今回は、自分のホロスコープを占星術で読み解いていったときに、11ハウスの意味についてまとめていこうと思います。
結論からいうと、11ハウスとは理想のシンボルと言われています。
占星術では、ホロスコープを作成した後で
10天体それぞれが示すテーマが
どのような性質があって(目に見えないもの、12サイン)
どのような具体的な場面で(目に見えるもの、12ハウス)
どのような影響を及ぼしているのか(=アスペクト)
というストーリーで、星からのメッセージをリーディングしていくのですが、
(ホロスコープの例として、片渕のものを掲載しておきます↓)
片渕
という目に見えるシーンに相当するハウスも理解できると、ホロスコープから導き出せるメッセージも、より明確になります。
ということで今回は、具体的な事例とともに11ハウスについて、まとめてみましたので、ぜひご覧ください〜。
11ハウスの舞台とは
11ハウスの説明を進めていく時に、まず12星座を示すサインとハウスの違いを対比させてると、わかりやすいかなと考えています。
ハウスとサインの違いは?
まず両者の違いを端的にいうと
【サイン】
目に見えない、あなたの欲求や性格など
【ハウス】
目に見える、あなたの人生における具体的な舞台やシーン
こういった違いがあります。
春分点から始まり、公転(太陽の周りを1年かけて回る)、外から見えない心理的な側面がサインですね。
ハウスは、東の地平線から始まり、自転(地球が1日かけて1回転)、外からも見える具体的な場所やシーンになります。
11ハウスの舞台≒理想・友人・集団
11ハウスは、理想のハウスと言われていて、社会的・年齢的な上下関係ではなく自分たちがいいと思うものの元に集まっている友人・オープンなコミュニティというシンボルになります。
そうしたところから
・気の合う友達たちと遊ぶ場所、クラブ・サークル活動
・地域や国籍や年齢などの上下関係がないところ
・理想のビジョン、未来、希望、革新性、独立性
・反10ハウス的、反社会性、サブカルチャー
などが、11ハウスのシンボルとなります。
「反10ハウス的」というのは、10ハウスは社会という、いわゆる会社組織・年功序列のような縦社会のシンボルですが、そうではなく年齢・立場に関係なくフラットな友達のような関係ということですね。
また、それが行き過ぎると「反社会的」を示唆することにもつながるので、注意が必要です。
>> 占星術ホロスコープの10ハウスとは何か?【社会活動・社会的ステイタス】
また、11ハウスとの対比という意味で反対側にある5ハウス、こちらは「自己表現」とリーディングするのですが、
【5ハウス】
「個人」が楽しいと思うことを個人が創作する、表現活動する
>> 占星術ホロスコープの5ハウスとは何か?【自分の楽しみ・自己表現】
「友人や仲間達」とワイガヤしながら、みんなで楽しいと思うことの共同創造する、表現活動する
こういった違いがありますし、反対側のハウスとセットで考えるとわかりやすいですね。
11ハウスに適したサイン=水瓶座
11ハウスを考えるとき、水瓶座を考えると理解しやすいです。
その理由は、水瓶座(風エレメント・固定サイン)は、現代社会での常識を超えて、これが理想では?と同じ価値観の仲間と革命的な活動をする革命家のシンボルと言われているから。
>> 占星術ホロスコープで水瓶座♒️を読み解くと何がわかる?【♒️=普遍的な理想の未来を求める革命家の象徴】
これを、人生の目に見える具体的な舞台として考えると、11ハウスの舞台が似ているのではないでしょうか。
11ハウスのケーススタディ【月・太陽・土星】
続いて、11ハウスに関して、
【1】片渕のホロスコープ
【2】月→太陽→土星の人生ストーリー
の2つをケーススタディとして見ていくことで、11ハウスの理解を深めてもらえたらと思います。
【1】片渕のホロスコープの11ハウス
まずは片渕のホロスコープで、11ハウスまわりをリーディングしてみたいと思いますが
11ハウスに海王星がいる
となります。
海王星は、神秘・夢見のシンボルで、71-84歳の年齢域でもあります。
>> 占星術ホロスコープで海王星を読み解くと何がわかる?【海王星=夢見・神秘の象徴】
そんなところから、
理想の夢やビジョンを、友人たちとワイガヤしながら語り合う
というがリーディングできると思います。
さらに、サインまで加味すると
海王星が射手座(火エレメント・活動サイン)、神秘的な力に導かれ夢を求めて冒険していくシンボル
というメッセージが読み解けます。
>> 占星術ホロスコープで射手座♐️を読み解くと何がわかる?【♐️=冒険家の象徴】
すなわち、
普遍的な理想の未来を求めて、同じ価値観を持った友人たちと、夢やビジョンを追い求めて冒険していく人生
そんな活動をするために生まれてきた、ということでしょうか。
私の11ハウスからは、以上のようなことがリーディングできました。
【2】月・太陽・土星が11ハウスの場合は?
