今回は、2025年10月中旬ごろに
スイスの北西部にあるバーゼルという街
フランスとドイツの国境近くにあるのですが
ゲーテアヌムという建築物を見学してきた話を
まとめています。
おそらくほとんどの人がゲーテアヌムを
知らないと思うので、どんな建築物なのか?
なぜ興味持ったのかなども含めて
ご紹介していきたいと思います。
ゲーテアヌムを設計したシュタイナーとは何者か?
まずこのゲーテアヌムという建物ですが
ルドルフ・シュタイナーという人物が設計したと
言われています。
シュタイナーといえば、日本では
「シュタイナー教育」でしょうか。
教育に関心がある人の中では
有名かもしれませんね。
シュタイナー教育の特徴は、子どもの成長段階に
合わせて、国語や算数だけではなく
芸術活動を重視して、知識だけではなく
感情などバランスよく育てていくことを
目指しているものです。
例えば、ダンスをしたり絵を描いたり
というものですね。
今の日本の義務教育にも音楽や図工・美術なども
授業でありますが、何が違うのかといえば
思考・感情・行動の3つをバランスよく
使うことを求めている点でしょうか。
ペーパーテストや教科書などがなく
先生との対話や子どもの作品そのものが
当人の教科書となって、個人の成長を尊重する
考え方になります。
国や大人側が一方的に教えていきたいことを
詰め込むのではなくて、本人の思考や感情や行動を
尊重するプログラムということですね。
ただ、シュタイナーはそうした教育や芸術を
残した功績がある人いうよりは、形而上の世界
人間が持っている感覚を超えた世界
=超感覚があると考えている人で
そうした世界観を表現するものとして
ゲーテアヌムという建築物を設計したのです。
ゲーテアヌムの特徴は、建物といえば
直線や四角形が基本となりますよね。
しかし、こちらの建物の至る所に曲線を
取り入れていたり、地上から階段を登っていくと
階段や平面の色が赤から青へと段々と
変化している色彩へのこだわりが見て取れます。
上層階(緑)から下を撮影すると色のグラデーションが分かります
シュタイナーは人智学(Anthroposophie)という
「人間や人類(Anthropos)」
+
「知恵や叡智(Sophia)」
を組み合わせた造語なのですが
これを提唱していて、科学的な見解や
形而下だけの認識ではなく、五感を超えた
目に見えない世界も含めて、体系的な知識
として構築しようとしていた人なのです。
例えばバイオダイナミック農法と呼ばれる
月の満ち欠けや天体の動きなどを考慮した
農業などもあり、占星術も熟知していたのですが
日本ではオカルト要素が強いということで
あまり知られていない状況ですね。
館内にあった農業に関する説明
私は星読みができるで、そこからシュタイナー
という人物を知ったのですが
ちょうど目に見えない世界+目に見える世界の
融合というテーマに興味があったので
シュタイナーの本などを読んでいました。
そして訪問したスイスにシュタイナーの
建築物があるということで、今回実際に
訪問してみたのです。
ゲーテアヌムに訪問してみた
ということで実際に訪問してみたのですが
バーゼルから電車で3駅ほど移動した
Dornach(ドルナハ)が最寄りで
そこから歩いて15分くらいでした。
ドルナハ駅
駅からゲーテアヌムまで登り坂で
バスも走っていたので、バスを利用しても
良さそうですね。
坂道を登ると大きな建物が見えてきました
以下の地図でいえば
1:チューリッヒ
2:バーゼル
3:ドルナハ
4:ゲーテアヌム
という位置関係になります。
案内板もありました
建物の近くになってくるとゲーテアヌムや
周辺の建物も含めての位置関係を示す案内板も
見えてきました。
こちらが正面入り口です。

そしてこちらは側面からゲーテアヌムを
撮ったものですが、特徴ある形をしていますよね。

中に入るとレセプションなどもあるのですが
基本的には館内は無料で見学ができます。

ただ、曜日が指定されていて有料なエリア
大講堂や、シュタイナーのアトリエなどですね。

そうしたものがいくつかあるので
ご興味ある人は、英語ですが
以下の公式サイトをご確認ください。

私は無料エリアのみを見学しましたが
様々な展示があり、シュタイナーや
ゲーテアヌムの説明がありました。

私は利用しませんでしたが、軽食やコーヒーなどが
頼めるカフェも1Fにあり、利用者もいました。
そこから階段を登っていくと、上層階に
登っていくこともできます。

日本や海外でもあまり見ない構造に
なっていますよね。
シュタイナーがこだわりを持って
設計したというのがよく分かります。

ちなみにゲーテアヌムのすぐ近くには
様々な庭や小さな建物もあり、建物周辺が
見学コースになっています。

上記のようなハーブの庭があったり
いくつかの建造物もありました。

全体では2時間弱くらいで、ざっとみることが
できるのですが、シュタイナーなどに
興味がある方は、訪問してみると良いのでは
ないでしょうか?
ということで今回は、スイスのバーゼル近くにある
ゲーテアヌムというシュタイナー設計の建築物を
見学してきた話をまとめてみました。
その他、スイス国内にある観光地を
いくつか巡ってみた話も、以下のブログで
まとめているので、こちらもよろしければ
ご覧ください。
スイスのGrindelwald(グリンデルワルト)界隈をを訪問してきた話(東京→スイス移動編)
スイスのGrindelwald(グリンデルワルト)→Männlichen(メンリッヒェン)展望台→Wengen(ヴェンゲン)を訪問
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最後までお読みいただき、ありがとうございます。


