人は誰しも健康で幸せな人生を送りたいもの
と考えていると思います。
「健康」と言っても、単に病気をしていない健康
ではなくて、WHOが定義しているような健康
つまりフィジカルだけではなくメンタルも
社会的にも良い状態(Well-Being)を目指して
いきたいものですよね。
1度きりの人生だからこそ、自分にとっての
ウェルビーイングを目指すことを考えた時
例えばコーチングなどのアプローチでは
以下のように8つの要素分解して
- 環境
- 仕事やキャリアアップ
- 対人関係
- お金や経済状態
- 健康
- メンタルの安定
- 楽しみや余暇
- パートナーシップや家族関係
それぞれがどのような状態になれば
自分にとってのウェルビーイングなのか?
そして現状はどのような状態か?
これらを言語化・見える化し、目標と現状の
ギャップを埋めていくために
今日からどうするか?を考えています。
私のコーチングのセッションをするときに
このようなアプローチをとることもあります。
また、ワタナベ薫さんの未来手帳の中にも
こうしたワークに取り組めるものが
ありましたが、こうしたアプローチは
とても有効なので、私も活用しています。
ワタナベ薫さんの未来手帳2024書き出しワーク全てやってみた【理想未来を引き寄せる実践書】
ただ、今回はそのようなアプローチではなく
最近私が興味を持って学んでいるものの1つに
夢や目に見えないスピリチュアルな世界の活用
というものがあります。
今から6年ほど前まで、私は長らく会社員で
自分がウェルビーイングな状態になるために
コーチングのような現実的なアプローチは
とても理にかなっていると考えていました。
もちろん、そういう考えは今も変わらずですが
会社員退職して独立後に、占星術と出会い
学び、実践してセッションなどを進めていく中で
なぜ生年月日などの情報で、ここまでのことを
読み解けるのか?
これが不思議で不思議で仕方がない
という経験を何度もしました。
ちょっと偶然にしては・・
出来過ぎではないだろうか?
という感覚ですね。
さらにタロットカードを学んだり活用する中で
現代の常識からは外れるかもしれないが
目に見えない不思議な世界のようなものがあって
こうしたものも自分の人生をより良くする
アプローチに活用できないかなと
考えるようになってきました。
特段スピリチュアルが好きとか、そういう話では
ないのですが、古代から伝わる人類の叡智には
何か不思議な魅力を感じることもあり
そうしたものを活用するという文脈で
今回ご紹介する
- カバラの生命の樹
と呼ばれる概念図というのでしょうか
地図を知っておくととても便利だなと
思っているので、
- カバラの生命の樹とは何か?
- なぜこの「地図」が便利なのか?
について、書いてみようと思います。
カバラの生命の樹とは?
まずカバラの生命の樹とは何か?といえば
一般的にはユダヤ教の密教で語り継がれるもの
という位置付けになるそうですね。
要するに通常のユダヤ教の教えではなくて
秘密裏に語り継がれるものという感じです。
「生命の樹」というくらいなので
木のような形をしているのですが
検索すると色々出てきますが、
このような画像とか
このようなものとか
エヴァンゲリオンでも登場しているようですね。
(私は見た事が無いのですが・・)
このような独特な形をしたカバラの生命の樹
一体これは何を示しているのかという説明の前に
そもそもなぜユダヤ教に着目しているのか?
ということなのですが、まず特段ユダヤ教が
優れているとか、私が信じているとか
そういう話ではありません。
ユダヤ教はたしかに有名な宗教の1つでしょう。
ただ、世界的に有名な宗教という話でいえば
キリスト教・仏教・イスラム教など
たくさんありますよね。
その中で、なぜユダヤ教の密教である
カラバの生命の樹を取り上げたのか?
その理由は、カバラの生命の樹は
ユダヤ教など特定の宗教だけに限定されず
他の著名な宗教も含めて、宇宙全体や
世の中全体を表す概念図として
普遍性があるからです。
さらに、占星術やタロットカードと
組み合わせることで、私たちが一度きりの人生を
充実させていくためのヒントを得るために
活用しやすいからです。
他の宗教との比較という点では
例えば仏教、曼荼羅の図がありますが
これは大いなる宇宙の本質的なものや
精神世界の構造を、仏様の配置によって表現し
感覚的・現象的に把握できるようにしたもの
と言われています。
つまり私たちが生活している地球はもちろん
宇宙全体も含め、さらには目に見えない
不思議な世界も含めた時の全体像ですよ
ということですね。
中央に、菩薩や仏など聖なる存在が描かれていて
さらにその周りに円状に8つ描かれている
構造になっています。
生命の樹をもう一度見ると、一番下にある
マルクトを除くと、真ん中のティファレトの
周りに8つの要素があるので
構造が似ていることがわかります。
また、陰陽五行という古代中国の自然観に基づく
思想体系、宇宙の成り立ちや変化
そして人間社会や自然界の現象を説明したものが
あります。
これは「究極の存在」が一番上にあって
そこからまず「陰」「陽」に分かれ
その後で5行(木、火、土、金、水)という
5つの要素が万物を構成し
それらが相互に影響を与え合いながら
循環するという考え方になっています。
カバラの生命の樹も、ケテルという一番上が
大いなる者、一なる者、無、などと言われますが
そこから陰と陽に別れ(コクマーとビナー)
ケテルとの対比としてティファレトが生まれ
ティファレトの周りに4つの要素
ケセド・ゲブラー・ネツァク・ホド
が生まれていることがわかります。
東洋だけではなく西洋でも、西洋占星術は
火・地・風・水という4つの要素があり
これらを全て統合すると「空」(くう)
という世界につながる考え方がありますが
これもティファレトを中心に
4つの要素をつながる様子が同じですね。
なぜカバラの生命の樹が「地図」になりうるのか?
