双子座１度のサビアンシンボルである
- A glass-bottomed boat in still water
- 静かな水に浮くガラス底ボート
に関して、数の原理も踏まえた解説と
１０天体が位置した時のメッセージを
今回はまとめています。
なぜサビアンシンボルに数の原理の視点を入れるか？
生年月日・出生時間・場所から導き出すことが
できるホロスコープは、３０度ごとに１星座が
割り当てられ、合計１２星座で３６０度を
構成しています。
なので、同じ双子座だったとしても
双子座１度からはじまり、３０度の終わりまで
双子座の意味にグラデーションがあります。
上記は私の出生ホロスコープですが、双子座１度は４ハウスにあります
私的には、さらに深読みして読むために
サビアンシンボルと呼ばれる、１度ごとに
詩文のようなメッセージも活用しています。
こうすることで、同じ双子座だったとしても
ニュアンスの違いなどを深く読めるから。
かつ、詩文の内容を主とするのではなく
タロットカードと同様に数の原理の方に
意味の骨格にあると感じています。
そのため、数の原理から双子座１度を考え
その上でサビアンシンボルのメッセージを確認し
本来の意味に肉付けする視点でまとめています。
こうすることで、詩文の内容に引きづられず
より個別化されたメッセージを導き出すことが
できるようになるので、オススメです。
「１度」にはどのような意味があるのか？
まず、双子座の「１度」に関する意味ですが
「１」という数字は始まりを表すものなので
そのサインの特徴を端的に示しています。
特に、衝動的・無意識・無計画の要素や
外の世界からこちらの世界への誕生・始まり
とある領域を超えてきた意味が含まれています。
タロットカードであれば１番目のカードは
「魔術師」と呼ばれるものがあります。
魔術師（１番目）のカードについて数字・絵柄からの意味やメッセージを解説します。
１つ前の、０番目の「愚者」のカードは
無計画でフラフラと旅をしている愚者が
いるのですが、そこからこの世界に登場して
人生の旅を始めた、という意味になっています。
同様に、１度という新しいサインを
衝動的にスタートさせて、飛び出していく
誰もそれをコントロールできないのが
「１度」の特徴ですね。
双子座１度のサビアンシンボルは？
そういう意味で今回は双子座の「１度」なので
双子座を突発的に衝動的に始めるぞ、という
意味が骨格にあるということですね。
双子座そのものは、
「風のエレメント」 × 「柔軟サイン」
で示されるのですが、双子座１度は特に
１つ前のサインである牡牛座から切り替え点
を示す場所でもあります。
占星術ホロスコープで双子座♊️を読み解くと何がわかる？【♊️＝フットワーク軽い好奇心旺盛な人の象徴】
その上で、サビアンシンボルを改めて見ると
- A glass-bottomed boat in still water
- 静かな水に浮くガラス底ボート
という詩文になっていますよね。
水面の上に浮いているガラス底のボートにて
自分自身は濡れることなく、水中にいる
キレイな魚や珊瑚礁などを眺めている様子が
伺えますよね。
このように、次から次へと興味を引くものが
現れて
「あれ何？」
「これ何？」
と知的好奇心旺盛に、まるで質問攻めする
無邪気な子どものような様子が
双子座１度の詩文となっています。
このように行き当たりばったりに
コミュニケーションをスタートすることが
双子座の１度になります。
相手の気持ちを考えてコミュニケーションを
するようなことはまだまだ先なのですが
幼い子どもが興味のおもむくままに
保護者に質問しているような様子が
双子座のイメージにも合っていますよね。
双子座１度に１０天体が位置した時の解釈
そのような「双子座１度」に対して
ホロスコープに１０天体がいる場合は
具体的にどのような意味が読み取れるのか？
以下、各天体ごとに解説をしていきますね。
月が双子座１度にいる場合
月は
- ０〜７歳の幼少期
- 素の自分、リラックスできる点
- プライベートな自分、出発点
などのシンボルになります。
