今回は木星逆行の話になります。
もちろん実際に天体が逆行することはなく
地球から木星を見ると逆行しているように見える
ということです。
この理由について、天文学的な話と
占星術での意味や自分への影響について
まとめてみました。
結論からいうと、木星が逆行する期間は
木星シンボルに関するテーマを再確認
再点検しましょうというメッセージになるので
具体例やその期間も交えてご説明していきます。
>> 占星術ホロスコープで木星を読み解くと何がわかる?【木星=豊かさ・発展の象徴】
木星や地球含め、太陽系の惑星は
太陽の周りを反時計回りに回っていますが
1周するのにかかる時間は
惑星ごとに異なります。
地球はご存知の通り1周するのに365日ほど
一方で木星は約12年で太陽の周りを
1周するので、地球から木星の動きを見ると
以下のような感じになっています。
地球が1の場所にいるとき
地球の外側を回っている木星が1にいる
という図ですね。
そして地球が2の位置にいるときは
木星も2の位置に移動し
さらに時間が経過して3の位置に・・と
動いている様子を表しています。
この時、地球から木星を見ると
1→2→3と時間が経過するにあたり
1→2→3と天空上を反時計回りに木星も
動いているように見えることを順行
とよんでいます。
ところが、
地球と木星の位置関係によっては
以下のようなケースもあります。
先ほどと同じように
地球が1の場所にいるとき
地球の外側を回っている木星が1にいる
という図ですね。
次のタイミングで
地球も木星も2の位置に移動し
その次の日は3の位置に・・と
動いている様子を表しています。
この時、地球から木星を見ると
1→2→3と日数が経過するにあたり
1→2→3と天空上を時計回りに
木星が動いているように見えることを
逆行とよんでいます。
木星は、豊かさ・発展などの象徴
と言われていますが、これが順行ではなく
逆行の期間は、豊かさ・発展などのテーマを
再確認・再点検してみましょう
というメッセージになります。
具体的には以下の3点です。
- 今ある豊かさの源を再確認
- 寛容になりすぎてトラブルに注意
- 楽観視しすぎの準備不足チェック
1つずつ簡単に、再確認・再点検の
ポイントをまとめてみます。
木星には、豊かさ・幸せ
といった意味があります。
逆行期間中は、そうしたものが
悪くでがちなので、今手にしている
豊かさや幸せに対して
初心・感謝の気持ちは忘れていませんか?
今一度、確認・点検をするタイミングが
きているということです。
例えば、パートナーシップについて。
誰でも付き合い始めた時や
結婚生活をスタートさせた時は
相手のことをとても大事にしようと
思っていたハズです。
ところがその関係が数年も続くと
一緒にいてくれることが当たり前
という心境になってしまって
今ある毎日の幸せがあって当然
という気持ちになり、つい
パートナーへの感謝の気持ちを
具体的に伝えていないことって
ありませんか?
入籍記念日(14年目)に何する?|やっぱり仕事&初心にかえるのが大事という話
健康に関しても、同じことが言えます。
毎日元気に起床して、仕事して
ご飯が食べられてという生活って
当たり前のように見えるかもしれませんが
体調を崩してしまうことで
はじめて健康のありがたさがわかる
ということ、ありませんか?
豊かさや幸福感というものは
何気ない毎日の中にあるものですし
失って初めて気がつくことが
多いので、木星逆行期間では
そうしたものに注意を払い
ないがしろにしていないか?
をチェックしてみましょう。
また木星は、拡大・発展・許容
の意味もあるため、木星逆行期間は
人間関係において、相手に
寛容になりすぎてしまうことで
トラブルになるケースに注意したいもの。
例えば仕事で、相手に任せていたことを
特にチェックなどせず、そのまま
スルーしていたら大きなトラブルになる
ということも考えられます。
ウチの子どもたちは、いつも自由に
ゲームやyoutubeに夢中になっていますが
あまりずっとダラダラ・・・を
寛容してしまうのは健康にも良くないので
たまにはデジタルデトックスも兼ねて
公園に連れて行ったりしていますがw
公園で虫(チョウチョ)取りに成功した瞬間です。
寛容さも、度がすぎてしまうと
なあなあな関係になってしまうでしょうし
トラブルになるケースも多いので
締めるところはきっちりやらないと
いけませんよね。
逆行期間だからこそ、今一度そうした
人間関係で寛大にしすぎていることがないか
身辺周りをチェックしてみましょう。
さらに木星には、寛容さにも似ていますが
楽観視することのシンボルでもあります。
「将来のことなんて、まあなんとかなるでしょ」
というような、不安や心配ごとばかりに
意識をフォーカスしてしまうのは
あまりよくないとは思います。
しかし、特に何も準備せず
やることをやらないで楽観視だけしていると
手痛い失敗が待ち受けていることも。
気分転換にリラックスしたり
やるべきことは全力でやった上で
あとは時代の流れに身を任せることと
ノープランで、なんとかなるっしょ
というのでは、引き寄せてくる未来も
変わってきてしまいます。
楽観視も適度に使うことをオススメしますが
自分は、やるべきことやっているか?
