今回は、自分のホロスコープを占星術で読み解いていったときに、4ハウスの意味についてまとめていこうと思います。
結論からいうと、4ハウスとは基盤のハウスと言われています。
占星術では、ホロスコープを作成した後で
10天体それぞれが示すテーマが
どのような性質があって(目に見えないもの、12サイン)
どのような具体的な場面で(目に見えるもの、12ハウス)
どのような影響を及ぼしているのか(=アスペクト)
というストーリーで、星からのメッセージをリーディングしていくのですが、
(ホロスコープの例として、片渕のものを掲載しておきます↓)
片渕
という目に見えるシーンに相当するハウスも理解できると、ホロスコープから導き出せるメッセージも、より明確になります。
ということで今回は、具体的な事例とともに4ハウスについて、まとめてみましたので、ぜひご覧ください〜。
4ハウスの舞台とは
4ハウスの説明を進めていく時に、まず12星座を示すサインとハウスの違いを対比させてると、わかりやすいかなと考えています。
ハウスとサインの違いは?
まず両者の違いを端的にいうと
・サイン:
目に見えない、あなたの欲求や性格など
・ハウス:
目に見える、あなたの人生における具体的な舞台やシーン
こういった違いがあります。
春分点から始まり、公転(太陽の周りを1年かけて回る)、外から見えない心理的な側面がサインですね。
ハウスは、東の地平線から始まり、自転(地球が1日かけて1回転)、外からも見える具体的な場所やシーンになります。
4ハウスの舞台≒家・家族・ファミリー意識・心のよりどころ、と言われる理由
4ハウスは、基盤のハウスと言われています。
人が仕事など社会活動を行ったり、生活するための基盤ということで、家や家族などのシンボルになります。
また、実際に家族かどうかというよりも広義の意味で「家」となるため、ファミリー意識・心でつながり合っている共同体ということも4ハウスでリーディングします。
・家や家族、家庭環境、安心できるテリトリー
・ファミリー意識、心がつながっている共同体、地域社会・民族意識
・心がリラックスできるところ、寝るところ、住居
・自分のルーツ、仏壇、墓、祖先とつながるところ
のシンボルと言われており、人が生きていくときの基盤・土台や、魂の故郷となるシンボルですね。
4ハウスに適したサイン=蟹座
4ハウスを考えるとき、蟹座を考えると理解しやすいのです。
その理由は、蟹座(水エレメント・活動サイン)は誰かを守り・育てる人の象徴だから。
家族はもちろん心でつながった仲間を見守ったり、育てるような、人の基盤となるところを扱うからなんですね。
>> 占星術ホロスコープで蟹座♋️を読み解くと何がわかる?【♋️=守り育てていく母親の象徴】
これを、人生の目に見える具体的な舞台として考えると、4ハウスの舞台にも似ているのです。
ちなみに、4ハウスの始まりの線(3ハウスと4ハウスの境界線)はICと言われ、方角は北で真夜中を指しています。
個人が寝る(物理的にも心理的にも)リラックスする場所というのがICですね。
反対側(9ハウスと10ハウスの境界線)はMCと言われ、方角は南で真昼を指しているところから、MCは社会活動の頂点≒天職のシンボルにもなっています。
4ハウスのケーススタディ【月・太陽・土星】
続いて、4ハウスに関して、
【1】片渕のホロスコープ
【2】月→太陽→土星の人生ストーリー
の2つをケーススタディとして見ていくことで、4ハウスの理解を深めてもらえたらと思います。
【1】片渕のホロスコープの4ハウス
まずは片渕のホロスコープで、4ハウスまわりをリーディングしてみたいと思いますが
・4ハウスに天体がいない
・4ハウスのカスプ(=3と4ハウスの境界線でもあり、4ハウスの始まり)は牡牛座
この2点が特徴として挙げられるでしょう。
4ハウスに天体がいない場合はどう読むか?
この場合は、4ハウスのカスプをリーディングすると良いと言われていますので、私の場合は牡牛座ですね。
牡牛座は、土エレメント&固定サインということで、マイペースな人の象徴と言われています。
>> 占星術ホロスコープで牡牛座♉️を読み解くと何がわかる?【♉️=マイペースの象徴】
マイペースに自分自身の五感をじっくり使ったり、「自分がいい」と感じるものを大切にするシンボルなので
・いい音楽を聴いたり、良い景色を眺める
・いい香りを楽しんだり、美味しいご飯を食べる
・リラックスできるカフェで過ごす
こういった牡牛座的なシンボルの環境だとリラックスしたり、家にいるような心の拠り所になるということですね。
何のために、家族やリラックスできるポイントがあるのか?