続いて、カバラの生命の樹が「地図」になりうる
理由について、説明していきたいと思います。
カバラの生命の樹の構造としては10個ある円
セフィラと呼ばれますが、これらと
セフィラをつなぐ22の道(パス)で
構成されていることがわかると思います。
実はこの10のセフィラが、占星術で扱う
太陽系の10天体と対応しています。
そして22のパスも、ほぼほぼ
タロットカードの大アルカナと対応しています。
以上をカバラの生命の樹に当てはめると
上記のような関係性になります。
なお、ダート(土星)と呼ばれる
10のセフィラ以外に、隠されたセフィラがある
とも言われ、気づきや悟りの境地に達すると
発見することができるもの、とされるようです。
私は占星術をライフデザインに活用する視点で
扱ったりするのですが、要するに
自分が生まれ持ったものは、生年月日などから
導くことができるホロスコープに書かれています。
過去も未来も含めて、唯一無二の形になる
ホロスコープを全て活用することが
自分ならではのウェルビーイングに到達できる
という考え方ですね。
自分が持って生まれた資質や才能を活かして
一度きりの人生を、現代の社会説活の中で適用して
過ごしていくということです。
また、例えば自分の知性やコミュニケーション能力を
磨いていきたいなと思った時、占星術でいえば水星
カバラの生命の樹でいえば、ホドに相当します。
この時、ホドをさらに開発していきたい場合は
ホドにつながっているパスをより活用することで
人間で言えば血液の循環のような
あるいは気の流れを調整すると表現しても
いいかもしれません。
ホドに接続されているパスを開発していくことで
知性やコミュニケーションの開発につながる
ということですね。
具体的に見れば
- ゲブラーとホドのパス
- ティファレトとホドのパス
- ネツァクとホドのパス
- イエソドとホドのパス
- マルクトとホドのパス
この5つですね。
この「パスを開発する」ことをパスワークと呼びます。
なので、自分が伸ばしていきたい領域や
これまであまり取り組んでいないテーマに対して
具体的にどのように進めるべきか?
その時の取るべき選択肢のアイディアやヒントを
パスワークを活用することで、今の自分にとって
必要なメッセージをオーダーメイドで獲得できる
ということですね。
なお、パスワークの具体的なやり方については
また別ブログでも記載したいと思いますが
22個のパスは、それぞれ22枚の
タロットカード大アルカナと対応しています。
先ほどの「ホド」に関して追記すれば
- ゲブラーとホドのパスを開発したければ
「吊るされた男」のカード - ティファレトとホドのパスであれば
「悪魔」のカード - ネツァクとホドのパスであれば
「塔」のカード - イエソドとホドのパスであれば
「太陽」のカード - マルクトとホドのパスであれば
「審判」のカード
これらタロットカードを活用すると良い
ということが具体的にわかります。
このように、自分が気になるテーマに
対応した手法がわかるので、地図のように
活用できるということです。
活用するための方法論について
さて、最後になりますが
- カバラの生命の樹を活用する
ための具体的な方法について、説明していきます。
まず1つは、ジャーナリングをして
内省を深めていく方法もいいですね。
ジャーナリングを活用してどこから手をつけたらいいか分からないタスクやモヤモヤする気持ちをスッキリさせる方法
自分の考えていることや、頭の中にある
もやもや・・とした気持ちを書き出して
自分の目で客観的に確認する手法になります。
こうすることで、自分の内面にあるもの
内側にあるものを見ていくことが出来ます。
また、先日別ブログで書いたように
夢を活用するのも、睡眠時間を使って
自分の内側や、内的世界からのメッセージを
読み解くこともできます。
あるいは、瞑想状態を活用する方法もあります。
実際に瞑想してもいいですし、ヘミシンクで
利用されるバイノーラルビートを活用するのも
いいですね。
ちなみにヘミシンクとは、人の意識の可能性を
拡大するために、音のパターンの研究がなされ
技術的な特許を取得している手法です。
また、バイノーラルビートとは
右耳と左耳から異なる周波数の信号を出すことで
それらを脳内で同期させることで
意図的にリラックスした脳波を生み出すことが
できるものですね。
ヘミシンクの音源は検索すると出てくるので
興味がある方は聞いてみいいかなと思います。
リラックスできる不思議な音源ですが
ワタナベ薫さんも特殊な音源を使って
自己実現につながるコンテンツを
下記にて販売されていますが
https://wjproducts.jp/goods/mind_switch/
怪しい手法とかではなく、科学的な手法なのです。
こうした状態の中でパスワークをやると
今の自分に必要なキーワードやメッセージが
ふっと降りてくる感覚になる、気づける
ということです。
ということで今回はカバラの生命の樹の概要と
夢や不思議な世界を活用してウェルビーイングになる
方法について、まとめてみました。
パスワークの具体的な話や、カバラの生命の樹に
描かれているそれぞれの要素の詳細については
また別ブログで書いてみたいと思いますので
ご興味ある方は、楽しみにしていてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。