今回は、2023年12月27日の
9時33分ごろに満月となるので
今回の満月が示していることを
占星術的な視点でまとめてみました。
天空を12分割した時に「蟹座」がある位置
厳密には蟹座4.58度の位置で
月の反対側に太陽が来ることで満月になります。
この満月のタイミングでのホロスコープは
下記の通りで、黒枠にご注目ください。

月が蟹座の位置にいるタイミングで満月に
新月&満月という自然の流れを活用する
さて今回も、新月&満月のホロスコープから導ける
メッセージと、実生活でどう活用できそうか?
について、ご紹介していきます。
約5000年前の古代ギリシャ時代から
脈々と受け継がれているという占星術の世界観で
新月&満月という約1ヶ月ごとに繰り返す
自然のサイクルを利用して、実生活で取り組むべき
テーマを導き出すことができるのです。
新月は、新しく物事をスタートするシンボル。
この理由は、新月から満月に向けた約2週間は
だんだんと月が大きくなっていく様子から
新しくスタートさせた物事が、段々と成熟し
成果につながっていくようなイメージが
想起できるから。
一方で、満月は振り返りや断捨離のシンボル。
満月から月が欠けて新月になっていく約2週間の
様子から、満月時点での成果を振り返り
そこから気づきや教訓を獲得したり
必要に応じて断捨離を進めていくことで
新月という0の状態へ進むイメージが
あるからです。
「蟹座の位置にて満月」の意味
今回は蟹座の位置で満月になるわけですが
「水のエレメント」と「活動サイン」
というものの組み合わせで、蟹座は
構成されていると考えられています。
占星術ホロスコープの12星座(サイン)の意味や仕組みを解説します
「水のエレメント」とは文字通り水のように
お互いがくっつきあって水滴になるように
愛情や癒し、育むような様子を表しています。
さらに「活動サイン」は新しいものを始めたり
積極的に0→1を作っていくことを示します。
この組み合わせで蟹座の意味がうまれますが
詳細を知りたい方は下記もご参照ください。
占星術ホロスコープで蟹座♋️を読み解くと何がわかる?【♋️=守り育てていく母親の象徴】
具体的なキーワードだけをピックアップすると
以下のような内容が当てはまります。
- ファミリー意識・共同体意識
- 感情と結びついた記憶、みんな一緒
- 集団的無意識
- 母性、家庭的、守り育てる力
- 家族愛・地元愛・郷土愛・民族愛
- 排他的、同調圧力、押し付けがましい
今回は満月なので、自然のサイクルとしては
蟹座テーマのものを振り返ってみたり
必要に応じて断捨離すること
に適したタイミングが訪れていると言えます。
例えば、2023年の最終週ということで
冬休みになっていく人も多いのかなと感じますが
家族や地元の友人など、ファミリー意識を持った
仲間との関係性などについて振り返ってみる。
そうすることで新しく迎える2024年が
自分にとっての成長につながる1年になっていく
流れになるのかなと考えています。
今回の満月という自然の流れを活かして
何か蟹座のキーワードから、気になるものを
ピックアップし、取り組んでみてはいかがでしょう?
サビアンシンボルを使って深読み
さらに今回の満月ホロスコープを深読みすると
蟹座4.58度、これは数え度数5度で
満月になっていることが分かります。

蟹座4.58度の位置で満月になっています
ホロスコープは円形なので360度ありますが
この1度1度ずつに意味があると言われる
サビアンシンボルまで深読みすると
- 蟹座5度:
An automobile wrecked by a train.(列車に破壊された自動車)
というメッセージになるのですが
これはどういう意味になるでしょうか?