そして何のために?という理由にあたる事柄も、ホロスコープからリーディングすることができます。
心の拠り所や、マイホームというものは、生きていくために必要といえばそれまでなのですが・・・笑
4ハウス(のカスプ)が牡牛座でしたので、この牡牛座にエネルギーを与えている天体(金星)に注目をします。
で、金星が滞在しているハウス、すなわち8ハウスにエネルギーが流れていくということですね。
8ハウスとは一言でいうと
8ハウス=鍵付きの秘密の部屋
のシンボルになっているんですね。
>> 占星術ホロスコープの8ハウス【鍵付きの秘密の部屋】&月・太陽・土星
クローズドコミュニティや結婚相手、JVしているビジネスパートナーと、鍵がついている秘密の部屋での活動のために、リラックスする自分がいるようです。
逆にいうと鍵付きの秘密の部屋活動が盛り上がっていない、4ハウスでリラックスしたものが発揮されないことになるので、秘密の活動はこっそり、かつ積極的にやっていけたらと思います。
私の4ハウスからは、以上のようなことがリーディングできました。
【2】月・太陽・土星が4ハウスの場合は?
続いて、人生ストーリーにおいて重要となってくる3つの天体である
月(誕生)
↓
太陽(人生目的)
↓
土星(人生の落とし所)
が4ハウスにいたらどうリーディングするか?についてです。
10天体それぞれに意味があり、自分の中にいる10のテーマを役割分担はしているようなものですが、人の一生という意味では、
誕生して(月)
↓
人生目的を果たすために社会活動をして(太陽)
↓
最終的にどこに終着点が来るのか(土星)
がより重要となるので、この3天体が4ハウスの舞台にいるケースについて、見ていきたいと思います。
月星座が4ハウス
月はその人の個性や素の自分を表しているため、家という環境や家族で一緒にいるとリラックスことを示しているので、住環境・家庭環境のようなことは注力すると良いですね。
月はリラックスできるポイントという意味もありますし、0-7歳の年齢域なので、子供時代に落ち着く場所ということにもつながりますね。
>> 占星術ホロスコープで月を読み解くと何がわかる?【月=素の自分の象徴と言われる理由】
太陽星座が4ハウス
太陽は人生目的のシンボルでもあるため、努力して輝かせるものという話になります。
そのため、
・家で家族と仕事をしている
・PTAや地域社会の役員会などの共同体のリーダーとして力を発揮していく
・心でつながった仲間たちと、コミュニティを立ち上げている
こういったことをやっているイメージがありますね。
太陽のシンボルである自分の人生コンセプト・目的、太陽の年齢域(26-35歳)を中心に活動していくことがイメージできます。
>> 占星術ホロスコープで太陽を読み解くと何がわかる?【太陽=人生目標・目的の象徴】
土星星座が4ハウス
常識や規律というものが土星のシンボルなので、家や家族など常識的かつ規律をきっちり守る、規則正しい家庭環境とリーディングすることができます。
また、土星は人生の落とし所という話にもなり、ファミリー意識がある共同体の心の故郷に戻ってきたということになりますよね。深層心理などを扱うリーダー、情で集まる地元のお祭りを引っ張る人などのシンボルにもなりそう。
土星の年齢域(60歳ごろ)から、第二の人生としてそのような立場で周りの人の心の基盤として活動していくストーリーも考えられますね。
>> 占星術ホロスコープで土星を読み解くと何がわかる?【土星=常識・人生の落とし所の象徴】
4ハウスをより深くリーディングするために
ということで今回は、占星術的にホロスコープを見た時の、4ハウスを読み解いてみました。
いかがでしたでしょうか?
自分のホロスコープを作ってリーディングしてみたい!という方は、以下のサイトにアクセスし
・出生時間(できれば母子手帳などを確認して正確なものであればなお良い)
・出生場所(都道府県や市町村、できれば生まれた時の産院の住所がわかれば最高)
を入れると無料で簡単に作れますので、やってみてください。
片渕にリーディングしてもらいたい!というオーダーがあれば、SNSなどつかがっている方は直接ご連絡してもらってもokですし、こちらのご提供中のメニューからお気軽にご連絡ください。
また、占星術もうちょっと深く勉強してみたくなった!という方は、以下の本などが良いかなと思っていますので、ご覧ください〜。
最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。
お隣の5ハウスについても知りたい!という方は、下記からご覧ください。
>> 占星術ホロスコープの5ハウスとは何か?【自分の楽しみ・自己表現】
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