占星術ホロスコープで月を読み解くと何がわかる？【月＝素の自分の象徴と言われる理由】
よって、月星座が双子座１度にいる場合は
- 幼少期は子どもらしく、興味がおもむくまま
新しいことを次から次へと手を出す子だった - 無計画で衝動的に新しいことや面白そうな
ことがあればアクションを起こすことで
リラックスできるタイプ - プライベートでは、とにかく新しいことを
次から次へとはじめていくことが多い
というメッセージが導けそうですね。
新月や満月でリーディングする場合は
- 新月：
- 自分が面白い・興味あると感じた
事柄を、次から次へと始めてみる
- 自分が面白い・興味あると感じた
- 満月：
- テーマなどは定めず気になることを
あれこれ振り返り、気づいたことを
起点にして断捨離を始める
- テーマなどは定めず気になることを
などと、活用してみるといいでしょう。
水星が双子座１度にいる場合
水星ですが
- ８〜１５歳の小学生や中学生
- 知性、コミュニケーション能力
- 情報処理能力、知的好奇心
などのシンボルになります。
占星術ホロスコープで水星を読み解くと何がわかる？【水星＝知性やコミュニケーションの象徴】
よって、水星が双子座１度にいる場合は
- 小学生・中学生の頃は知的好奇心旺盛に
手当たり次第、新しいことを始めていた - あれもこれも学びたくなるが
気がついたら熱が冷めているタイプ - 最近あった面白い話や気になる話を
テーマがどんどん飛びながらも
おしゃべりをはじめていく人
というメッセージが導けそうですね。
金星が双子座１度にいる場合
金星は
- １６〜２５歳の学生→社会デビュー期
- 感性、美意識、五感のセンス
- 楽しみ、遊び、恋愛、趣味娯楽
などのシンボルになります。
占星術ホロスコープで金星を読み解くと何がわかる？【金星＝美や感性の象徴】
よって、金星が双子座１度にいる場合は
- 高校や大学生の頃は、気になることや
面白いと感じたことを次から次へと
遊んで楽しく過ごしていた - 自分の五感でピンと来たものは
どんどん興味を持っていくタイプ - 遊びや楽しみの領域で気になったことは
どんどんはじめ、飽きても気にしない
というメッセージが導けそうですね。
太陽が双子座１度にいる場合
太陽は
- ２６〜３５歳の年齢域
- 人生の目的・目標、ライフワーク
- 公の自分
などのシンボルになります。
占星術ホロスコープで太陽を読み解くと何がわかる？【太陽＝人生目標・目的の象徴】
よって、太陽が双子座１度にいる場合は
- 興味持ったことをひたすら行動に移し
その繰り返しの活動そのものがライフワーク - 気になったことはマルチタスクではじめ
三日坊主でも気にせずアクションすることが
人生目的になっていく - 仕事においては面白そう・・！と感じたものを
ベースにして選ぶことが多いし、新しい
プロジェクトを始めていくことが好き
というメッセージが導けそうですね。
火星が双子座１度にいる場合
火星は
- ３６〜４５歳の年齢域
- 自分のやる気スイッチやエネルギー源
- チャレンジ精神、積極性
などのシンボルになります。
占星術ホロスコープで火星を読み解くと何がわかる？【火星＝活力・エネルギーの象徴】
よって、火星が双子座１度にいる場合は
- 興味あればまずはじめていくスタンスでいると
やる気やモチベーションのスイッチが入る - 新しいことや面白そうと感じたことを
次から次へとやっていくことでエネルギーが
出てくるタイプ - 新しいチャレンジはとても好きだが飽きっぽく
でもそんなことは気にせず次の興味あることへ
チャレンジしていく
というメッセージが導けそうですね。
木星が双子座１度にいる場合
木星は
- ４６〜５５歳の年齢域
- 拡大、発展、幸福、繁栄
- 受動的な肯定、援助する、応援する
などのシンボルになります。
占星術ホロスコープで木星を読み解くと何がわかる？【木星＝豊かさ・発展の象徴】
よって、木星が双子座１度にいる場合は
- 自分自身の繁栄のためのポイントは
興味関心を持ったことを次から次へと
はじめていくことにある - 継続するというよりは面白いと思ったことを