このことを木星逆行期間は特にチェックして
もしやれていないのであれば
このタイミングで実際に行動に移し
自分のありたい未来に向けて準備して
いきたいものですね。
さて、このようなメッセージのある
木星の逆行期間はいつおこるのでしょうか?
木星はおよそ1年に1度、4ヶ月くらい
逆行をする日があるのですが
2022年は以下の日程になります。
2022年7月29日〜2022年11月24日
(牡羊座8.43度から魚座28.47度まで逆行)
この逆行期間、毎日の生活の中で
自分にとって、どのような場面で
影響が出てくるのか?
これは、自分自身のホロスコープの
ハウスに着目すると分かります。
ケーススタディとして
実際に、私のホロスコープを例にしながら
ご説明していきますね。
まず、木星逆行は牡羊座8.43度から
魚座28.47度に戻る形でおきますので
以下の私のホロスコープの中で
2つ線に挟まれた範囲の中で
木星逆行がおきることになります。
私のホロスコープ上では
ちょうど2ハウスのところに相当しますね。
2ハウスという、所有・継承・お金を稼ぐ
という具体的なシーンにおいて
木星テーマを再確認してみるというのが
私に対する木星逆行のメッセージになる
と考えています。
>> 占星術ホロスコープの2ハウス【所有・継承・お金を稼ぐ】&月・太陽・土星
つまり、木星逆行期間においては
「今あるお金の豊かさのつながる源
例えばクライアントとの信頼関係は
構築できているのだろうか?
感謝の気持ちは忘れていないだろうか?
などをチェックする」
「ビジネス相手に対して
寛容になりすぎてしまっていることは
ないか?ダメなものはダメと
きっちり言えているか?を確認する」
「お金を稼ぐことに対して
楽観視しすぎて何も努力していない
毎日の積み上げをおろそかに
していないか?を再点検」
例えば私であれば、上記のような視点で
点検・確認してみると、新しい気づきや
自分の成長につながるヒントが見つかる
ということです。
木星逆行期間が、あなたの人生の
どの場面で影響があるのか?
これは、あなたのホロスコープの
どの位置で木星逆行となるのか?
自分のホロスコープのハウスを
チェックすることで、自分への影響を
リーディングすることができるのです。
ということで今回は
木星が逆行する(ように見える)
占星術的な意味や、2022年の
逆行期間について解説してみましたが
いかがでしたでしょうか。
占星術を活用する人によっては
逆行とは何か悪いことが起きるような
メッセージを出している人もいます。
しかし私は逆行しているからこそ
木星テーマに関連することに
注意をはらってみましょう
という話かなと考えています。
また、自分の出生ホロスコープの
どこで逆行が起きるのか?
これをチェックすることで
毎日の生活の中でどこを再確認
再点検するタイミングがきているか?
ということが分かるので便利です。
ぜひ、あなたも木星逆行という自然の流れを
前向きな形で取り入れてみてください。
また今回の木星だけではなく
他の太陽系の天体も逆行する期間が
ありますので、興味ありましたら
ぜひ以下の記事もご覧ください。
2023年の水星逆行期間や占星術から見たときの意味や影響ついて解説します
2023年の金星逆行期間や占星術から見たときの意味や影響ついて解説します
>> 火星が逆行する(ように見える)占星術的な意味とは?2022年の逆行期間や影響ついて解説
2023年の土星逆行期間や占星術から見たときの意味や影響ついて解説します
>> 天王星が逆行する(ように見える)占星術的な意味とは?2022年の逆行期間や影響ついて解説
2023年の海王星逆行期間や占星術から見たときの意味や影響ついて解説します
2023年の冥王星逆行期間や占星術から見たときの意味や影響ついて解説します
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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- 占星術をライフデザインに活用するとは?
- 自分自身の設計図であるホロスコープ
- 人生におけるテーマを示す10天体
- 目に見えない性質や欲求を示す12サイン
- 目に見える場面を示す12ハウス
- 天体同士の位置関係にをみるアスペクト
- ケーススタディ:リーディングしてみよう
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