個別コーチングやコンサル、占星術セッションや占星術師養成講座を提供中(Tap Here!)

アムンセンとスコット読んでみた【VUCA時代だからこそ努力は夢中に勝てない】

もう先月ですが、ロサンゼルスで開催された
ワタナベ薫さんのセミナー往復の飛行機の中で
読んだ本の中で

  • 「アムンセンとスコット」

という約100年前の実話、人類初の南極点到達を
同時期に争ったアムンセン(ノルウェーの探検隊)と
スコット(イギリスの探検隊)の記録を
書き起こした本が、VUCA時代と言われる
先行き不安な昨今において、とても有益な示唆を
与えてくれる内容だったので、今回はそのご紹介に
なります。

どのような内容なのか?

1910年当時は、人類未到の地域として
残っていた南極点に対して、人類初到達を目指し
ノルウェーとイギリスの両国の探検隊が
争っていく話です。

結論からいえば、アムンセン率いるノルウェーの
探検隊が先に南極点に到達し全員が無事帰還するも
スコット率いるイギリスの探検隊は、南極点には
到達するもアムンセンに先を越されてしまいます。

さらに南極点からの帰路でチーム全員が
帰還できずに亡くなってしまうという内容。

この本では、両者が南極点を目指す前から
どのような経緯で、極地を目指すようになったのか?

どのような準備をして、どのようなチームワークや
リーダーシップで、探検隊チームを率いて
結果を出していったのか?

両者の違いが分かるように、アムンセンとスコットの
エピソードが交互に繰り返し記述されているので
その勝因(敗因)となるものから、現代の私たちの
生活や人生への教訓を学べる内容でした。

というのも現代では、南極(北極)点訪問ツアーを
開催している旅行会社もあるように
お金と時間と興味があれば誰でも到達できる時代
ですが、当時は人類未到の地域への探検ということで
到達点まで

  • 「何があるかわからない」

という環境へのチャレンジだったわけですね。

まさにVUCA時代という、ある意味近い将来

  • 「何があるかわからない」

人類未到の近未来に向けて進んでいくことと
同じ状況に対して、極地探検の成功・失敗からの
教訓は、私たちの生活にも応用できるのでは
ないでしょうか。

アムンセンとスコットの勝負からの教訓とは?

私は2つありました。

1つ目は、今回のブログ記事タイトルにもした
「努力は夢中に勝てない」ということです。

よく言われる話ではありますよね^^

【1】努力は夢中に勝てない

しかし、なぜそのようなことを改めて思ったか
というと、アムンセンは16歳から極地探検家の
話を聞いて、自分も将来は探検家になるぞ!と
決めてたようです。

探検家の成功・失敗事例の研究はもちろん
ノルウェーの寒い夜に窓を全開にして寝るなど
普通の人からすればビックリするようなことを
トレーニングの一環として行ったりと
極地探検に人生の全て捧げていたそうですね。

一方でスコットの方はイギリス海軍に入隊し
軍の中で出世すべく頑張っていた中で
極地到達の任務を任されてメンバーを率いて
チャレンジしたという違いがあります。

本の中でも詳述されていますが、探検に向かう
準備としてアムンセンは極地探検家の
過去事例から犬ソリをメインに考えるのですが
スコットは馬をメインにしてしまうのですが
極地では全く機能せず、食料などの荷物を
結果的には人が引いていくことに
なってしまうのです。

また、局地に向かう往路途中に食料等を
ストックしておくキャンプを複数作り
効率よく南極点往復ができるよう荷物を分散する
のですが、食料や燃料など細かな配慮はもちろん
そうしたキャンプを帰路でどのように
探し出すくするか?などの工夫はとても見事です。

1つ1つの小さな創意工夫はささいなことの
ように感じるのですが、探検全体で見れば
そうした物事の積み重ねが、人類初の南極点往復
という旅において、少しずつ差がうまれて
全員無事に帰還したアムンセンのチームと
全滅してしまったスコットのチームという
結果の差に出たのかなと本書を読むことで感じます。

そういう意味で、やはり極地探検に夢中になり
圧倒的な情報量を集めたり分析し
トライアンドエラーしてきたアムンセンには
任務としてアサインされたスコットでは
叶わないのでしょう。

なので、先行きが不安な時代だからこそ
未来を予想してうまいこと調整していくよりは
自分が夢中になれて好きなことを軸に
圧倒的な行動量・思考量を誇る領域から
自分の道を切り開いていくのが良い
のでは
ないでしょうか。

【2】縦の関係ではなく横の関係の大切さ

もう1つは、チームビルディングやリーダーシップ
に関する教訓で、VUCA時代では

「対話型でフラットな組織構成が目的達成しやすい」

ということです。

これはどういうことかというと、極地のような
人類未到へ旅には想定不可能な出来事なんて
多々起きるわけですよね。

そうした時に、リーダーであるアムンセンは
力量や経験が劣るメンバーからの意見を聞いたり
メンバーから自由な意見を言えるような
組織風土の醸成を大切にしていました。

特徴的だったのはスコットのチームで
軍隊なので上意下達を基本とする組織構成なので
下位に当たるメンバーのちょっとした体調不良や
下位メンバーだからこそ気づくことができる
違和感という情報が組織トップに上がらずらい。

結果的には組織全体に悪影響を及ぼして
極地探検の足取りを遅くしたり、限りある
食料や燃料などを非効率に消費してしまう
結果になっています。

あなたも「風の時代」という言葉を
聞いたことがあるかもしれません。

【冥王星水瓶座時代&本格的な風の時代突入】←の意味を理解して変化を楽しみ学んでいこうという話

上司・部下のような縦の関係ではなく
ある意味友人同士のような横の関係を
構築していったアムンセンの方が結果を出している
ことからも、部下がいたりメンバーを率いたり
チームで何か物事を成し遂げる時を考えると
フラットなチームの方が強いのだろうとも
感じました。

ただし、上下関係の強いリーダーシップや
チームビルディングが全体ダメかというと
そうではないのです。

日本の戦後、高度経済成長をしていた時期など
ある程度日本という組織全員で、やることが明確で
急拡大していくフェーズにおいては
強いリーダーが支持を出して、それに従って
メンバーを動かしていく方が効果的であることも
わかっているのです。

なので、横の関係がいつでも正しいという話では
ありません。

VUCA時代では横の関係が機能しやすく
未来予測がしやすくて安定的に拡大するような
フェーズでは、むしろ縦の関係の方がスケール
しやすいので、目的に応じて使い分けることが
肝心なのかなと思います。

ということで今回は、人類初の南極点到達を
争った極地探検家を描いた本
「アムンセンとスコット」を読んでみての
私なりの教訓を2つご紹介してみました。

最後になりますが、VUCA時代において
自分のより良い人生を作り上げることをテーマに

  • 【親や学校・会社では教えてくれない】
    一度きりの自分の人生を謳歌するための
    3つのキーワード

と題してメンバーさん向けに
セミナー資料&動画を公開しています。

アジェンダとしては以下の通りですが

  • VUCA時代に必要なライフデザインとは?
  • これからの時代、自分の人生を謳歌するには?
  • 理想の人生を生きる時に、攻略すべき障壁
  • 一度きりの人生を謳歌するためのキーワード
  • 理想の未来を実現させるために

もしご興味あれば下記からメンバー登録の上
ご覧いただけたらと思います。

→登録はこちらから

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください