こんにちは、片渕です。
今回は、コーチングの世界では知らない人はいなんじゃないか、と思えるくらい著名な宮越大樹さんのコーチングの本、とてもよかったのでご紹介したいなと考えています。
YouTubeでも多数の動画を配信され、コーチングスクールにてプロコーチ1800名以上を世の中に送り出し続けている大樹さん。
どんな内容なのかなと読んでみた率直な感想としては、
・コーチングを知っていると、人間関係が豊かになる
・コミュニケーションのプロフェッショナルは、アーティスト
私はこの2点を、再認識しました。
コーチングそのものは、入り口としてはそこまで専門的な知識が必要なわけではないので、誰しもが取り組みやすい話かなとは思います。
だけど、実際にそれがちゃんとできるか?
人によっては、忍耐力・我慢・もどかしさというものを感じるかもしれない。
人と会話していると、ついティーチング(教える)したくなりますし、それはコーチングとは言えないのかな、と。
ということで今回、大樹さんご自身のご経験も豊富に取り上げながら、コーチングの入り口のところからわかりやすい説明があるこちらの本について、私なりに気づいたなどを整理してみましたので、よろしければご覧ください!
コミュニケーションが変化するとマジで人生は変化する
「コーチング」という言葉との出会いは、人によってはそれぞれでしょう。
だけど主に対人関係(職場だったら部下とのやりとり、家だったら夫婦間や子育てやりとり)で困ったなあ、、という人が、あれこれ解決法を探しているときに出会うことが多いのかな、という印象があります。
私は18年くらい前、社会人なりたてのころに、社会人教育ってとても大事だなと思っていました。
で、具体的にどんな教育が重要かな?と考え、コミュニケーションというキーワードがあり、本を読んだりセミナーに参加する中で、コーチングに出会いました。
コミュニケーションって、毎日生きていればほぼ誰かとやり取りしますよね。
片渕
と思いがちかもしれません。
が、逆にいえばその小さな取り留めもないコミュニケーションの集大成こそが、自分の人生・社会活動の大半を占めているとも言えます。
加えて、コミュニケーションって「対人関係」だけかの話かと思いきや、最終的には自分との対話にもつながります。
結果的に、自分を見直すきっかけにもなり、マインドが変わり、言葉が変わり、行動そして人生がものすごく変化するものなのです。
【1】もともと自分が持っているものに気がつかせてくれる
【2】大所・高所から俯瞰して自分をみることができる
【3】過去の出来事の意味づけも変えられるので、今日から世界が激変したように感じる
色々あるとは思いますが、私的には上記3つあたりが、コーチングの凄さかなと改めて本を読んで感じました。
1つずつ、ちょっとその理由も書いてみます。
【1】もともと自分が持っているものに気がつかせてくれる
人とのコミュニケーションで、
片渕
と感じている人は、それは今の自分が選択している考え方・言動の結果です。
よってもし、今の結果を変えたいのであれば、自分が採用している考え方や言動を変化させていくと良いですね。
コーチングは、相手からあれこれ質問をしてもらうことで、自分で回答を考えを答えていくプロセスです。
これまでの人生経験の中でいろんなことがあり、結果的に今、採用している考え方や言動。
これらを丁寧に紐解きながら、これからはどういう考え方や言動を採用していくのか?
