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ミヒャエル・エンデ「モモ」読んでみた【どのように時間を使うと豊かな人生になるのか?】

誰しも1日24時間は平等に与えられています。

なので、毎日どのように時間を使ってきたか?
の積み重ねで今の生活があります。

そして、今日からの時間の使い方で
5年後・10年後の未来も変わります。

ということは、無目的にダラダラと
無駄な時間を過ごすのをやめて
タイムマネジメントをしたり
時間を効率化して生産性を上げていくことが
大切と思われがちですが、

  • 「・・本当にそれだけでいいの?」

と警笛を鳴らしてくれたのが
今回ご紹介する本になりますです。

生産性の向上だけが絶対善なのか?

特に仕事では生産性を上げることが善で
生産性が低いものは悪であり
排除すべきと考えられています。

私も会社員を16年ほど経験してきたこともあり
生産性の向上の大切さはとても実感しています。

たしかに生産性を上げることで
1日24時間しかない時間の密度を
上げることはできます。

結果的に会社の売上・利益に貢献できる仕事量が
増えるでしょうし、個人としてもスキルアップ
キャリアアップも計られるということですね。

しかし、いくら時間の効率を上げても
次の仕事が待っているので、仕事をしている
本人にとっては忙しさは変わりませんよね。

こうした事柄が長く続くと、私たちは
機械ではないので、生産性を上げても
楽になるどころかストレスに感じる方が
多くなってしまいます。

何よりも、一度きりの自分の人生なのに
会社組織やステークホルダーへの貢献
自分のキャリアアップや年収拡大に
人生の大部分のエネルギーを注ぐことになり

  • 「何か大切なものを忘れていない?」

問いかけてくれる本だと感じました。

もちろん仕事を通じて社会貢献ができるのは
素晴らしいことです。

自己投資して成長し、その対価として
収入アップをはかることは、現代社会では
とても大切なことの1つなのは
間違いないでしょう。

人によっては、生きがい・やりがいにも
通じる話ですよね。

仕事を通じて自分がキャリアアップでき

「こうなりたい・・!」という理想の未来を
達成させることそのもの生きがいであれば
それを否定するものではありません。

ただ、私のように家族がいたり
仕事はもちろん大切だけど、趣味や
その他にもやってみたいことがある人も
いると思います。

あるいは直接的なキャリアアップとは
言えないかもしれませんが、新しいことに
チャレンジしてみたい。

占星術とかタロットカードとか学んでみたい
などという気持ちを持っている人も
いるのは事実ではないでしょうか。

  • 生産性の向上だけを目指す
    ワークスタイルやライフスタイルは
    果たして幸せな人生になるのかな?

この本を読んで、そんな問いかけを
もらったなと感じましたし
改めて、自分にとっても人生の充実度や
幸福度について、見つめてみる
きっかけになる本だと思います。

「モモ」はどのような内容なのか?

今回ご紹介している本は児童文学書として
とても有名で、ハリーポッターのような
ファンタジー作品に分類されると思います。

ですが、おそらく著者は「児童向け」というより
むしろ、大人たちに向けてのメッセージを
書いているのは間違いないな、と感じます。

テクノロジーの進化で、世の中は
どんどん便利になり、昔と比較すると
それこそ国内・海外など遠くへの移動時間は
短縮されましたよね。

にもかかわらず、時間がなかったり
タイムマネジメントや生産性向上が叫ばれ
そうした類の本やセミナーはどんどん出ている。

さて、私たちの生活で「便利」さは
向上したけれども、「人生の豊かさ」の向上を
感じている人は果たしてどれだけ増えたのか?

むしろ逆に、減ってきているのでは
ないのでしょうか。

1970年代に書かれた内容にも関わらず
2023年の今でも古さを感じるどころか
まさに現代社会の課題に対して、読みやすい
「児童文学」というテイストでの物語の中に
鋭い指摘が含まれている
のが
この本の最大の魅力と感じます。

個人的には物語そのものも面白いのですが
作者の後書きに書かれている、謎めいた旅行者
からのメッセージが好きなのです。

詳細はぜひ、本を読んでもらいたい
とは思いますが

時代がどう変わろうとも、結局は
自分自身が何者かを知って
一度きりの人生の中で何を実現させたいか?
どうなることが理想なのか?

これをしっかり考えて毎日の生活を
過ごしていきましょう
仕事に邁進していきましょう
ということを言っているのかなと
私は感じました。

時代がどう変わろうとも、人間に与えられた
時間は変わらずですよね。

与えられた時間から得られる「豊かさ」は
自分自身で取り戻す視点を持って
努力しないといけないのかなとも思います。

なぜ「モモ」を読もうと思ったのか?

最後になりますが、なぜこの本を読もうと
思ったのかという点について。

もともと私は文学作品などには
あまり馴染みもなく・・

会社員時代は人事の仕事が長かったので
人材育成・組織開発、採用など
人や組織を活性化していくようなテーマが
多かったのですよね。

コーチングなども手法の1つとして
知っていたり活用などもしていました。

会社員退職後は、ビジネスの話はもちろん
占星術やタロットカード、コーチングなど
今の仕事につながるような学びが多いのですが
そんな中で自分がお手本にしたいなと
思える人に何人か出会うことができました。

で、その人たちが「モモ」は、とてもいい本
と紹介していたことが偶然重なりました。

なので、これは何かのメッセージだろうと感じ
読んでみるしかないかなと思い立ったわけです。

ファンタジー作品を通じて、上手に
タイムマネジメントができるようになって
効率化していきましょう、生産性を上げて
いきましょうという話ではありません。

むしろ時間効率化と、豊かで幸せな人生を
あなたはどう考えるか?というような
大きな問いをもらい、考えさせられる内容
だったなという感想を私は持っています。

もし、このあたりに問題意識がある人は
ぜひ読んでみることをお勧めしたいですね。

ということで今回は、ミヒャエル・エンデ作の
「モモ」について、読んでみての感想や
読もうとした経緯について、まとめてみました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

ちなみに私の日々の活動の中では
より豊かな人生を作り上げるために?をテーマに

  • 【親や学校・会社では教えてくれない】
    一度きりの自分の人生を謳歌するための
    3つのキーワード

と題してメンバーさん向けに
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