今回は、自分のホロスコープを占星術で読み解いていったときに、蠍座サインの意味についてまとめていこうと思います。
ホロスコープとは、自分が生まれた瞬間の生年月日・時間・場所から導き出される星の配置図のこと。
よく見ると360度の円は、30度ずつのサインに区切られていますよね。
（例として、片渕のホロスコープをあげておきます↓）
蠍座のシンボルから、どんなことが読み解いていけるのか？
自分自身が生まれ持った星からのメッセージを読み解けると、新しい発見や面白い気づきがあるんじゃないかなと思っていますので、ぜひお読みください！
なぜ「蠍座♏️＝深く濃く追求する研究者の象徴」と言われるのか？
蠍座は、古代哲学で言われる４つのエレメント（火・風・水・地）では水のエレメント、３つのクオリティ（活動・固定・柔軟）では固定サインの組み合わせ、でできています。
全部で１２あるサインのうち、春のサインとして牡羊座・牡牛座・双子座ときましたが、ここでは個人の能力的なところがテーマとなっていました。
続いて夏のサインとしては、蟹座・獅子座・乙女座と、個人の情緒的なところを伸ばし、社会デビューする準備段階の位置付け。
>> 占星術ホロスコープの12星座（サイン）の意味や仕組みを解説します
そして秋のサインとして社会デビューした天秤座、そして今回の蠍座と来るのですが、蠍座は水のように価値観が合う人を結びつけ、深く入り込んでいく研究者くのようなシンボル。
社会デビューして様々な人と出会い、好き嫌いが出てきて、人によっては恋愛・結婚したり、同じ価値観や趣味をもった特定の人と深く関わり合っていくようになりますよね。
そんなところから、
・濃い人間関係、運命共同体、組織の結束力、深い絆
・引き寄せる力、深く鋭い洞察力、隠れた本質を見抜く
・神秘的、オカルト、秘密主義、
・根回し力、不屈の精神力、徹底した集中力
・執着力、粘着力、独占欲、嫉妬深い
などが、蠍座サインのキーワードに。
蠍座は水エレメントということで、固定して１つの事（人）に深入りしていく研究者や結婚相手、共に修羅場をくぐった戦友のようなイメージですね。
ちなみに、水のエレメントですが、活動サインごとに比較すると
蟹座♋️（水×活動サイン）：
同じ価値観の人たちを集め「守り育てたりする母親」のシンボル
>> 占星術ホロスコープで蟹座♋️を読み解くと何がわかる？【♋️＝守り育てていく母親の象徴】
蠍座♏️（水×固定サイン）：
特定の相手と、深く固定化していくイメージなので「深く濃く追求する研究者」のシンボル
魚座♓️（水×柔軟サイン）：
好き嫌いなく柔軟に全てを包みこんでいく「福祉・奉仕精神」のシンボル
>> 占星術ホロスコープで魚座♓️を読み解くと何がわかる？【♓️＝福祉・奉仕精神の象徴】
こういった違いがあるので、同じ水のエレメントでもそれぞれのサインが持っているシンボルが違いますよね。
また、サインを深く理解していく時はサビアンシンボルをみていくのも面白いで、ご紹介していきます。
サビアンシンボルとは？
ホロスコープは３６０度の円の形をしていますが、その１度１度に意味が与えられているものがサビアンシンボルと呼ばれています。
つまり蠍座でも、蠍座１度〜蠍座３０度まで、それぞれ違ったメッセージが込められているのです。
マニアックな占星術の世界の話ですね。笑
さて、ここでは蠍座のスタート地点でもあり、蠍座の象徴となる、蠍座１度のサビアンシンボルのみを紹介しますね。
A sightseeing bus.
観光バス
観光バスというのは、見知らぬ人たちがバスの中に集まり（固定され）、同じ景色をみて同じように感動をするもの、ですね。
蠍座は特定の人と、密接に関わって生活や運命を共にしていくようなイメージから、観光バスというものがあてがわれているようです。
蠍座サインを支える天体（支配星）
なお、蠍座など１２サインそれぞれを守る役割がある天体を支配星と言うのですが
蠍座＝冥王星
が割り当てられています。
冥王星といえば、死と再生・限界突破の象徴と言われています。
>> 占星術ホロスコープで冥王星を読み解くと何がわかる？【冥王星＝死と再生・限界突破の象徴】
特定の相手や物事と、限界までとことん深く関わって運命共同体となっていくところ、冥王星のシンボルと似ているところがありませんか？
１つ前のサインである風サイン・天秤座は、プロデューサーのように、風通しよくいろんな人と関わっている状況でした。
>> 占星術ホロスコープで天秤座♎️を読み解くと何がわかる？【♎️＝プロデューサーの象徴】
そこから好き嫌いが出てきて、より深いところで密接に関わりあう様子が蠍座サインのシンボル、ということですね。
さて、そんな蠍座ですが、では具体的なホロスコープを使ってリーディングをしてみると、どのようなメッセージを導くことができるのでしょうか？
ということで片渕のホロスコープと、人生ストーリーの中で重要と言われる
月（誕生）
↓
太陽（人生目的）
↓
土星（人生の落とし所）
の３天体が蠍座のケース、この２つについて見ていきたいと思います。
実際のホロスコープで蠍座♏️まわりをリーディングしてみると・・
まずは片渕のホロスコープで蠍座まわりをリーディングしてみたいと思います。
私のホロスコープ、再掲しますね↓
蠍座に、天王星がいます。
占星術では、
どのような性質があって（目に見えないもの、１２サイン）
どのような具体的な場面で（目に見えるもの、１２ハウス）
どのような影響を及ぼしているのか（＝アスペクト）
というのが基本的なリーディング手法になるので、片渕のホロスコープでいうと、蠍座に天王星がいるということになりますね。
蠍座的なシンボルは、どのように自分の人生の舞台で発揮するのか？というと
