こんにちは、片渕です。
ここのところ新月や満月に関するブログを書いているのですが、とある人から質問をいただきました。
満月と月食ってどう違うんですか?
ということで今回は、満月と月食(新月と日食)の違いについてと、占星術的にどのような意味の違いがあるかについて、まとめてみました。
結論から言うと、
- 満月は、太陽 ー 地球 ー 月 と、平面上は並んでいる
- 月食は、太陽 ー 地球 ー 月 と、立体的に見ても並んでいる
となりまして、同様に新月と日食も
- 新月は、太陽 ー 月 ー 地球 と、平面上は並んでいる
- 日食は、太陽 ー 月 ー 地球 と、立体的に見ても並んでいる
となるのですが、言葉だけだとわかりづらいと思うので、図も入れて解説してみたいと思います。
満月と月食の違い
まず満月ですが上記の図にあるように、太陽から見ると地球と月が一直線になるタイミングとなります。
地球から見ると太陽と月がある位置、これが180度反対になるタイミングですね。
しかしこれは、太陽・地球・月を平面的に見たときに一直線になっている状態です。
実際の宇宙空間は平面ではなく立体(3次元)なので、太陽・地球・月を結んでいる線を横から見ると、以下のような状態になっています。
タイミングによっては、以下のような位置関係となる満月もあります。
これは、地球が太陽の周りを回る円と、月が地球の周りを回る円が(約5度)傾いているためです。
(上記の図は、わかりやすくするために、傾きを誇張していますのであしからず)
なのでもちろん、以下のような位置関係になることもあるのですが、
この状態は、上から見ても横から見ても、すなわち立体的に見ても太陽・地球・月が一直線に並ぶ満月になりますが、このことを月食(Lunar Eclipse)とよんでいます。
満月&月食の占星術的な意味について
占星術的には、満月の状態はこれから月が満ち欠けていくことの出発点とも言えるので、これまでやってきたことを断捨離したり、振り返ってみてそこからの学び・気づきを獲得して次につなげていきましょうというシンボルになっています。
また、満月は地球から見ると太陽と月が180度反対側に位置するタイミングを指していますが、厳密には180度ピッタリにはなることは少なく、角度の重なり許容範囲を定めています。
占星術の世界では、この許容範囲をオーブと呼んでいます。
オーブが6度であれば、プラスマイナス6度の誤差(満月であれば180度のプラスマイナス6度、つまり174度〜186度の位置であれば180度反対とみなす)と考えるわけですね。
当然ながら、満月を意味する180度反対の位置ピッタリに近ければ近いほど影響力が大きいと考えられています。
ホロスコープは平面上に表現されるため、通常では立体的なオーブは考えないことになります。
ただ、占星術的な意味合いでいうと、満月よりも月食の方が立体的にみても重なっているということになるため、通常の満月よりも月食の方がより強大な影響があると考えられています。
このブログを書いている2022年では、毎月満月のタイミングは訪れますが、その中でも5/16と11/8に月食となり、日本で見ることができるのは11/8のみになります。
新月と日食の違い
満月&月食と同じことが、新月と日食の違いにも言えます。
まず新月ですが、以下の図にあるように、太陽・月が重なる(太陽・月・地球が一直線になる)タイミングを指しています。
ただし、これは平面上でみた話でして、地球が太陽の周りを回る円と、月が地球の周りを回る円が傾いているため
このような状態になっている新月もあれば、下記のような状態もありえます。
先ほどの満月&月食と同じように、平面ではなく立体的に見ても太陽・地球・月が一直線に並ぶような、以下の新月のことを日食(Solar Eclipse)とよんでいます。
新月&日食の占星術的な意味について
新月は、文字通り新しい月・タイミングを示しているため、ここから新しいテーマで何かはじめていくことが、自然の流れに沿っていると考えられています。
地球から見て太陽と月が重なる位置で新月となりますが、厳密にピッタリ0度となる時だけではなく、オーブを6度などと設定し、この範囲であれば新月と判定する形になります。
こちらも0度ピッタリに近ければ近いほど、新月の影響が大きいです。
そして、立体的に見ても太陽と月が重なる日食は、通常の新月よりも強大な影響力があると考えられています。
2022年は5/1と10/25で日食となりますが、いずれも日本で観測することができません。
2023年の4/20の日食の時は、関東地方の南部以南で見ることができるようです。
強大な影響力がある満月(月食)と新月(日食)
地球が太陽の周りを回る円と、月が地球の周りを回る円が傾いていることから、満月(新月)となるケースの中で、たまに月食(日食)になるという話をしてきました。
これを地球から見た時の図が上記のようになるのですが、月の通り道と太陽の通り道が交わり月が昇っていくところを昇交点(Ascending Node:白い点のところ)、占星術的にはドラゴンヘッドと呼んでいます。
逆に月が降りていく点を降交点(Descending Node:黄色の点のところ)、占星術的にはドラゴンテイル。
ドラゴンは空想上の竜とされていますが、そのドラゴンの頭(ヘッド)とドラゴンの尻尾(テイル)の2点が、日食・月食になるポイントということです。
ドラゴンヘッドとドラゴンテイルの占星術的な意味
日食や月食のポイントを示すドラゴンテイルとドラゴンヘッドですが、これを自分が出生した時のホロスコープで表示させることで
- ドラゴンヘッド:今世で自分が取り組むべき課題・テーマ
- ドラゴンテイル:前世で自分が取り組んできた課題・テーマ
をリーディングできると言われています。
ドラゴンテイルがあるサイン(星座)は、前世で自分が何度もやってきたことなので、ある意味努力しなくてもサクサクできるようなことを示しています。
それを踏まえて今世では、自分が取り組むべき課題・テーマを、ドラゴンヘッドのサイン(星座)にチャレンジしていく、ということですね。
片渕の場合|ドラゴンテイルは魚座・ドラゴンヘッドは乙女座
ということで私のホロスコープで見てみると、まずドラゴンヘッド(ヘッドフォンのようなマーク)が乙女座28.30度の場所にありますよね。
乙女座は分かりやすく職業などでいうと
- 秘書のような立ち位置・役割
- 身体的な健康に関する仕事(医者、スポーツトレーナー)
という感じ。
乙女座は地のエレメント×柔軟サインゆえ、着実に社会生活に適応できるよう自分を調整したり準備したり、目に見える健康・医療などがテーマになります。
>> 占星術ホロスコープで乙女座♍️を読み解くと何がわかる?【♍️=実務家・秘書の象徴】
一方で180度反対側にドラゴンテイル、すなわち魚座となるので、私はおそらく前世では
- 聖職者、スピリチュアルなセラピー
- 公共性のある福祉や奉仕活動
など、乙女座との対比でいうと、目に見えない健康をテーマにやっていたという感じですね。
>> 占星術ホロスコープで魚座♓️を読み解くと何がわかる?【♓️=福祉・奉仕精神の象徴】
なので、目に見えない健康、精神的な癒しのような部分は、前世でこれまでたくさんやってきたので割と得意ということなのでしょう。
そして今世では、身体的な健康という領域にチャレンジしていくということがリーディングできるかと思います。
ちょうど2022年の夏ごろから健康に関する講師業のようなことも始められたらと思っていたので、まさに自分が今世でチャレンジするところの1つだなと感じています。
ということで今回は、満月と月食(新月と日食)の違いについて。
そして、占星術的な意味では、前世と今世のメッセージなどをリーディングすることができる話をまとめてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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