蟹座は共同体としての意識や、集団としての活動に
重きを置いているサインですが、組織の中では
当然ながら反対意見があったりもするわけです。
しかしながら、少数意見だったり年少者の希望などは
通りづらく、集団として多数決だったり年長者の
意見で方針が決まったりもするわけですね。
まさに、列車という大勢の意向が強いので
自動車という少数が乗っている意見などは
つぶされてしまう様子を表しているのが
この蟹座5度で表されている事柄です。
蟹座は一見すると集団や組織などの共同体の中で
みんなが仲良くしているような印象がありますが
共同体としてこっちに行く!と決めるのと
必ず反対意見や反対勢力があるものですよね。
そうした時に、共同体の中で意見が強かったり
数が多い方に決まってしまうことは
社会生活を送っていると良くも悪くも
あなたも経験があるのではないでしょうか。
さらに、サビアンシンボルの5度という
「5」という数字は、安定や基盤を示す「4」
という数の次であり、安定したところから
外に飛び出していく、自己主張をするような
意味合いがあります。
蟹座5度の場合は、小さな集団の意向が
大きな集団の意向に飲み込まれている形で
集団全体で主張している中での
弱肉強食世界が描かれていますよね。
ちなみに、タロットカードでいえば大アルカナ
5番目の法王のカードも自己主張するような
意味があります。
そのため、今回は蟹座5度での満月になるので
大多数の意見の中にある、少数の声に耳を傾けて
振り返ってみたり、自分が所属している共同体の
大きな方向性などを確認することで、必要あれば
断捨離を進めるような自然の流れになりますね。
どのような場面で具体的な影響が?
さて、このようなメッセージが日常生活において
目に見える「どこ」で影響が出てくるのか?
これをみるときは、ホロスコープのハウスに
着目することが読み解くことができます。
もう一度ホロスコープを見てみると
上図の通り、月が5ハウスという場所にて
満月になっていますよね。
占星術ホロスコープの5ハウス【自分の楽しみ・自己表現】&月・太陽・土星
5ハウスは、自己表現のハウスと言われ
自分が楽しいと感じることや
自分はこう思う!と主張したり表現する場所を
示すといわれています。
なので例えばですが、自分の趣味や楽しみの中で
一緒にいる仲間たちについて、少数意見に
耳を傾けてみたり、そもそも価値観があうかな?
など共同体そのものを見直してみるようなこと。
なんでもかんでも関係性を断捨離しましょう
などという意味ではないのですが、楽しく
ワイワイやっている仲間たちとの関係性や
少数意見にも耳を傾けて振り返ってみましょう
というメッセージですね。
今回の満月から「あなた」という個人への影響
さて、ここまでは日本(東京)全体での
満月ホロスコープを使って解説してきました。
なので、日本国民全体に言える話を
お伝えしていることになるのですが
ここからはさらに、
- 今回の満月→自分への影響
を個別にリーディングする方法をご紹介します。
以下のように、自分のホロスコープを内側に
今回の満月のホロスコープを外側にして
ハウスを確認する必要することで
「私」へのメッセージを見ることができます。
上記の図は、私のホロスコープを内側に
今回の満月のホロスコープを外側に重ねている
ダブルチャートといわれるもの。
私のホロスコープ上では、6ハウスに
月がいることが分かりますが
調節のハウスと言われ、社会からの要求事項に
あれこれ適応できるよう自分を調節する
場所を示しています。
占星術ホロスコープの6ハウス【社会生活に適応できるよう準備・調節】&月・太陽・土星
そのため、例えば仕事で要求されるような
事柄に対して、仕事でご一緒している皆さんや
チームの中にある少数意見に耳を傾けてみたり。
また、自分がスキルアップしたりするために
一緒に頑張っている仲間たちの中での
声なき声に耳を傾けたりすることで
内省したり断捨離するようなヒントが
見つかりそう、ということですね。
年末年始も変わらず仕事したり・・を
予定していますが、今回の満月というタイミングで
そうした声なき声などに耳を傾けることを
意識して振り返ってみようかなと思います。
あなたもぜひ今回の満月というタイミングで
いつも気にしていなかった声にも
意識を向けるなどやってみてください。
ということで今回は、2023年12月27日の
蟹座満月のメッセージを読み解いてみました。
もしあなたも、自分のホロスコープで
今回の蟹座満月からの影響を見てみたい・・!
というご希望あれば、生年月日・生まれた時間と
生まれた場所を教えていただければ
ホロスコープを出して回答させていただきます。
→連絡先はこちらからどうぞ
また新月&満月も含め、占星術を自分の
ライフデザインに活かしていくことを
テーマにしたセミナー&動画を
メンバーさん向けに公開しています。
アジェンダとしては以下の通りですが
- 占星術をライフデザインに活用するとは?
- 自分自身の設計図であるホロスコープ
- 人生におけるテーマを示す10天体
- 目に見えない性質や欲求を示す12サイン
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- 天体同士の位置関係にをみるアスペクト
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