続いて、人生ストーリーにおいて重要となってくる3つの天体である
月(誕生)
↓
太陽(人生目的)
↓
土星(人生の落とし所)
が11ハウスにいたらどうリーディングするか?についてです。
10天体それぞれに意味があり、自分の中にある10テーマを役割分担はしているようなものの、人の一生という意味では、
誕生して(月)
↓
人生目的を果たすために社会活動をして(太陽)
↓
最終的にどこに終着点が来るのか(土星)
がより重要となるので、この3天体が11ハウスの舞台にいるケースについて、見ていきたいと思います。
月星座が11ハウス
月はその人の個性や素の自分を表しているため、友人たちとサイン(星座)テーマのことをやっていることが好き・リラックスできるという感じかもしれません。
月はリラックスできるポイントという意味もありますし。
0-7歳の年齢域でもあるので、子供時代は年齢・地域・国籍など問わず、気の合う友達とワイワイ遊ぶのが好きだったかも。
>> 占星術ホロスコープで月を読み解くと何がわかる?【月=素の自分の象徴と言われる理由】
太陽星座が11ハウス
太陽は人生目的のシンボルでもあるため、努力して輝かせるものという話になります。
よって、ノリとしてはサークル活動的なもので、年齢や地域なども超えて
・我々はこういうことが理想だなあと思って活動している
・常識から少し外れるかもしれないが、一緒にそういう未来を作っていきたいと考えている
こうした感じで、サイン(星座)のテーマで活動しているイメージですね。
太陽のシンボルである自分の人生コンセプト・目的、太陽の年齢域(26-35歳)を中心に活動していくということから、ラフな感じだけれども公の自分としてしっかりやっていくもの、としてリーディングできそうです。
>> 占星術ホロスコープで太陽を読み解くと何がわかる?【太陽=人生目標・目的の象徴】
土星星座が11ハウス
常識や規律というものが土星のシンボルなので、理想の未来を共同創造するための新しい常識やルールを作るリーダーのイメージがありますよね。
土星は人生の落とし所・年齢域も60歳ごろということから、昔は社会的な成功や社会常識を守ることが必然であって、そこから道を外れるようなことは苦手だったかもしれません。
だけど、それはその人の人生の中で高いハードルとして設定された星の元に生まれていると考えられており、11ハウスのサイン(星座)のテーマで、定年退職後に同じ価値観を持った仲間達と活動する人生ストーリーもありえますね。
>> 占星術ホロスコープで土星を読み解くと何がわかる?【土星=常識・人生の落とし所の象徴】
11ハウスをより深くリーディングするために
ということで今回は、占星術的にホロスコープを見た時の、11ハウスを読み解いてみました。
いかがでしたでしょうか?
自分のホロスコープを作ってリーディングしてみたい!という方は、以下のサイトにアクセスし
・出生時間(できれば母子手帳などを確認して正確なものであればなお良い)
・出生場所(都道府県や市町村、できれば生まれた時の産院の住所がわかれば最高)
を入れると無料で簡単に作れますので、やってみてください。
片渕にリーディングしてもらいたい!というオーダーがあれば、SNSなどつかがっている方は直接ご連絡してもらってもokですし、こちらのご提供中のメニューからお気軽にご連絡ください。
また、占星術もうちょっと深く勉強してみたくなった!という方は、以下の本などが良いかなと思っていますので、ご覧ください〜。
最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。
お隣の12ハウスについても知りたい!という方は、下記からご覧ください。
>> 占星術ホロスコープの12ハウスとは何か?【仮想空間・聖域】
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