次から次へと始めていくのが人生の幸福に
つながっていく - 自分がいいなと思った人や事柄を
応援や支援を始めていくと、最終的には
自分自身の発展として返ってくる
というメッセージが導けそうですね。
土星が双子座１度にいる場合
土星は
- ５６〜７０歳の年齢域
- 社会の常識、自分の人生のハードル
- ルール、制限する、削減する
などのシンボルになります。
占星術ホロスコープで土星を読み解くと何がわかる？【土星＝常識・人生の落とし所の象徴】
よって、土星が双子座１度にいる場合は
- 新しいことを次から次へと始めていくのが
苦手だったが、人生の後半戦にて
取り組むべきテーマとして現れる - 何事も中途半端で、すぐ諦めてしまう人に
苦手意識があり避けてしまう - 興味持ったことを始めたい気持ちにフタをして
我慢したりすることが多い
というメッセージが導けそうですね。
天王星が双子座１度にいる場合
天王星は
- ７１〜８４歳の年齢域
- 理想未来、革命的な行動
- グローバル視点、反土星
などのシンボルになります。
占星術ホロスコープで天王星を読み解くと何がわかる？【天王星＝革命的・理想の未来の象徴】
よって、天王星が双子座１度にいる場合は
- 自分が思う理想未来の実現のポイントは
興味や関心のアンテナで受信したことを
とにかく始めることにある - 飽きっぽくてもいいので、今の自分が
面白そう！と思ったことから始めると
これまでにない新しい未来を創造できる - 近未来的な新しいものが好きで
とにかく試して使ってみるタイプ
というメッセージが導けそうですね。
海王星が双子座１度にいる場合
海王星は
- ８５歳〜の年齢域
- 夢、ビジョン、神秘的な世界
- 芸術、セラピー、ヒーリング
などのシンボルになります。
占星術ホロスコープで海王星を読み解くと何がわかる？【海王星＝夢見・神秘の象徴】
よって、海王星が双子座１度にいる場合は
- 自分自身の夢を実現させるためには
自分の興味・関心のアンテナが受信した
ことから始めていくと良い - 目に見えない世界やスピリチュアルが
好きであれば、あれこれ試してみて
始めたくなるタイプ - 自分の知的好奇心を満たす、新しいものを
なんでもトライアルでやってみることが
自分自身の癒しにもなってくる
というメッセージが導けそうですね。
冥王星が双子座１度にいる場合
冥王星は
- 死後の世界、外宇宙とのつながり
- 強大なエネルギー、限界突破
- 破壊と再生、大改革
などのシンボルになります。
占星術ホロスコープで冥王星を読み解くと何がわかる？【冥王星＝死と再生・限界突破の象徴】
よって、冥王星が双子座１度にいる場合は
- 興味のおもむくままにあれこれ活動することが
自分自身の大改革につながる - 次から次へと自分の好奇心を満たすことで
限界が突破でき、違った世界への扉を
開けることになっていく - 好奇心を満たし、新しく物事を始めていくと
強大なエネルギーを味方につけられる
というメッセージが導けそうですね。
このように、数の原理でサビアンシンボルを
読んでいくことで、双子座の中のどこに
天体が位置しているのか？をみることで
深い意味を導き出すことができるのです。
ということで今回は、双子座１度の
サビアンシンボルを数の原理から見たり
１０天体がいる場合の意味について
解説してみました。
上記を参考にしながら、ぜひホロスコープの
深読みにチャレンジしてみてください。
また、最後になりますが
占星術を自分のライフデザインに
活かしていくことをテーマにした
セミナー＆動画をメンバーさん向けに
公開しています。
アジェンダとしては以下の通りですが
- 占星術をライフデザインに活用するとは？
- 自分自身の設計図であるホロスコープ
- 人生におけるテーマを示す10天体
- 目に見えない性質や欲求を示す12サイン
- 目に見える場面を示す12ハウス
- 天体同士の位置関係にをみるアスペクト
- ケーススタディ：実際にリーディングしよう
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