今回は、自分のホロスコープを占星術で読み解いていったときに、5ハウスの意味についてまとめていこうと思います。
結論からいうと、5ハウスとは自己表現のシンボルと言われています。
占星術では、ホロスコープを作成した後で
10天体それぞれが示すテーマが
どのような性質があって(目に見えないもの、12サイン)
どのような具体的な場面で(目に見えるもの、12ハウス)
どのような影響を及ぼしているのか(=アスペクト)
というストーリーで、星からのメッセージをリーディングしていくのですが、
(ホロスコープの例として、片渕のものを掲載しておきます↓)
片渕
という目に見えるシーンに相当するハウスも理解できると、ホロスコープから導き出せるメッセージも、より明確になります。
ということで今回は、具体的な事例とともに5ハウスについて、まとめてみましたので、ぜひご覧ください〜。
5ハウスの舞台とは
5ハウスの説明を進めていく時に、まず12星座を示すサインとハウスの違いを対比させてると、わかりやすいかなと考えています。
ハウスとサインの違いは?
まず両者の違いを端的にいうと
【サイン】
目に見えない、あなたの欲求や性格など
【ハウス】
目に見える、あなたの人生における具体的な舞台やシーン
こういった違いがあります。
春分点から始まり、公転(太陽の周りを1年かけて回る)、外から見えない心理的な側面がサインですね。
ハウスは、東の地平線から始まり、自転(地球が1日かけて1回転)、外からも見える具体的な場所やシーンになります。
5ハウスの舞台≒自分の楽しみ・自己表現、と言われる理由
5ハウスは、自己表現のハウスと言われています。
社会的に評価されるかどうかは関係なく、純粋に自分自身が遊び性を持って楽しむことシンボルになります。
個人の創作・表現活動という感じですね。
そんなところから、
・遊び、趣味、道楽(自分が楽しいからやっている、他者からどう評価されるかは気にしない)
・恋愛(結婚などは意識せず、楽しみとしてくらいのニュアンス)
・子ども、妊娠、出産
・ギャンブル
なども、5ハウスのシンボルとなります。
5ハウスとの対比という意味で反対側にある11ハウス、こちらは「友達」とリーディングするのですが、
【5ハウス】
「個人」が楽しいと思うことの創作・表現活動
「友人や仲間達」とワイガヤしながら、みんなで楽しいと思うことの共同創造・表現活動
>> 占星術ホロスコープの11ハウスとは何か?【理想・友人・オープンなコミュニティ】
こういった違いがありますし、反対側のハウスとセットで考えるとわかりやすいですね。
5ハウスに適したサイン=獅子座
5ハウスを考えるとき、獅子座を考えると理解しやすいのです。
その理由は、獅子座(火エレメント・固定サイン)は、演出的に自己表現することの象徴、と言われています。
フィギュアスケートのように自分自身が持っている「火」を固定して持っていて、いつでも「火」すなわち自分自身を魅力的に演出し、観客を感動させることができるシンボルだからです。
>> 占星術ホロスコープで獅子座♌️を読み解くと何がわかる?【♌️=個性を見せる演出家の象徴】
これを、人生の目に見える具体的な舞台として考えると、5ハウスの舞台が似ているのではないでしょうか。
5ハウスのケーススタディ【月・太陽・土星】
続いて、5ハウスに関して、
【1】片渕のホロスコープ
【2】月→太陽→土星の人生ストーリー
の2つをケーススタディとして見ていくことで、5ハウスの理解を深めてもらえたらと思います。
【1】片渕のホロスコープの5ハウス
まずは片渕のホロスコープで、5ハウスまわりをリーディングしてみたいと思いますが
・5ハウスに天体がいない
・5ハウスのカスプ(=4と5ハウスの境界線でもあり、5ハウスの始まり)は双子座
この2点が特徴として挙げられるでしょう。
5ハウスに天体がいない場合はどう読むか?
この場合は、5ハウスのカスプをリーディングすると良いと言われていますので、私の場合は双子座ですね。
双子座は、風エレメント&柔軟サインということで、フットワーク軽く知的好奇心旺盛な人の象徴と言われています。
>> 占星術ホロスコープで双子座♊️を読み解くと何がわかる?【♊️=フットワーク軽い好奇心旺盛な人の象徴】
興味持ったことに対して、フットワーク軽く、知的好奇心旺盛に、自分が楽しいと思ったことをやっていくシンボルなので
・占星術が面白いと思った
・家族や子供たちと遊んで楽しかった
・いい感じのホテルラウンジでリラックスできた
こういったことをブログやSNSで発信・表現してみることが、自分には適しているということですね。
何のために、自分の楽しみや自己表現活動をするのか?
