今回は、自分のホロスコープを占星術で読み解いていったときに、9ハウスの意味についてまとめていこうと思います。
結論からいうと、9ハウスとは探索のシンボルと言われています。
占星術では、ホロスコープを作成した後で
10天体それぞれが示すテーマが
どのような性質があって(目に見えないもの、12サイン)
どのような具体的な場面で(目に見えるもの、12ハウス)
どのような影響を及ぼしているのか(=アスペクト)
というストーリーで、星からのメッセージをリーディングしていくのですが、
(ホロスコープの例として、片渕のものを掲載しておきます↓)
片渕
という目に見えるシーンに相当するハウスも理解できると、ホロスコープから導き出せるメッセージも、より明確になります。
ということで今回は、具体的な事例とともに9ハウスについて、まとめてみましたので、ぜひご覧ください〜。
9ハウスの舞台とは
9ハウスの説明を進めていく時に、まず12星座を示すサインとハウスの違いを対比させてると、わかりやすいかなと考えています。
ハウスとサインの違いは?
まず両者の違いを端的にいうと
【サイン】
目に見えない、あなたの欲求や性格など
【ハウス】
目に見える、あなたの人生における具体的な舞台やシーン
こういった違いがあります。
春分点から始まり、公転(太陽の周りを1年かけて回る)、外から見えない心理的な側面がサインですね。
ハウスは、東の地平線から始まり、自転(地球が1日かけて1回転)、外からも見える具体的な場所やシーンになります。
9ハウスの舞台≒抽象度高い内容を、書いたり話したり教えたりする
9ハウスは、探索のハウスと言われていて、物理的に遠くの方へ探索していくという意味もありますし、日常から抽象度高い方へ上がっていくシンボルになります。
そうしたところから
・海外、留学、冒険
・抽象度高い内容を、書いたり話したり教えたり
・宗教や哲学など、高等教育・学問、精神的な成長、教養
・習い事、カルチャースクール、ワークショップ
などが、9ハウスのシンボルとなります。
9ハウスとの対比という意味では、反対側にある3ハウス、こちらは「具体的な内容について、書いたり話したり教えたりする」とリーディングするのですが、
近所、身近なもの、具体的や実務的な内容について、書いたり話したり教えたりする場所
>> 占星術ホロスコープの3ハウスとは何か?【具体的な内容を書いたり話したり教えたりする】
海外など遠く、哲学や宗教など抽象度高いものについて、書いたり話したり教えたりする場所
こういった違いがありますし、反対側のハウスとセットで考えるとわかりやすいですね。
9ハウスに適したサイン=射手座
9ハウスを考えるとき、射手座を考えると理解しやすいです。
その理由は、射手座(火エレメント・柔軟サイン)は、火のように火花を散らし競争し合いながら、状況に応じて柔軟に変化して上昇していく冒険家のシンボルと言われているから。
>> 占星術ホロスコープで射手座♐️を読み解くと何がわかる?【♐️=冒険家の象徴】
これを、人生の目に見える具体的な舞台として考えると、9ハウスの舞台が似ているのではないでしょうか。
9ハウスのケーススタディ【月・太陽・土星】
続いて、9ハウスに関して、
【1】片渕のホロスコープ
【2】月→太陽→土星の人生ストーリー
の2つをケーススタディとして見ていくことで、9ハウスの理解を深めてもらえたらと思います。
【1】片渕のホロスコープの9ハウス
まずは片渕のホロスコープで、9ハウスまわりをリーディングしてみたいと思いますが
9ハウスに天王星がいる
となります。
天王星は、常識を超えた理想の未来を求めて革命していくシンボルで、71-84歳の年齢域でもあります。
>> 占星術ホロスコープで天王星を読み解くと何がわかる?【天王星=革命的・理想の未来の象徴】
そんなところから、
理想の未来を求めて革命的な活動について、抽象度高い内容を書いたり話したり教えたりする
というがリーディングできると思います。
さらに、サインまで加味すると
・天王星が蠍座(水エレメント・固定サイン)で、研究者のように深く濃く物事を追求していくシンボル
というメッセージが読み解けます。
>> 占星術ホロスコープで蠍座♏️を読み解くと何がわかる?【♏️=深く濃く追求する研究者の象徴】
すなわち、
理想の未来を求めて深く濃く研究者のように追求&革命的な活動行い、抽象度高い内容を書いたり話したり教えたりする場面で人生を輝かせていく
そんな活動をするために生まれてきた、ということでしょうか。
天王星は、発明家だったり占星術師の意味合いもあるので、近未来的なテーマを研究しつつ、それらの抽象度高いエッセンスを誰かに教育することが適していそうですね。
私の9ハウスからは、以上のようなことがリーディングできました。
【2】月・太陽・土星が9ハウスの場合は?
