ウチの8歳が3ヶ月くらい前から
小学生を対象にしたオンラインでの
プログラミングスクールに参加しているのですが
今回はその様子をいつも隣で見ていて
気がついたことをまとめています。
ゲームをするよりも作るのが好きな8歳
8歳は、ゲームやYoutubeが大好きな今どきの子
という感じですが、よくよく見ると
ゲームで遊ぶのも好きですが
ゲームを作ることにハマっている状況でした。
ニンテンドースイッチでゲームを作れるソフトに
夢中になってみたり、出来上がったゲームを
自分のスマホやタブレットで録画して
解説を入れ、iMovieで編集して、Youtubeに
動画アップしたりと、とにかくデジタルツールを
使いこなしています。
なので、ゲームでプログラミング要素を学べるものに
興味あるんじゃないか?と思い、小学生を中心に
人気のマイクラの世界を使ったオンラインでの
プログラミングスクールがあるから、どう?
と聞いてみたら、やりたい!と返事があったので
早速、参加させているところです。
プログラミングスクールの内容とは?
内容としては週に1回・1時間ほど
講師の先生とZoom接続&画面共有しながら
マイクラの世界の中でミッションがいくつかあり
それをクリアするために、マイクラの中にいる
ロボットを動かして課題解決していくものです。
この「動かす」所にプログラミングの要素が必要になり
- 右に1移動
- 目の前のブロックを壊す
- 上に1移動
- ここまでを繰り返す
などを、スクラッチと呼ばれる米国MITの
メディアラボが中心に開発した
ブロックのようなものを組み合わせるだけで
プログラミングに必要となる「考え方」を
子どもでも学習ができるようになっています。
さらに、マイクラの世界観も子どもが
興味持つような仕様になっており
- にせ物の王様がいるからアイテムを
集めてやっつけてくれ - 悪者のボスがいるから、そいつを倒して
村に平和を取り戻してくれ
などと、ミッションをクリアしていく流れで
そのプロセスを経て、結果的に
プログラミング的な思考を養えるよう
設計されていました。
大人が想定した斜め上をいく子どもの発想
しかし、何年も12歳の姉と一緒に
ゲームに慣れ親しんできた8歳は
マイクラのゲームそのものを熟知しているので
講師の先生たちが想定しなかったやり方で
ゲームを攻略していきます。
例えば先日のミッションでは、
- 火の海に囲まれているところを進まないといけない
ので、ロボットを操作して、道となるスペースの
両側にブロックを積み上げて壁を作ろう
というものがありました。
普通の子どもは、壁の高さに3ブロック必要だから
- ブロックを置く
- 上に1移動
- ここまでを3回繰り返す
- 下に3移動し左に1移動する
- 1と2を繰り返して壁を作る
みたいに進めていくのでしょう。
ところが、8歳は
- 「ブロックを置く」コマンドを発動すると
持ち物にブロックが登場することに気づく - 「アイテムを置く」コマンドだけを
発動して、好きなアイテムの持ち物を増やす - 増やしたアイテムを融合できる
アイテム(作業台)を作る - 作業台を使って、別のアイテムを登場させ
それらを融合して鎧を作る
ということをやっているのですよね。
鎧を着ていると、そのまま火の海に突入しても
防御力が上がっているので、火からのダメージで
ライフの減りが遅くなる。
だからそもそもプログラミングをしなくても
壁を作らなくても突破できるのでは?
とマイクラのゲーム経験が豊富だからこその
発想があったようなのですね。
ただ、火の海の幅が大きくて
鎧を着てトライしたのですが突破できず。
「やっぱり、ちゃんとプログラミングして
壁を作らないとダメじゃない?」
と私が声かけたのですが、今度は
別のアイテム同士を組み合わせて
火の耐性が上がる素材を作り上げ
それと鎧を合成して再度トライしたところ
火の海を渡りきれた、ということがありました。
大人側が意図して
「プログラミング的思考を学ぶ」
ことを想定して作ったものでしたが
8歳が持っている知識を総動員して
「もっと良い方法がないかな?」
と試行錯誤して課題解決につながったわけですね。
子育て経験者あるあるだと思いますが
子どもって大人が想像もしていなかった言動があり
ビックリすることもあれば
ハッと気付かされることがありますよね。
真っ白いキャンバスの中に
自由に絵を描いていくように生きていく子どもたち。
よく言われる言葉ですが
「未来から現代に留学しに来ている」
とは言い得て妙だなと改めて実感しました。
教えることも必要だけど最大限支援することも大切では?
現代社会の中で生活するために必要なこと
そして子どもたちが大人になって
社会生活するために必要なこと。
これらは一般的には、家庭環境や
義務教育など中心に学んでいくわけです。
しかし、子どもたち当人にとっては
必要なことはすでに備わっていることが
多いのかもしれないな、と
プログラミングスクールの話からも感じます。
なので、適度な距離で寄り添いながら
必要あれば教えてあげるけれども
自分の人生を生き抜くのは親でもない「自分自身」
コーチングのように、質問したり
サポートすることで寄り添い、応援してあげて
一緒に伴走するスタンスくらいが
子どもへの教育でもちょうど良いのかも・・?
と私は考えています。
先日、Apple がVision Proという製品が
発表されいましたよね。
子どもたちが大人になった時の社会も
ARという拡張現実が当たり前のようになり
仕事も生活のスタイルも全然変わってきそうな
印象もあります。
そうした未来を前にして、私たちの価値観や常識で
何でもかんでも制限し過ぎてしまうのは
子どもたちの可能性や自由な発想力を
失わせてしまうような気もします。
親子であれ、もう別の世界を生きているような
未来から来ている人たちなのだくらいに思い
必要あれば全力でサポートするように見守りつつ
自分の人生を謳歌してもらいたいなと
親心として思います。
そのためには、まず自分自身も変化を恐れず
人生楽しみつつ、チャレンジは何歳になっても
継続していきたいし、大切にしたいですね。
ということで今回は、最近はじめた
プログラミングスクールでの出来事から
改めて気づいたことをまとめてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。