町村、できれば生まれた時の産院の住所がわかれば最高)
を入れると無料で簡単に作れますので、やってみてください。
片渕にリーディングしてもらいたい!というオーダーがあれば、SNSなどつかがっている方は直接ご連絡してもらってもokですし、こちらのご提供中のメニューからお気軽にご連絡ください。
また、占星術もうちょっと深く勉強してみたくなった!という方は、以下の本などが良いかなと思っていますので、ご覧ください〜。
最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。
お隣の8ハウスについても知りたい!という方は、下記からご覧ください。
>> 占星術ホロスコープの8ハウスとは何か?【鍵付きの秘密の部屋】
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