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サターンリターン(土星回帰図)とは何か?約29年に1度やってくる総点検のタイミングの活用法

今回は占星術におけるサターンリターンに
関する内容をまとめています。

サターンリターンとは、出生時のホロスコープで
土星がある位置から、約29年後にかけて
土星がまた戻ってくるタイミングのこと

を指しています。

土星は、占星術師によっては凶星のような
メッセージを出す人もいるので
「29年に1度の厄年がくる」と
読むこともできなくはないのですが、、

私的には、土星シンボルのテーマでもある
社会生活において、その時の自分に必要なものを
総点検をしましょう
、というメッセージの方が
しっくりくるなと考えています。

占星術ホロスコープで土星を読み解くと何がわかる?【土星=常識・人生の落とし所の象徴】

なお、土星は太陽の周りを約29年かけて
1周するので、約29年ごとに
サターンリターンのタイミングが訪れることに
なりますので、29年、58年、87年と
約30年ごとに総点検するイメージですね。

今回は、サターンリターンの活用方法や
具体的にどのようにリーディングしていくのか?
ということで、私のホロスコープなどを参考に
ご紹介していきます。

ぜひ、29歳または58歳・87歳くらいの方が
お読みいただいているのであれば
チェックしてみてください。

まず大前提として、出生時のホロスコープ
というものが一番大切であり、この唯一無二の
ホロスコープからの情報からのメッセージを
ひもといて、毎日の生活の中で活かしていく。

これを一番お勧めしたいのには
変わりがありません。

ただ、出生してから時間も経過すると
当然ながら天体たちも動いていきます。

そんな中で、人生の高いハードルだったり
社会常識・安定などのシンボルでもある土星が
ちょうど同じ位置に戻ってくる時というのは
土星テーマに関する見直しをすると良いです。

具体的には、以下のようなものですね。

  • 安定、保守的、ローカル性
  • 責任感、義務、権威、ルール
  • 制限するもの、絞る、人生の課題
  • 忍耐、メンテナンス、定期点検

ここから私のホロスコープを事例として
紹介して、サターンリターンを具体的に
読んでいこうと思います。

まず私の出生時のホロスコープは下記ですが
土星は赤丸のところ、獅子座の29.24度
という位置にいますよね。

そして、私が出生してから約29年後の
ホロスコープを見てみると、以下の日付で
土星が獅子座の29.24度にいることが
わかります。

出生後の約29年1ヶ月後に、獅子座29.24度に土星が戻ってきています

2007年の8月29日ということで
私の誕生日7月21日とは1ヶ月ほど
ずれていますが、このタイミングで
土星が戻ってきていることがわかります。

そして、この時の土星は12ハウスにいますので
12ハウスのシンボルに関するテーマを
当時の社会常識や時代の流れに合わせて
総点検してみるといいですよ

というメッセージになりますね。

12ハウスは聖域・仮想空間のハウスと
よばれています。

>> 占星術ホロスコープの12ハウス【仮想空間・聖域】&月・太陽・土星

ここは現実世界との境界線を曖昧する場所
という意味になるので、インターネットの
世界だったり、スピリチュアルな
目に見えない世界だったりを示しています。

「私」が消えて公職につくことの象徴
でもありますが、ちょうど2007年の夏頃
入籍・結婚するタイミングでした。

なので、いわゆるこれまでは「自分」を
中心に考えてきたけれども、サターンリターンの
タイミングで結婚しました。

まさに、自分と他者との境界線を
曖昧にして「夫婦」「家族」という単位で
自分の社会生活面・基盤・安定などの考え方を
総点検したり、必要に応じて見直す時期ですよ
というメッセージなのかなと思いました。

