今回は、自分のホロスコープを占星術で読み解いていったときに、海王星はどういう意味になるのか?についてまとめています。
ホロスコープとは、自分が生まれた瞬間の生年月日・時間・場所から導き出される星の配置図のこと(片渕のホロスコープはこちら↓)
占星術では海王星のみならず、その他太陽系の惑星10天体がどんな位置関係か?からメッセージを読み解いていきます。
月:素の自分、出発点など
水星:知性、コミュニケーションなど
金星:美的センス、感性など
火星:活力、エネルギーなど
木星:豊かさ、発展など
土星:常識、人生の落とし所 など
天王星:革命的、理想の未来など
海王星:夢見、神秘など
冥王星:死と再生、限界突破など
10天体には、ざっくり上記のようなシンボルがありますが、今回は海王星に関してまとめてみました。
占星術を使うと、海王星からどのようなメッセージが読み取れて、自分の人生ストーリーにどのような指針を与えてくれるのか?
今回も、現代科学の常識を超えた占星術の世界から見た時に、新たな発見や面白い気づきがあるんじゃないかなと思っていますので、ぜひお読みください!
なぜ「海王星=夢見・神秘の象徴」と言われるのか?
海王星は一般的には
1846年に発見された、太陽系の一番外側を周る天体で、約165年かけて一周する
と言われています。
占星術の世界では海王星は、一言でいうと
夢見、神秘など
という意味が与えられていますが、この理由としては、海王星発見のエピソードからきています。
1781年に発見された天王星ですが、天体の動きを詳しく観察していたところ、天王星の外側にもまだ惑星がある可能性が出てきたのです。
当時はパソコンなどもなかったので、天文学者たちが手計算で苦労しながら予測し、新天体の発見を夢見ていました。
そしてついに、60年ほどかかってようやく海王星が発見されたのですが、理論的にはありそうだが60年も見つけられなかったことから
夢、目に見えないもの、想像や神秘な世界
霊能力、悟り、神話
芸術、アート、セラピー、ヒーリング
などというシンボルが海王星に与えられたそうです。
土星や天王星との違いで比較すると、それぞれのシンボルが特徴的でわかりやすいです。
土星:
「今・ここ」時間と空間に制限がある
天王星:
「今・どこでも」インターネットの世界(世界中どこにいても同時につながることができる)
海王星:
「いつでも・どこでも」時間も空間も制限がない、夢やファンタジー、精神世界
>> 占星術ホロスコープで土星を読み解くと何がわかる?【土星=常識・人生の落とし所の象徴】
>> 占星術ホロスコープで天王星を読み解くと何がわかる?【天王星=革命的・理想の未来の象徴】
片渕
と、占星術を学ぶ前の私はそう思いました。
いわゆるこれも現代の常識(=土星)の範囲内で考えればその通りでしょう。
文字通り土星(常識)の外側にいる海王星ですが、例えば心理学の世界で言われる集合的無意識なんていう言葉でも、目に見えない世界が説明できたりするのかな、と思っています。
集合的無意識とは?
例えば、あなたと私は「別々」の個人として、お互いを認識していますよね。
ところが自分では「意識できないもの」も世の中には存在しています。
わかりやすいものだと、心臓を動かす、寝ている間の呼吸・夢を見るなどでしょうか。
こうした無意識の領域は、個人の意識をどんどん深く辿っていくと、最終的には「個人」という境界線を超えた、人類共通の「集合的無意識」につながっていると心理学の世界では考えられています。
「集合的無意識」という言葉はなんだか難しい印象がありますよね。
だけど、例えば
・自分たちの生まれ育った地元への愛・郷土愛
・一緒に学校や会社を過ごした同期
・一緒に修羅場をくぐった戦友のような親友
・日本人や地球人としての共同意識
など、目には見えないけれども、何か一緒につながっている感覚って、誰しも感じたことはあるのではないでしょうか?
