FXの通貨ペアって・・たくさんあり過ぎるんだけど最初はどれを選ぶといいんだろ?
FXの会社によっては、100種類程度の通貨ペアがあり、どの国の通貨だかわからないし、どれを選んだら良いかわからないことがあります・・
今回は、そんなFX初心者におすすめする通貨ペアの選び方について、書いていきたいと思います。
私はFXを本格的にやり始めて1年ほど経ちますが、1日数分ほどチャートを見て毎月プラスになるようになりました。
九月は102pipsプラスという結果でした。
このfxの会社は1000通貨1ロットなので、1024というのは、100pipsくらいということですね。
一日数分程度のトレードでこの成果出せたのはよかったです。
引き続き、自分ルールを守りつつ、ロットを上げて月に10万、100万、と上っていけたらと思います! pic.twitter.com/243KEipKWJ
— 片渕健二 (@katafuchi_kenji) October 1, 2019
全員にFXや投資をおすすめしたいわけではないですが、、、投資でもビジネスでも会社からもらう給与とは別に、キャッシュポイントはたくさん持って置いた方が私は良いと思うので、今回はFXの通貨ペアの話です。
【おさらい】そもそも・・通貨ペアって何?
通貨ペアの話の前に、そもそもFXとは何かというと、「外国為替(を)証拠金(を使って)取引」のことです。
余裕資金をFXの会社の口座に「証拠金」として預け、その資金で、例えば1ドル100円の時に1ドルを買って、その後、1ドル101円の時に1ドルを売れば1円の利益になりますね。
片渕
と思われたかもしれませんが、、これは1通貨(1ロット)の場合で、実際には証拠金を元に25倍までレバレッジが効かせることができます。
理論的には10万程度の証拠金で、1万通貨のポジションを1円で売買できるので、これは10万円の利益になります。
もちろん、値動きは逆に動くケースもあるので、思惑と反対に1円動けば、1万通貨で10万円の損失にはなります。
これは、ドルと円(USD/JPYと表示したりします)の通貨ペアの売買の話ですが、FXは証拠金として入れた「円」すら使わないで、好きな通貨ペアを選択できるんですね。
日本人に馴染みがあるのは、円・ドル・ユーロとかでしょうか。
ユーロ・ドル(EUR/USD)という通貨ペアももちろんありますし、カナダドル・オーストラリアドル・スイスフランくらいまでを一般的にはメジャー通貨と呼ばれています。
一方で、投資など未経験の人には馴染みが薄い国の通貨(ペア)もありまして、
・南アフリカのランド
・トルコのリラ
・ポーランドのズロチ
などは、マイナー通貨とも言われています。
メジャー通貨とマイナー通貨の厳密な定義があるわけではないのですが、
・世界的にみて取引量が少ない
・経済規模が小さく不安定気味
・一方で高金利という魅力もある
という特徴が、マイナー通貨には存在しています。
以上を踏まえ、FX初心者がまず選ぶ通貨ペアとしては、何を注意しておけば良いか?をお話ししていきますね。
オススメ1:メジャー通貨とよばれる通貨ペアを選ぶ
2019年現在、経済だけではなく軍事力でも圧倒的と言われるのが米国であることは間違いありません。
その米国の通貨であるドル(米ドル)は、世界の基軸通貨として機能しています。
データでみる米国ドルの強さ
実際に、国際決済銀行というところが2016年に発表したデータによると、取引量の多い通貨は
1位:USD(米国ドル)44%
2位:EUR(ユーロ)16%
3位:JPY(日本円)11%
4位:GBP(イギリスポンド)6%
という順序です。
出展:https://www.oanda.jp/lab-education/beginners/aboutfx/trading_volume/
そして通貨ペアごとの取引量をみても、
1位:EUR/USD(ユーロと米国ドル)との通貨ペアが23%
2位:USD/JPY(米国ドルと日本円)が18%
3位:GBP/USD(イギリスポンドと米国ドル)9%
という順序ですね。
出展:https://www.oanda.jp/lab-education/beginners/aboutfx/trading_volume/
ということで、米国ドルとの通貨ペアで、世界の50%ほどを占めています。
