今回は、自分のホロスコープを占星術で読み解いていったときに、6ハウスの意味についてまとめていこうと思います。
結論からいうと、6ハウスとは調節のシンボルと言われています。
占星術では、ホロスコープを作成した後で
10天体それぞれが示すテーマが
どのような性質があって(目に見えないもの、12サイン)
どのような具体的な場面で(目に見えるもの、12ハウス)
どのような影響を及ぼしているのか(=アスペクト)
というストーリーで、星からのメッセージをリーディングしていくのですが、
(ホロスコープの例として、片渕のものを掲載しておきます↓)
片渕
という目に見えるシーンに相当するハウスも理解できると、ホロスコープから導き出せるメッセージも、より明確になります。
ということで今回は、具体的な事例とともに6ハウスについて、まとめてみましたので、ぜひご覧ください〜。
6ハウスの舞台とは
6ハウスの説明を進めていく時に、まず12星座を示すサインとハウスの違いを対比させてると、わかりやすいかなと考えています。
ハウスとサインの違いは?
まず両者の違いを端的にいうと
【サイン】
目に見えない、あなたの欲求や性格など
【ハウス】
目に見える、あなたの人生における具体的な舞台やシーン
こういった違いがあります。
春分点から始まり、公転(太陽の周りを1年かけて回る)、外から見えない心理的な側面がサインですね。
ハウスは、東の地平線から始まり、自転(地球が1日かけて1回転)、外からも見える具体的な場所やシーンになります。
6ハウスの舞台≒社会生活に適応できるよう調節していく
6ハウスは、調節や準備のハウスと言われています。
社会生活をおくる上で特に仕事や健康に対して、しっかり準備をしたり、スキルを磨くなどして自分を調節・適応させていくシンボルになります。
そんなところから、
・役立つこと、要求に答えること、実用的な能力トレーニング、訓練
・仕事、労働環境、義務、ルーティンワーク
・自分の身体の健康管理、ジムでのワークアウト
・健康や医療、(仕事としての)奉仕活動
なども、6ハウスのシンボルとなります。
6ハウスとの対比という意味で反対側にある12ハウス、こちらは「仮想空間」とリーディングするのですが、
・目に見える世界での、具体的な調節や準備
・仕事としての奉仕・貢献活動
こういった違いがありますし、反対側のハウスとセットで考えるとわかりやすいですね。
6ハウスに適したサイン=乙女座
6ハウスを考えるとき、乙女座を考えると理解しやすいのです。
その理由は、乙女座(土エレメント・柔軟サイン)は、きちっと社会生活を送ることができるよう、その準備として地に足をつけて、あれこれ自分を調整(特に仕事や健康面)していくことの象徴と言われているから。
>> 占星術ホロスコープで乙女座♍️を読み解くと何がわかる?【♍️=実務家・秘書の象徴】
これを、人生の目に見える具体的な舞台として考えると、6ハウスの舞台が似ているのではないでしょうか。
6ハウスのケーススタディ【月・太陽・土星】
続いて、6ハウスに関して、
【1】片渕のホロスコープ
【2】月→太陽→土星の人生ストーリー
の2つをケーススタディとして見ていくことで、6ハウスの理解を深めてもらえたらと思います。
【1】片渕のホロスコープの6ハウス
まずは片渕のホロスコープで、6ハウスまわりをリーディングしてみたいと思いますが
6ハウスに木星がいる
(太陽は6・7ハウスの境界線の5度手前にいるので、7ハウスでリーディング)
となります。
木星は、発展・繁栄のシンボルでもあり、年齢域でいうと46〜55歳に相当します。
>> 占星術ホロスコープで木星を読み解くと何がわかる?【木星=豊かさ・発展の象徴】
そんなところから、
・仕事を拡大・発展させていく、そのために必要となる準備やトレーニングをやっていく
・健康増進につながるよう、ジムなどできっちりワークアウトしたり、食事管理をきっちりやっていく
こういうことがリーディングできると思います。
さらに、私の木星のサインは蟹座(水エレメント・活動サイン)で、守り育てていくシンボルがあります。
>> 占星術ホロスコープで蟹座♋️を読み解くと何がわかる?【♋️=守り育てていく母親の象徴】
よって、6ハウス活動を、同じ価値観やファミリー意識を持った仲間たちを、守り育てながら一緒にやっていくことが、自分のテーマになりそうです。
私の6ハウスからは、以上のようなことがリーディングできました。
【2】月・太陽・土星が6ハウスの場合は?
