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魚を与えるよりも釣り方を教えるよりも大切なこと

こんにちは、片渕です。

社会人でも子どもでも教育として大切なことの1つとして

魚の与えるのではなく、魚の釣り方を教えてあげること

という話は聞いたことがありますかね?

魚を与えるだけでは、その場しのぎにはなり、常に魚を与え続けないとダメになってしまうので。

そうではなく、魚の釣り方を教えてあげれば、その人は一生食べることに困らない。

つまり、生きていく上で様々なことに対処可能となるように、良い教育とは、どんな困難なことがあっても未知なる問題があらわれたとしても自分の頭で考え、行動できるようにしてあげることが大切という意味かなーと思っています。

このことは本当にその通りなのですが、魚の釣り方を教えると同時に、さらにもっと大切なことがあるかなー、と感じています。

それは、

魚釣りに失敗しても大丈夫だよと、伝えてあげることなんですね。

今回は、なぜそう思うのか?について書いてみたいと思います。

自ら考え行動することを阻害する要因

例えば、仕事でもプライベートでも人と関わるシーンは毎日あるので、その中での人間関係で悩んだり困ったりする経験って誰でもありますよね?

そんな時、自分から人に相談したり、本読んだりネットで情報検索したりして、

・うまいこと対処できないかなー
・解決のためのヒントはないかなー

と探したりすることがあると思います。

この繰り返しが、どんな悪天候で荒波の中だったとしても、魚を取り続けるために必要なことを持っている知識や経験を総動員して新しい解決方法を探していく力を磨きます。

ところが、

それはその通りだな、と知っていたとしても、やっぱり新しい方法にトライするのはおっくうで、気にはなっているけどなんだかんだ言い訳して行動しない人って・・あなたの身の回りにもいませんか?

頭でわかっていても行動できない・・

つまりそれは、知っていたとしても活用できていないので、知らないことと同義。

魚を与えてもらうのを待っているものと、同じなのかなーと思います。

よって、どんなに素晴らしい知識や考えがあったとしても、それらを駆使して実際に行動をするためには

なぜ行動にうつせないのか?

その要因が必ず存在しています。

私的には、それは、

失敗したらかっこ悪いな・・
ダサいな・・
みじめだな・・
叱られるな・・

という恥とか、他者からの目といったものではないかなーと思っているんですね。

社会の中で、人と関わり合いながら生きていくときに、

どう見られる?
どう思われる?
何て言われる?

といった類に、あなたはどのように自分自身とコミュニケーションとると良いのか。

それを知っているかどうかだけで、もっともっとアクティブに、自分で考え行動できるようになるのかなと思っています。

失敗を完全に回避することは不可能

得てして新しいことをトライしようとすると、100%といっていいほど、うまくいかないですよね。

どんなに準備しても、想定通りに行かなかったり、予想していなかったトラブルはつきもの。

何年か前に、新しいビジネスを考える仕事をしていたのですが、そのときに出会った講師の方が

成功するためには早く安く失敗することを考える

という話がありました。

ビジネスなんて「これが成功した状態だ!」なんて、おごり高ぶった瞬間から衰退しかしないと思うのですが、常に目標に対して改善点に優先順位つけて可能な限りのリソースを使って取り組むわけですよね。

そのためには、たくさんの失敗をすることで、より質の高い、変えるべき点、変えない方が良い点を明らかにしていくことが必要です。

ビジネスにはリソース(人・物・金・時間などなど)が限られているので、いかにコスパよく失敗を繰り返すかがビジネスを大きくしていくポイントになるのは、その通りだなと思います。

また、仕事の関係で米国シリコンバレーに行く機会があったのですが、その時もとある投資家の方が言うには

イノベーションを起こすためには、その確率を少しでもあげていくために、たくさんトライするしかない。

fail fast いかに早く失敗することができるかがポイントだ。

1回の失敗で、資金がなくなったりトライする気持ちが失せたり、再起不能にならないためにも、失敗するスピードを上げるくらいのつもりでやっていく方が良い。

という話が聞けたのは、とても自分に大きな影響を与えてくれました。

そのとき、ふと思ったのですが、これってビジネスだけの話ではなく人間関係にも当てはなるな、と。

・失敗を恐れすぎてしまって何もしない・・
・失敗を気にしすぎて感情がブレてしまう・・
・前例が無いからとりあえず過去事例を踏襲・・

そうではなくて、自分が失敗しても大丈夫だし日常的にあることだし、無意識に呼吸をするくらいに失敗に対処する習慣ができていることがとても大切なのかなーと感じています。

自分の人生の操縦席に自分を座らせる

特に女性に多い?のかもしれませんが、悲劇のヒロインという言葉がありますよねー?

もちろん男性にも当てはまる話だと思うのですが。

いつも何かにつけて、ネガティブだったり、周囲の環境(職場とか友人とか家族とか世の中全て)を嘆き続ける人って、たまに見かけます。

まあ、グチはストレス解消になる事実はあるので、気持ちはわからないでもないのですが・・

自分自身に構って欲しい、自分は悪くないということを訴える。

今の悲劇な状態は自分以外に要因がある。

だから自分に責任は無い、避けたい。

失敗するとかっこ悪いし、怖いし・・

というところから、人間関係こじれてしまったり、めんどくさいヤツだなと思われることで余計にトラブルになるケースですね・・苦笑

どーがんばったって、自分の力ではどうしようもできないこともたくさん世の中にはあるわけなので

自分の人生なんだから、自分が進みたい方に自分で舵を切って、少しでも前に進めばいいのになーなんて思ったりもします。

失敗することが恥とかではなく、大丈夫だよ、と。

過去いろいろあって大変だったかもしれないけど、体の細胞と同じで、今この瞬間から食生活変えればやがて新しい細胞に生まれ変わるのと同じ。

今この瞬間から、ちゃんと自分の人生の操縦席に座っていこうよ、と。

まあ、自分がどこまでできているかは・・さておきですが。

自戒もこめて、改めて大切にしたい習慣だなーと思っています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

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