よって、FX初心者はこうしたドルを含むメジャー通貨とのペア、つまりUSD/EUR(米国ドルとユーロ)、USD/JPY(米国ドルと円)を選ぶ方が良いと思います。
その理由は、市場への参加者が多いので
・流動性が高い=自分自身が買いたい・売りたい値段やロット数で取引ができる
・価格が安定=比較的緩やかに値動きをするので、急上昇・急下落のリスクが低い
と言えるからですね。
マイナー通貨だと逆に、流動性が低く、買いたい(売りたい)時に売れない(買えない)ということが起きたり、政治情勢等が不安定になると通貨が暴騰・急落するリスクもあります。
日本国内だけ見てもやはり米国ドルとの取引が多い
なお、日本国内だけ見ると、USD/JPYが取引量ナンバー1です。
四半期(3ヶ月)ごとの数値ですが、以下の通りでした。
出典:日本金融先物取引業協会 https://www.ffaj.or.jp/library/performance/quarter_total/quarterly_data/
2019年1Q(4〜6月)は約424兆円ということで1日で平均すると約7兆、多い時の2016年4Q(1〜3月)は1日平均で約18兆円という計算になり、株式市場よりも数倍以上にものぼる取引量になります。
というのも日本の株式取引量(例えば2019年10月9日)は以下の通り、一部上場全体を合わせても1.8兆円程度だからなんですね。
出典:日本取引所グループ https://www.jpx.co.jp/markets/equities/summary/index.html
いかに、ドル円などを始め、通貨ペアによる取引が多いかということが分かると思います。
オススメ2:日本円を含む通貨ペアを選ぶ
FX初心者にとっては、メジャー通過の中でも、やはりなじみがあり、損益の計算がしやすい、日本円を含む通貨ペアを選択するとよいと思います。
例えば、ユーロと円の通貨ペアですが、2019年10月10日時点で1ユーロ118.105円前後の値段で動いているため、この値段で買って1ユーロ119.105円で売れば1円の利益になる、と計算しやすいですよね。
このように、ユーロと円、ポンドと円、など円との通貨ペアをクロス円、と言った李もします。
クロス円以外だと初心者は計算がしづらい・・かも
逆に、メジャー通貨同士のユーロ/ドルは、2019年10月10日時点では、1.09872あたりの値段で上下しています。
この値段で買って1円の利益になるためには、1.10872で売ればよいのですが、小数点以下の桁数が多く分かりづらいかな・・と思います。
よって、扱いたい通貨や通貨ペアにこだわりがなければ、クロス円からやってみると良いですね。
通貨の特徴を把握する意味でも慣れている日本円から扱う方がおすすめ
また日本円は、有事の際に買われる(円高になる)傾向が特徴としてあるため、米国や日本の経済・政治等に関わるニュース等であれば情報次第では、
片渕
と予測することもできます。
もちろん100%正確に動くなんてことはありえないですが、通貨単体や通貨ペアの特徴を学んでおくと便利です。
なので、まずはドル円の通貨ペアで初めてみるとよいでしょう。
私も最初はドル円の通貨ペアからはじめ、徐々に慣れてきたところから他の通貨ペア(ユーロ円やポンド円、それからユーロドルなど)にチャレンジしていきました。
価格差で利益を得るキャピタルゲインを狙うのであれば、メジャー通貨の通貨ペアだけで良いと私は思っています。
もし、通貨ペアをずっと保有し続けることによる金利(スワップポイント)=インカムゲインを狙う目的であれば、高金利のマイナーペアを含む通貨ペアを選択すると良いでしょう。
通貨ペアのみならずFX全体を学んでみたいという方に・・
ということで最後になりますが、通貨ペア選択などFXこれからはじめてみたい!という方向けで、トレードするために必要な知識をざっと網羅できる本を紹介して終わりにしたいと思います。
まあ、いつもご紹介している本ですけどね。
本屋やネットにもたくさん初心者向けのものはあるのですが、この本はプロトレーダーの方達も初心者にオススメしている人が非常に多いので、まずはこちらの本を通読するところから始めると良いですよ。
ということで今回は、FX初心者が通貨ペアを選ぶときの選び方や、通貨の特徴についてまとめてみました。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。