そして何のために?という理由にあたる事柄も、ホロスコープからリーディングすることができます。
自分の楽しみ・自分を表現していくことは、私にとっては最終的にはどういう意味になるのか・・・?
これを知るために、5ハウス(のカスプ)が双子座でしたので、この双子座にエネルギーを与えている天体(=水星)に注目をします。
水星が滞在しているハウス、すなわち7ハウスにエネルギーが流れていくということなります。
7ハウスとは一言でいうと
7ハウス=他者
のシンボルになっています。
>> 占星術ホロスコープの7ハウスとは何か?【他者・パートナー・引き寄せやすい相手】
他者との出会い、良い縁をつないでいくために、自分の楽しみを表現するなどの活動がある、ということですね。
逆にいうと他者との交流が少ないと、自己表現活動したエネルギーも滞ってしまうことになるので、他者と渡り歩く活動や、他者貢献につながることは、積極的にやっていけたらと思います。
私の5ハウスからは、以上のようなことがリーディングできました。
【2】月・太陽・土星が5ハウスの場合は?
続いて、人生ストーリーにおいて重要となってくる3つの天体である
月(誕生)
↓
太陽(人生目的)
↓
土星(人生の落とし所)
が5ハウスにいたらどうリーディングするか?についてです。
10天体それぞれに意味があり、自分の中にいる10のテーマを役割分担はしているなものですが、人の一生という意味では、
誕生して(月)
↓
人生目的を果たすために社会活動をして(太陽)
↓
最終的にどこに終着点が来るのか(土星)
がより重要となるので、この3天体が5ハウスの舞台にいるケースについて、見ていきたいと思います。
月星座が5ハウス
月はその人の個性や素の自分を表しているため、創作活動や、SNSなどで自己表現をしていることを示していますね。
趣味や道楽にお金を使って遊んでいるイメージもあるかなと思います。
月はリラックスできるポイントという意味もありますし、0-7歳の年齢域なので、子供時代に1人で好きなことをやっていたかもしれません。
>> 占星術ホロスコープで月を読み解くと何がわかる?【月=素の自分の象徴と言われる理由】
太陽星座が5ハウス
太陽は人生目的のシンボルでもあるため、努力して輝かせるものという話になります。
そのため、5ハウスにあるサイン(欲求)をどんどん自分の好きなようにやればいいのかなと思います。
太陽のシンボルである自分の人生コンセプト・目的、太陽の年齢域(26-35歳)を中心に活動していくためにも、遠慮なく自分の好きなことを魅力的に表現すると良いかなと。
>> 占星術ホロスコープで太陽を読み解くと何がわかる?【太陽=人生目標・目的の象徴】
土星星座が5ハウス
常識や規律というものが土星のシンボルなので、若い時などは常識的に考えて、自分を出していくのは恥ずかしい・・・と思い、遠慮していた欲求(サイン)があったかもしれません。
だけど、晩年にはそういうことをもう一度トライしてみたくなり、自分が楽しいと思うことを精力的に復活させてやっているイメージがありますね。
土星は人生の落とし所という話だったり、年齢域も60歳ごろということから、昔は苦手意識があったことを最終的には楽しでいる人生ストーリーが目に浮かびます。
>> 占星術ホロスコープで土星を読み解くと何がわかる?【土星=常識・人生の落とし所の象徴】
5ハウスをより深くリーディングするために
ということで今回は、占星術的にホロスコープを見た時の、5ハウスを読み解いてみました。
いかがでしたでしょうか?
自分のホロスコープを作ってリーディングしてみたい!という方は、以下のサイトにアクセスし
・出生時間(できれば母子手帳などを確認して正確なものであればなお良い)
・出生場所(都道府県や市町村、できれば生まれた時の産院の住所がわかれば最高)
を入れると無料で簡単に作れますので、やってみてください。
また、最後になりますが
占星術を自分のライフデザインに
活かしていくことをテーマにした
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アジェンダとしては以下の通りですが
- 占星術をライフデザインに活用するとは?
- 自分自身の設計図であるホロスコープ
- 人生におけるテーマを示す10天体
- 目に見えない性質や欲求を示す12サイン
- 目に見える場面を示す12ハウス
- 天体同士の位置関係にをみるアスペクト
- ケーススタディ:実際にリーディングしよう
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