元々は他人だった他者と生活するためには
自分のルールや生活習慣を見直すことも
必要になってくるでしょう。

それは、自分のこれまでの常識を総点検する
という、サターンリターンのタイミングが
ぴったりだったなと感じています。

このように、私は12ハウスで
29歳のサターンリターンとなりました。

ちなみに次のサターンリターンは
58歳で、2036年10月10日の
昼ごろに、獅子座29.24度に土星がきます。

この時は8ハウスに土星がきているので
8ハウスという場所、つまり
パートナーシップやクローズドな活動の
総点検が入るということになりますね。

>> 占星術ホロスコープの8ハウス【鍵付きの秘密の部屋】&月・太陽・土星

このように、サターンリターンとなる時に
あなたが総点検すると良い具体的な場所
というのは、個人のホロスコープによって
異なります。

なのでここからは、それぞれのハウスにて
サターンリターンとなった場合について
以下、それぞれご説明していきます。

1ハウスでサターンリターンとなる場合

1ハウスは個性のハウスといわれているため
自分の個性やアイデンティティ・生き方
のようなものを、サターンリターンの
タイミングで、その時の社会常識や
時代の流れから総点検するような
タイミングがきています、となります。

>> 占星術ホロスコープの1ハウス【個性・アイデンティティ】&月・太陽・土星

2ハウスでサターンリターンとなる場合

2ハウスは所有のハウスといわれ
自分自身が持って生まれた性質・才能
才能を活かしてお金を稼ぐ場所
といわれています。

そのため、2ハウスでサターンリターン
ということは、お金の稼ぎ方や
お金を稼ぐ方法などについて
その時の社会常識や時代の流れから
総点検するタイミングという
メッセージになりますね。

>> 占星術ホロスコープの2ハウス【所有・継承・お金を稼ぐ】&月・太陽・土星

3ハウスでサターンリターンとなる場合

3ハウスは知性のハウスといわれ
具体的なものや身近なものを
わかりやすく、書いたり話したり
教えたりするシーンを示しています。

そういう意味で、3ハウスで
サターンリターンとなるのであれば
自分がこれまで持っていた知識や経験
といったものを、その時の社会常識や
時代の流れとチェックして
必要に応じてアップデートするような
総点検をするタイミングとなりますね。

>> 占星術ホロスコープの3ハウス【具体的な内容を書いたり話したり教えたりする】&月・太陽・土星

4ハウスでサターンリターンとなる場合

4ハウスは基盤のハウスといわれ
主に家そのものや家族、ファミリー意識で
つながった仲間などの意味があります。

このハウスでサターンリターン
となるのであれば、家の引越しや建て替え
家族の在り方などについて、その時の
社会常識や時代の流れとチェックして
総点検してみましょう、ということですね。

>> 占星術ホロスコープの4ハウス【家・家族・ファミリー意識・心のよりどころ】&月・太陽・土星

5ハウスでサターンリターンとなる場合

5ハウスは自己表現や自分の楽しみのハウス
といわれています。

そのため、5ハウスでサターンリターン
となるのであれば、外に自分を魅力的に
打ち出していくことや、自分の娯楽など
社会常識や時代の流れの視点を取り入れて
総点検してみると良さそうですね。

>> 占星術ホロスコープの5ハウス【自分の楽しみ・自己表現】&月・太陽・土星

6ハウスでサターンリターンとなる場合

6ハウスは調節のハウスといわれ
社会デビューする前に、自分の仕事能力や
健康など整えていくところになります。

ここがサターンリターンとなるのであれば
まさに仕事能力面において、その時の
社会や時代の流れから見たときにどうか?
という点検だったり、健康診断を
取り入れてみましょう、という
メッセージになりますね。

>> 占星術ホロスコープの6ハウス【社会生活に適応できるよう準備・調節】&月・太陽・土星

7ハウスでサターンリターンとなる場合

7ハウスは他者のハウスといわれ
不特定多数の人間関係とのやりとりを
示しています。

ここがサターンリターンとなるのであれば
人間関係の見直しだったり
対人コミュニケーションのやり方を
点検するなど、世の中の常識や時代の流れを
鑑みてチェックしてみると良いですね。

