先日、午前中からジムに行って帰宅するときに
小1生を抱っこしながら小学校に向かう母親と
すれ違うことがありました。
気温も36度近くあった日で、コンクリートからの
照り返しなども考えると体感温度は40度くらい
あったことでしょう。
抱っこされている子どもにはランドセルカバーが
付いていたのでおそらく小1生、20キロ弱を
抱き抱えながら小学校の方へ歩いていく
母親とすれ違った時に感じたこと、大切だよな
と改めて思ったことを今回は書いています。
学校に行きたがらない子どもたち
私の自宅マンション近くですれ違った親子なので
おそらく近所に住んでいる方なのだろうと
思いますが、当然ながら顔も名前も知りません。
どんな家庭の状況か、また午前11時過ぎごろで
その日に何があったのか、私は知る由もありません。
しかしながら推察できることとしては
- 子どもが学校に行きたがらない
- 説得してようやく11時を過ぎ
抱き抱えながら学校へ向かうことができた
という状況のように見て取れました。
一瞬すれ違っただけですが、母親の強い意志
というのでしょうか、ゆっくりですが
しっかりとした足取りで子どもを抱っこし
学校に向かって歩いている状態を見て
- 小1生で不登校にさせてしまっては
この子の将来はどうなってしまうのか・・ - 親として子育てする上で、なんとしてでも
小学校に連れて行かなければ・・
そんな心境を感じることができました。
繰り返しますが、私の推察に過ぎないので
全然違う状況だったのかもしれません。
しかし、同世代の方々と占星術やコーチングの
セッションをしたり、自分がコンサルを受けたり
仲の良い友人たちと会話する中で、自分も
当事者の1人でもあるので、子育てに関する悩み
特に学校どうする?のテーマは頻出します。
ウチの子も小1で小学校を卒業状態ですし
自分としても気になっているテーマですから
親としてこの問題について思うことも
たくさんあります。
葛藤は自己成長の機会でもある
子どもが学校に行きたがらない・・などをはじめ
子育てはもちろん、パートナーシップなど
家族だからこそ密接な関わりがある人間関係は
- 「これ、どうしよう・・」
と悩みの種になることが多いですよね。
親自身も子育ては初めての経験でしょうから
葛藤の渦中にいると、一体どうしたらいいのか
わからなくなり、感情が爆発するか
不健全なまでに押し殺してしまうか
という状態に陥ること、とても共感できます。
特に子どもは、未来から来た留学生のようで
大人たちが持っているであろう世間の常識などが
いい意味で通用しません。
ハッとすることもあれば、あ・うんの呼吸で
物事が進まないゆえ、悩む場面もありますよね。
子どもは未来からの留学生【子ども向けオンラインプログラミングスクールに参加しての気づき】
こうした葛藤はできることなら避けたいもの
逃げたいもの、考えるのが普通でしょう。
しかし自分の過去を振り返ってみると
こうした葛藤があったからこそ
新しい気づきがあり、結果的に人として
一つ成長できたかもしれない、と思えます。
・・・と書いてしまうのは簡単ですよね。
葛藤の渦中にいる人にとっては
悩みや不安の種であり続けるもの
ストレスがかかり続けるものは
耐え難い苦痛を感じますよね。
しかし、、、
葛藤を乗り越えていく、乗り越えられる視点で
目の前のことを捉えると、これまで自分が
信じてきた常識や価値観では対処できないから
葛藤が起きていることがわかります。
力技でなんとかその場を凌げることも
あるかもしれません。
しかし、その場は凌げたとしても
人生における大きな葛藤は、姿や形を変えて
私たちの目の前に再登場することがあります。
例えば仕事でも、今の部署や会社での
人間関係が合わずに転職をしたとしても
また同じような状況に陥ることがあります。
子育てに関しても、とにかく学校に
連れて行かねばの一本槍だと
毎日その戦いに決着をつけなければならず
疲弊もするでしょう。
なんとか学校に行ってくれるようになったとしても
- 勉強を自分からはしない
- 親に怒られるから仕方なく宿題をする
- 学校が嫌だけど、怒られるから仕方なく
という逃げ場のない状況に置かれた子どもは
メンタル的にもきついものがあるでしょうし
将来、違った形で悪影響が出てきます。
ではどうしたら良いのでしょうか?
葛藤に対してどう向き合い身を処するか?
私的には葛藤と感じるものは、最終的には
その人自身の人間力をレベルアップさせるもの
と考えています。
占星術の世界でも、アスペクトといって
天体同士の位置関係によってホロスコープから
深く洞察していく手法があるのですが
90度の関係性を「葛藤」と呼ぶのです。
占星術ホロスコープのアスペクトとは何か?【天体同士の位置関係からのメッセージ】
占星術師によっては、
- 葛藤のアスペクトは、良くないもの
例えばパートナーシップだったりで
90度の関係があると相性が良くない
など判定される方もいるようです。
しかし私はそう思っておらず
葛藤の関係があるからこそ
お互いがその葛藤に向き合ったり
葛藤に対してどう身を処するのか?
その結果、自分がこれまで持ち得ていなかった
知見やものの考え方を獲得したり
新しい気づきがあることで成長できるもの。
そのきっかけが、葛藤なのではないか
とリーディングします。
特に、人生において、何度も登場するような
葛藤というのは、そういう星の元に
生まれていて、一生かけて取り組んでいく
テーマとして設定されていることが多いのです。
なので、時間はかかるでしょうけれども
1つずつ向き合って、葛藤を克服していく
そのプロセスことが、本人にとって必要な学び
となるのです。
スマートな解決なく泥臭くやるのみ
そしてほとんどは、そのようにスマートに
考えることはできませんよね。
葛藤に対して、最初は逃げたり、力技で
なんとかして、見て見ぬふりをすることも
あるでしょう。
ですが、姿や形を変えて登場してくるテーマは
やはり、自分がしっかり取り組むべきものとして
身を処することが大切なのかなと私は思います。
- 誰かに相談してみる
- 解決につながる知見をインプットする
- 試行錯誤するけど、うまくいかない・・
そのような泥臭いことの繰り返しで
自分が持っていた価値観や常識が
少しずつ変化することで、葛藤を感じていた
目の前の事柄が氷解するのではないでしょうか。
葛藤の多くの原因は、自分以外の他者にあると
考えがちですが、実は自分自身の物事の捉え方に
よるところが大きいなと感じています。
今回、たまたま見かけた親子の様子から
そんなことを感じました。
もちろん、渦中の母親にとっては
とても大変なことでしょう。
けれども、その親子にとって葛藤を乗り越え
理想な状態になるといいなと願いつつ
葛藤に対する向き合い方をまとめてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。