続いて、人生ストーリーにおいて重要となってくる3つの天体である
月(誕生)
↓
太陽(人生目的)
↓
土星(人生の落とし所)
が9ハウスにいたらどうリーディングするか?についてです。
10天体それぞれに意味があり、自分の中にいる10テーマを役割分担はしているようなものですが、人の一生という意味では、
誕生して(月)
↓
人生目的を果たすために社会活動をして(太陽)
↓
最終的にどこに終着点が来るのか(土星)
がより重要となるので、この3天体が9ハウスの舞台にいるケースについて、見ていきたいと思います。
月星座が9ハウス
月はその人の個性や素の自分を表しているため、海外など遠くへ出かけたり、哲学や宗教など抽象度の高い内容のなど知的な本を楽しんだり、非日常の世界などでリラックスできるという感じかもしれません。
月はリラックスできるポイントという意味もありますし。
0-7歳の年齢域でもあるので、子供時代は博物館や図書館、本・図鑑が好きで落ち着くような感じだったかも。
>> 占星術ホロスコープで月を読み解くと何がわかる?【月=素の自分の象徴と言われる理由】
太陽星座が9ハウス
太陽は人生目的のシンボルでもあるため、努力して輝かせるものという話になります。
・留学や海外で仕事・生活をしていくこと
・大学や大学院などで知的な研究活動をしていくこと
・カルチャースクールや勉強会などで、気になるテーマを深めていくこと
こういった活動が、太陽・9ハウス活動のキーワードになりますよね。
太陽のシンボルである自分の人生コンセプト・目的、太陽の年齢域(26-35歳)を中心に活動していくということから、サイン(星座)のテーマを加味すると、より適した公の自分としての活動がリーディングできそうです。
>> 占星術ホロスコープで太陽を読み解くと何がわかる?【太陽=人生目標・目的の象徴】
土星星座が9ハウス
常識や規律というものが土星のシンボルなので、責任感・権威性を大学の先生や教師のイメージがありますよね。
土星は人生の落とし所・年齢域も60歳ごろということから、昔は哲学や宗教、精神論やマインドといったものが苦手だったかもしれません。
だけど、それはその人の人生の中で高いハードルとして設定された星の元に生まれていると考えられており、9ハウスのサイン(星座)のテーマで、先生的な活動をしている人生ストーリーもありえますね。
>> 占星術ホロスコープで土星を読み解くと何がわかる?【土星=常識・人生の落とし所の象徴】
9ハウスをより深くリーディングするために
ということで今回は、占星術的にホロスコープを見た時の、9ハウスを読み解いてみました。
いかがでしたでしょうか?
自分のホロスコープを作ってリーディングしてみたい!という方は、以下のサイトにアクセスし
・出生時間(できれば母子手帳などを確認して正確なものであればなお良い)
・出生場所(都道府県や市町村、できれば生まれた時の産院の住所がわかれば最高)
を入れると無料で簡単に作れますので、やってみてください。
片渕にリーディングしてもらいたい!というオーダーがあれば、SNSなどつかがっている方は直接ご連絡してもらってもokですし、こちらのご提供中のメニューからお気軽にご連絡ください。
また、占星術もうちょっと深く勉強してみたくなった!という方は、以下の本などが良いかなと思っていますので、ご覧ください〜。
最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。
お隣の10ハウスについても知りたい!という方は、下記からご覧ください。
>> 占星術ホロスコープの10ハウスとは何か?【社会活動・社会的ステイタス】
そして、今回のようなブログ記事をまた読んでみたい!という方は、オンラインサロンメンバー登録(無料)していただけると嬉しいです。