>> 占星術ホロスコープの7ハウス【他者・パートナー・引き寄せやすい相手】&月・太陽・土星

8ハウスでサターンリターンとなる場合

8ハウスは共有のハウスといわれ
他者から財産などを引き継いだりする
シンボルがあり、そのようなシーンは
クローズドな環境で行われることから
鍵付きの秘密の部屋やパートナーシップ
などを示しています。

ここでサターンリターンとなるのであれば
パートナーシップについてや
他者から引き継いできたものを総点検して
社会常識や時代の流れと合わせて
チェックしてみると良さそうですね。

>> 占星術ホロスコープの8ハウス【鍵付きの秘密の部屋】&月・太陽・土星

9ハウスでサターンリターンとなる場合

9ハウスは探索のハウスといわれ
物理的にも遠くの方へ向かっていくことを
示していますし、日常あるものから
抽象度を上げていく意味もあります。

ここでサターンリターンとなるのであれば
冒険している事柄や、抽象度高い内容を
社会常識や時代の流れと照らし合わせた時に
フィットしているか?という視点で
総点検してみると良いでしょう。

>> 占星術ホロスコープの9ハウス【抽象的な内容を書いたり話したり教えたりする】&月・太陽・土星

10ハウスでサターンリターンとなる場合

10ハウスは社会のハウスといわれ
仕事などをはじめ社会活動をしている
場面を示しています。

ここでサターンリターンとなるのであれば
仕事の内容だったり働き方について
旧来の考え方ではなくその時代の流れに
合わせてどうなのか?という視点で
点検してみると、新しい発見があるでしょう。

>> 占星術ホロスコープの10ハウス【社会活動・社会的ステイタス】&月・太陽・土星

11ハウスでサターンリターンとなる場合

11ハウスは理想のハウスといわれ
10ハウスという社会を超えたところで
友人など気の合う仲間と活動する事を
示しています。

ここでサターンリターンとなるのであれば
理想と考えるところが現在の社会常識や
時代の流れからすると乖離しすぎていないか?
現実離れしすぎていないか?などと
チェックするような視点で考えると良いですね。

>> 占星術ホロスコープの11ハウス【理想・友人・オープンなコミュニティ】&月・太陽・土星

12ハウスでサターンリターンとなる場合

12ハウスは上述した通り、仮想空間・聖域の
ハウスと言われ、現実世界との境界線が
曖昧になっていく意味になります。

ここでサターンリターンとなるのであれば
インターネットの世界やスピリチュアルなど
目に見えない不思議な世界ばかりにいないか?

もう少し現実を見ることを忘れないように
という視点で考えると良いのでしょう。

>> 占星術ホロスコープの12ハウス【仮想空間・聖域】&月・太陽・土星

ぜひ、ご自身の出生ホロスコープと
サターンリターンとなるタイミングでの
土星のハウスをチェックしてみて
そのハウスのシンボルを総点検するよう
活用してみてください。

ちなみに今回は土星に注目しての
サターンリターンをご紹介しましたが
太陽に着目して誕生日から1年限定で
自分自身の内面や目的意識の変化を
チェックする手法としてソーラーリターン図を
確認する手法もあります。

>> ソーラーリターン図(太陽回帰図)とは?誕生日から1年限定ホロスコープをリーディング

出生時のホロスコープはもちろん
その後に人生経験を積んだり
時代の流れが変化したことをセットで
リーディングしていくと
ホロスコープの活用法が広がって
とても面白いですよ。

ということで今回は、サターンリターンから
リーディングできる事柄について
ご紹介させていただきました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

サターンリターン含め、自分のホロスコープを
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内容としては、以下のようなものなのですが

  1. 占星術をライフデザインに活用するとは?
  2. 自分自身の設計図であるホロスコープ
  3. 人生におけるテーマを示す10天体
  4. 目に見えない性質や欲求を示す12サイン
  5. 目に見える場面を示す12ハウス
  6. 天体同士の位置関係にをみるアスペクト
  7. ケーススタディ:実際にリーディングしてみよう

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