続いて、人生ストーリーにおいて重要となってくる3つの天体である
月(誕生)
↓
太陽(人生目的)
↓
土星(人生の落とし所)
が6ハウスにいたらどうリーディングするか?についてです。
本当は10天体それぞれ意味があり、自分の中にいる10人の神様が役割分担はしているものの、人の一生という意味では、
誕生して(月)
↓
人生目的を果たすために社会活動をして(太陽)
↓
最終的にどこに終着点が来るのか(土星)
がより重要となるので、この3天体が6ハウスの舞台にいるケースについて、見ていきたいと思います。
月星座が6ハウス
月はその人の個性や素の自分を表しているため、仕事をしていると落ち着く、ジムで淡々とワークアウトしているとリラックスできるくという感じかもしれません。
月はリラックスできるポイントという意味もありますし。
0-7歳の年齢域なので、子供時代はしつけが厳しい(きっちりしなさいと親から言われていた)環境で育ったかもしれませんね。
>> 占星術ホロスコープで月を読み解くと何がわかる?【月=素の自分の象徴と言われる理由】
太陽星座が6ハウス
太陽は人生目的のシンボルでもあるため、努力して輝かせるものという話になります。
そのため、6ハウスにあるサイン(欲求)を、仕事として掲げてやっていくイメージがあります。
・牡牛座であれば、自分の五感を使ってマイペースにやっていく仕事
・蟹座であれば、守り育てるような仕事
・射手座であれば、冒険のような誰かと競い合う仕事
・山羊座であれば、社会的ステイタスが高い仕事
という感じですね。
太陽のシンボルである自分の人生コンセプト・目的、太陽の年齢域(26-35歳)を中心に活動していくということから、現代社会では仕事でサインのテーマをやるというのがしっくりくるのかなと思います。
>> 占星術ホロスコープで太陽を読み解くと何がわかる?【太陽=人生目標・目的の象徴】
土星星座が6ハウス
常識や規律というものが土星のシンボルなので、サインのテーマを規律正しくきっちりやっていく感じになります。
また土星は人生の落とし所・年齢域も60歳ごろということから、昔は苦手意識があった内容を示唆することもあるため、社会生活に適応するためにあれこれ準備することが苦手かもしれません。
健康管理とか食生活とかあまり意識していなかったり、仕事がちゃんとできるよう前もって準備するとか・・ですね。
だけど晩年には、そのあたりの重要さに気づき、人生の船の終着点となる港のテーマとして、きっちりやっていくイメージがあります。
>> 占星術ホロスコープで土星を読み解くと何がわかる?【土星=常識・人生の落とし所の象徴】
6ハウスをより深くリーディングするために
ということで今回は、占星術的にホロスコープを見た時の、6ハウスを読み解いてみました。
いかがでしたでしょうか?
自分のホロスコープを作ってリーディングしてみたい!という方は、以下のサイトにアクセスし
・出生時間(できれば母子手帳などを確認して正確なものであればなお良い)
・出生場所(都道府県や市町村、できれば生まれた時の産院の住所がわかれば最高)
を入れると無料で簡単に作れますので、やってみてください。
片渕にリーディングしてもらいたい!というオーダーがあれば、SNSなどつかがっている方は直接ご連絡してもらってもokですし、こちらのご提供中のメニューからお気軽にご連絡ください。
また、占星術もうちょっと深く勉強してみたくなった!という方は、以下の本などが良いかなと思っていますので、ご覧ください〜。
最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。
お隣の7ハウスについても知りたい!という方は、下記からご覧ください。
>> 占星術ホロスコープの7ハウスとは何か?【他者・パートナー・引き寄せやすい相手】
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