また、流行った音楽・映画などを創るアーティスト等も、その時代の流れに乗り、多くの人の共感を集めたからこそ流行を作ることができるわけで、そうした人たちは海王星を輝かしているとも言えますね。
夢や神秘的な目に見せない世界のシンボルとなっている海王星ですが、逆にネガティブな意味もあります。
妄想・混乱、ドラッグ・アルコールに溺れる、詐欺師など、時間も空間も世の中の常識との境目もが、曖昧になる状態も海王星のシンボルなんですよ。
海王星を、現実的な社会生活で輝かすためにも、やはり星の活かし方次第ですね。
特に、アーティストや芸術家はもちろん、
・夢やビジョンを創造し、時代を作って引っ張っていくようなリーダー
・直感力、創造力が優れた人
・精神世界を扱い人々に癒しを与えるセラピスト、ヒーラー
などは海王星のシンボルを活かしている人たちですね。
また、5000年ほどの歴史がある占星術の中で、今から約160年前に相当する1846年という比較的最近に発見されました。
当時は、マルクス共産党宣言、リンカーン奴隷解放宣言、アヘン戦争などがあり、時代が大きく変わる出来事が同時期にたくさん起きたことから、それを象徴とする海王星が発見されたと占星術では考えられています。
そして占星術の世界観として、時間も空間も制限がない夢や幻想などのテーマになることから
85歳からの世界(のシンボル)
とも言われています。
さて、そんな海王星に関して、いつものように具体的なホロスコープを使ってみると、どのようにリーディングするできるのでしょうか?
引き続き、読み解いてみたいと思います。
実際のホロスコープで海王星をリーディングしてみると・・
ということで今回も、片渕のホロスコープでリーディングしてみたいと思います。
私のホロスコープ、再掲しますね↓
海王星が射手座の位置にあります。
占星術では、
どのような性質があって(目に見えないもの、12サイン)
どのような具体的な場面で(目に見えるもの、12ハウス)
どのような影響を及ぼしているのか(=アスペクト)
というのが基本的なリーディング手法になるので、片渕のホロスコープでいうと
射手座の性質を持っていて
11ハウスの場面で現れる
となりますね。
射手座は「火」エレメント×「柔軟」サイン。
自由奔放に、興味持ったものに火のようにアクティブに活動する「冒険家」のシンボル
なんて言われていまして、
・向上心や高みを目指そうとする意欲
・精神世界など神秘的なものへの探求
などという意味があります。
>> 占星術ホロスコープで射手座♐️を読み解くと何がわかる?【♐️=冒険家の象徴】
逆にネガティブに言えば、荒々しい、ルーズ、無謀すぎるチャレンジ・・なども射手座のシンボルとなります。
私の場合、というよりは海王星は太陽の周りを165年もかけて移動する天体であることから、1つの星座に14年ほど滞在するので、私と同じ世代の人たちは、みんなが海王星×射手座となっています。
そのため、私と同世代が持っている海王星からのメッセージをリーディングすることになるのですが
遠い世界や宇宙など、神秘性を感じる世界への冒険心がある
とリーディングできますね。
そして、海王星は個人や常識の範疇を超えた天体なので具体的にどんな場面で海王星のエネルギーを受信するか?はハウスでリーディングするのですが、私は11ハウスとなっています。
11ハウスのシンボルは
と言われています。
年齢や社会的な立場問わず、気の合う友人達が集まってワイワイやっているサークル活動をする場面
などが11ハウスのシンボルですね。
>> 占星術ホロスコープの11ハウス【理想・友人・オープンなコミュニティ】&月・太陽・土星
私は子供のころから宇宙が好きで学生時代に宇宙関係の研究をしていましたが、もう1つ熱中していたこととしてスキューバダイビングのサークル活動でした。
海という、ある意味冒険心をくすぐるようなもの、サークル活動を通じて熱中していましたが、こういうのも海王星のエネルギーを受信している活動と言えるでしょう。
神秘性を感じる物事は人それぞれですが、現代科学ではまだまだ解明できていないものに、気の合う友人達とアフター5や休みの日に気の合う仲間たちとワイワイやるのが、私と同世代の海王星の楽しみ方なのでしょうね。
海王星をより深くリーディングしていくために・・
ということで今回は、占星術的にホロスコープを見た時の、「海王星」を読み解いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
自分のホロスコープを作ってみたい!という方は、以下のサイトにアクセスし
・出生時間(できれば母子手帳などを確認して正確なものであればなお良い)
・出生場所(都道府県や市町村、できれば生まれた時の産院の住所がわかれば最高)
を入れると無料で簡単に作れますので、やってみてください。
片渕にリーディングしてもらいたい!というオーダーがあれば、SNSなどつかがっている方は直接ご連絡してもらってもokですし、こちらのご提供中のメニューからお気軽にご連絡ください。
また、占星術もうちょっと勉強してみたくなった!という方は、マンガでわかりやすく解説してある以下の本などが良いかなと思っていますので、ご覧ください。
しあわせ占星術 自分でホロスコープが読める本 新版/KADOKAWA/まついなつき
最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。
続いて冥王星についても知りたい!という方は、下記からご覧ください。
>> 占星術ホロスコープで冥王星を読み解くと何がわかる?【冥王星=死と再生・限界突破の象徴】
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