ここをみるといいですね。
片渕の場合は９ハウスになりますが、
のシンボルとなります。
>> 占星術ホロスコープの９ハウス【抽象的な内容を書いたり話したり教えたりする】＆月・太陽・土星
よって、天王星・蠍座・９ハウスからは
同じ理念や価値観を持った深い絆で繋がった仲間たちと、理想の未来とは何か？を探索し、それらを書いたり話したり教えたりしていく
そういう人である、などとリーディングできますね。
>> 占星術ホロスコープで天王星を読み解くと何がわかる？【天王星＝革命的・理想の未来の象徴】
なお、天王星は動きの遅い天体なので、私と同世代の人はほとんどが天王星・蠍座、ではないかなと思っています。
ところが、出生場所や日時などの違いから、ハウスが異なっているはずです。
つまり、天王星・蠍座の影響を、自分の人生のどの舞台で発揮するのか？活用するのか？が違ってくるということです。
ホロスコープのサインに天体がいない時
私のケースではなく、もし蠍座のサインに天体がいない場合は、
・時代の流れなどをホロスコープでリーディングし、蠍座に天体が入ったタイミング
・蠍座に天体がたくさん集まっている人と、コラボする
この２つが、蠍座に天体はいないけれども、とても大きな影響力を発揮するチャンスであるとリーディングできます。
自分が持っていないので、時代の流れ、あるいは他者の力を借りるという発想ですね。
時代の流れをホロスコープでリーディングしていく話は、例えば本ブログを書いている2021年の日本はどういう時代になりそうか？とリーディングしてみた以下の事例は参考になるかと考えています。
>> 占星術ホロスコープで2021年をリーディング｜日本や自分自身にとってはどんな1年になるのか？
また風の時代に関する話は、これから200年ほど続いてく時代の流れの１つかなと思います。
>> 地の時代から風の時代へ｜占星術的に解読してみた【結論：大事なことはいつの時代も変わらない】
蠍座♎️と、月/太陽/土星の組み合わせをリーディングしてみると
続いて、人生ストーリーにおいて重要となってくる３つの天体である
月（誕生）
↓
太陽（人生目的）
↓
土星（人生の落とし所）
この３天体が蠍座のケースについて、見ていきたいと思います。
＜月星座が蠍座＞
月が蠍座となると、気に入った友達だけととことん遊んでいたり、強いこだわりを持った子供だったかもしれませんね。
プライベートな面では、ニッチだけれども１つのことを深く追求したりリサーチしたり、あるいはとても深い間柄の人と一緒にいるようなことでリラックスできるタイプのようです。
>> 占星術ホロスコープで月を読み解くと何がわかる？【月＝素の自分の象徴と言われる理由】
＜太陽星座が蠍座＞
太陽は、その人の人生目的のシンボルになるので、社会に出て、自分で努力して輝かしていくことになります。
そのため太陽星座・蠍座は、職業であれば研究者や心理カウンセラー、医者やジャーナリストなどはフィットしますよね。
人間や物事の深層や本質を見抜いて、メディアを通じて真実を伝えていくジャーナリズムという点が、蠍座シンボルにピッタリ。
普通の会社員だったとしても、所属している部門にてその分野の第一人者と呼ばれるような高い専門性を発揮したり、人や組織の裏方のような立場・役割で、力を発揮しているイメージがあります。
>> 占星術ホロスコープで太陽を読み解くと何がわかる？【太陽＝人生目標・目的の象徴】
＜土星星座が蠍座＞
土星は、その人の人生の終着点・落とし所のシンボルになります。
なので、子ども時代や若い時は、うまく土星を活用できず、むしろ苦手意識を持つテーマになりやすいと言われています。
具体的にいうと、蠍座シンボルのような、濃い人間関係を築いたり、洞察力あるような鋭い人が苦手というケースがあるかも知れません。
ただ、これはその人の人生の中で、高いハードルとして設定された星に生まれているという感じですね。
なので、土星の年齢域である55〜70歳くらいになると、社会的な立場も一段落したところから、特定の人たちを引き寄せ、深い人間関係を構築して秘密裏な活動をスタートするかもしれません。
若い時には苦手意識がありハードルが高いと感じた土星星座・蠍座の力を、人生晩年に発揮するシナリオが考えられますね。
>> 占星術ホロスコープで土星を読み解くと何がわかる？【土星＝常識・人生の落とし所の象徴】
蠍座♏️をより深くリーディングするために
ということで今回は、占星術的にホロスコープを見た時の、「蠍座」を読み解いてみました。
いかがでしたでしょうか？
自分のホロスコープを作ってリーディングしてみたい！という方は、以下のサイトにアクセスし
・出生時間（できれば母子手帳などを確認して正確なものであればなお良い）
・出生場所（都道府県や市町村、できれば生まれた時の産院の住所がわかれば最高）
を入れると無料で簡単に作れますので、やってみてください。
また、最後になりますが
占星術を自分のライフデザインに
活かしていくことをテーマにした
セミナー＆動画をメンバーさん向けに
公開しています。
アジェンダとしては以下の通りですが
- 占星術をライフデザインに活用するとは？
- 自分自身の設計図であるホロスコープ
- 人生におけるテーマを示す10天体
- 目に見えない性質や欲求を示す12サイン
- 目に見える場面を示す12ハウス
- 天体同士の位置関係にをみるアスペクト
- ケーススタディ：実際にリーディングしよう
もしご興味あれば、下記よりメンバー登録
していただき、ご覧ください。
→登録はこちらから
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