書籍の中では、コーチングでよく使われるいくつかのフレームワークが紹介されており、それらを使って自分でセルフコーチングできるんじゃないかなとも感じました。
適切な問いを自分に投げかけることで、あれこれ考え始める。
深海のように、自分がもともと持っている無意識の海の中から、宝の原石を見つけ出すような時間。
コーチング脳を持った人から質問されることで、自分がもともと持っていた事柄に気がつき、引き出されていく。
事情あって、今は採用していなかった考え方や言動に気づき、新しいコミュニケーションをうむことができるのが、コーチングの凄さの1点目かなと思っています。
【2】大所・高所から俯瞰して自分をみることができる
片渕
というように対人関係で、課題と感じていること。
実は、それは本当の課題じゃないケースも多々あったりします。
どういうことかというと、過去の様々な事情から「Aが課題なんだよね」と相手が言っていること。
それを課題解決をしたとしても、もっと本質的な課題にフォーカスしないと真の解決にならないことがあるからです。
大樹さんの書籍の中でも
片渕
という悩みの相談ケースに対して、そのまま転職どうやっていく?みたいなプロセスにはせず、相手のことをもっと高い所・大きい時間軸などで振り返るアプローチをされていました。
プロゴルファーの方とのやりとり事例も、そうかなと思います。
コーチングの手法の1つではあるでしょうけれども、相手とのコミュニケーションの中で本当の課題に気がつき、俯瞰して自分をみることができるように適切な問いを投げかけてあげること。
まさに、1:1でのコミュニケーションは、即興で作り上げられていく芸術世界のような印象です。
大樹さんの本にも書かれていた、いくつかのやり取りを拝読し、対話というアートをデザインしながら、客観的に自分自身をみさせてくれるような、そんな世界に導けるのが、コーチングの凄さの2点目かなという感想です。
【3】過去の出来事の意味づけも変えられるので、今日から世界が激変するように感じる
最後に、私たちが考えている対人関係だったり、世の中の仕組みについて。
大人であればあるほど
片渕
と、過去の経験の積み重ねから、現在を認識し、将来もこうなんじゃないか?と予測します。
過去に起きた出来事という事実は、変えることができません。
ところが、出来事に対する解釈、これは今からでも変化させることができます。
当時は若くて、経験が浅くて、視野が狭かったり余裕がなく、そんな自分が過去のとある出来事を、自分で評価している。
その積み重ねで、今の物事の考え方や言動が決まっていると言っても過言ではないのかなと。
コーチングでは必要に応じて、過去の出来事だったりシーンに対して、コーチと一緒にリラックスして振り返ることを支えてくれます。
片渕
と気づくことが多いのは、過去の解釈に新しい視点が加わった時だったりもします。
過去の出来事は変わらない、だけど解釈が変わる。
今まで自分が信じていた、採用していた考え方・言動は氷解し、かわりに新しい考え方や言動に対して勇気をもらえる。
今この瞬間に、相手が変わったわけでもないし、社会のルールが変わったわけでもない。
だけど、自分が信じていた解釈が変化することで、あたかも世の中がガラッと変わったような、新しい世界に突入できたような感覚。
そんな感覚に導かれる可能性があるものが、コーチングの凄さの3点目なのかなと思っています。
こんな人がコーチング脳を持てるようになると良いのでは?
一言でいうと、
仕事で、部下とコミュニケーションする人で、言っても言っても相手が変わらないんだよなあと感じている人
仕事に限った話ではありません。
職場での人間関係や、親子関係・夫婦関係などで
片渕
と感じたことがある人は、大樹さんの本との出会いはチャンスだと思います。
なぜ、何回も同じことを言わせるなよ、という気持ちに自分がなるのか??
そのコミュニケーションのカラクリを知る、すなわちコーチング脳になっていくことで自然と新しい気づきがあるでしょう。
そして、いつの間にか
片渕
から変化している自分に気がつき、人間関係が豊かになるコミュニケーションが取れるようになるのかなと思っています。
私も久しぶりにコーチングの本、特にクライアントとのやりとり事例が豊富で、まさに目の前でコーチングが行われているかのような描写を拝見し、改めてコミュニケーションで大事なことに気がつきました。
コーチング脳を持ったコーチだけが繰り出すことができる、コミュニケーションのアートのような世界、私も私だけの経験を昇華させて目の前の相手に対峙できるよう、頑張っていきたいところです。
大樹さんの本に、偶然ながらもこうして読むことができて良かったです。
最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。
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