リスキリングという言葉も言われるように
なりましたが、学びとは幼少期や学生時代で
完結ことはなく、社会人になっても必要です。
というか、社会人になってからの学びの方が
より良いキャリアを築くためにも
人生の充実度・満足度を上げるためにも
とても重要と私は考えています。
もし、「どんな学びが一番大切か?」
と聞かれたら、何を学ぶか?の前に
まず自分自身への客観的なフィードバックを
もらうことが何よりも大切かなと思っているので
今回はそのことについて、まとめています。
なぜフィードバックが大切なのか?
自分自身の現在のステイタスや
社会人としてどのようなキャリアを目指したいか?
にもよると思いますが、いずれにしても
出発点となる今の自分を知ることがとても大切
だからです。
これが健康とかであれば分かりやすい話で
健康診断を受けることで、今の自分の状態が
数字でわかりやすく出てきますよね。
結果を踏まえて、改善が必要なところがわかれば
具体的な手も打ちやすいですし
何をすれば良いか明確になります。
このように、自分に対してフィードバックを
もらうことで、客観的に自分の今の状態を
把握することができます。
フィードバックとは元々は制御工学で使われている
言葉で、例えばロケットを宇宙に向けて飛ばす
としたときに、目標としている軌道から
どれだけズレているか?をセンサーで把握して
ズレに対して随時修正するように働きかけをします。
手ブレ防止機能の仕組みも基本的には同じで
ブレた分のズレを3次元で感知して補正する
ということですね。
身近ななもので、わかりやすいのが
「鏡」だと思います。
今の自分の顔色を見る時にも使うでしょうし
全身の服装コーディネートなど
実際に鏡を見ることで客観的にわかります。
この「客観的に」というのが大切で
特に自分のキャリアやステイタスのような
なかなか目では確認できず、計測することが
難しいですよね。
なので積極的に他者から、できれば
自分が信頼できて、自分より先に進んでいる方から
フィードバックをもらいにいく行動が必要です。
例えば会社員として仕事をしていたとしても
上司やリーダーから仕事の進捗などに関して
報告したり、次の指示はもらうでしょう。
けれども
- 自分自身の今後のキャリアの方針に対して
- 今の自分の成長課題について
などというテーマだと、みなさん忙しい中なので
時間確保ができず、後回しになりがち。
会社の中では、1 on 1 というものが
積極的に行われている会社もあります。
そうした機会を利用して、現在関わっている仕事や
プロジェクトに対してではなく、自分のさらなる
成長のために、現状の自分は一体どうなのか?
フィードバックもらうことで
自分では中々気づけなかったことに気づいたり
自分の客観視のための一助になることでしょう。
特に30代・40代と年齢が上がっていくと
仕事でも重要な立場を任されたり、メンバーや
部下ができてくると、自分へのフィードバックを
もらえる機会が激減します。
意図的にもらいにいかないと、いつの間にか
裸の王様のような、イタイ状態に
なってしまうこともあるかもしれません。
私は、社会人になって会社員からキャリアを
スタートし、今は独立して5年ほど経過しますが
組織に属しているわけではないので
コーチングを受けて定期的にフィードバックを
もらうようにしています。
プロのコーチからコーチングを受けた気づきや学び【散らかっていたものがキレイに片付きエネルギーがわく】
また、仕事で関わりあう人たちにも
定期的にお会いすることで、自分への
フィードバックをもらい、自分では気づけない
事柄を指摘してもらえる状態を作っています。
フィードバックはニュートラルだと価値がある
先日、知り合い経由で、
「初めて転職活動をするので相談に乗ってほしい」
という話をいただきました。
私自身は転職はしたことないものの
転職希望者と話をしたり、面談するケースは多く
会社員時代も含めると3000人くらいは
対応してきました。
その経験から感じたことや、気づいたことを
ニュートラルにお話ししました。
自分の特徴やクセなどといったことはもちろん
強みというものも、中々自分では気づけなかったり
することも多く、客観的に見てもらえる機会は
とても貴重ですよね。
逆にこのような相談をもらうことそのものが
私へのフィードバックにもなりますよね。
転職希望者のキャリア支援のようなことは
特段メニュー化したりはしていませんが
そのような声をいただくということは
私のこれまでの経験の中で、相手に価値提供
できるところなのでしょう。
私がコーチングのセッションをするときも
できるだけニュートラルに、私から見えた事実や
感じたことを素直にお伝えするようにしています。
ニュートラルであれば、受け取った側も
受け取りやすく、次のどう行動するか?
主体的に選択しやすくなります。
また、客観的にという意味では、占星術を使って
ホロスコープを読むことも同じですね。
クライアントのことをある程度
知っているときもありますが
全くお会いしたこともない方のホロスコープを
読むこともよくあります。
一方的に説明していくというよりは
適宜質問などをはさみ、対話を繰り返しながら
相手が生まれ持ったものを、客観的に説明を
していくことを心がけています。
ぜひこうしたフィードバックをもらう機会を
大切にして、意外を見えづらい自分自身を
知ることは大切にしていきたいものですね。
生まれてからずっと一緒にいる「自分」ですが
意外と見えないことも多くあるので、そのためにも
今回は、フィードバックをもらうことの
重要さについて、まとめてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。