FXで稼いでいる人たちって、共通で何か大事にしていることとかあるの?
今回は、そんな疑問に答えていく記事です。
私的には、稼ぐ系で成功したいのであれば
片渕
と思っています。
これは何も投資やFXに限った話ではないですよね。
夫婦関係うまくいくようにしたいのであれば、うまくいっている人の話を聞きたくなります。
健康に毎日生活していきたいのであれば、やはりその人が何に気をつけて生活しているのか知りたくなります。
ということで、今回はお金の話にはなりますが、過去に片渕が調べたことがあるうちの1人をご紹介していきますね。
FXトレーダーとして成功するのは才能か?技術か?
片渕
と最初は私も思っていました。
ところが、あれこれ本を読んだりする中で、過去に同じようなことを考えて、それを検証するプロジェクトをやった人がいたんですね。
技術(学べば習得できる)なのか、生まれつきの才能なのか?
リチャード・デニスというアメリカ人です。
彼は、1984年にウォール・ストリートジャーナルに広告を出して「トレーダー養成プログラム」のメンバー募集を募りました。
リチャード・デニスって何者?
なんと10代の時に、トレードを始めたようですね、最初はピザ屋のバイトで貯めた400ドルで。
未成年だったので自分自身で証券口座をひらけないので、父親に
「このタイミングで買って! このタイミングで売って!」
とシグナル配信をしていたとか。
でも、いつも負けていて、手持ち資金の1/3減らしてしまうなど大きな損失を出して精神状態が不安定になるなど、だいぶ動揺していたようです。
トレーダー養成プログラムで大きく勝てるように
ただ、上述した「トレーダー養成プログラム」を経て、リチャード・デニス自身も1995年は年利108%、1996年には112%という実績から、futures and options world magazine のtop10 fund managerで4位を獲得しています。
結局、宅配ピザ屋のバイトで貯めた400ドルを10年ほどで約2億ドルまでに伸ばした実績があり、トレーダーの世界では有名人となりました。
この結果から、
正しい技術を学んで実践すれば、稼げるトレーダーは育成可能ではないか
と言われているのです。
では、そのプログラムからの教訓とも言われる、勝てるトレーダーを育てるために大切にすべき3つの考え方は一体何か?
ご紹介していきますね。
その1:市場の流れ(トレンド)に乗る
トレーダーとして稼げる・稼げないの違いは、市場の流れ(トレンド)に乗っているかどうかだけ
とのことです。
上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか。
トレンドには2種類しかない、ということですね。
片渕
これを聞いた時、私はそんなふうに思っていました。
下記をご覧ください。
ポンドと円の為替チャート(期間は2019年の3/1〜7/31)です。
細かいチャートの説明はここでは省きますが・・まあ、これを見てほとんどの人は
流れとしては下がっている
と思いませんでしたか?
要するにこれがトレンドです。
3月には1ポンド148.8円程度でしたが、7月末には131.6円程度に下がってます。
トレンドとは世界中のトレーダーたちの心理が作る
もう少し細かく説明すると、この下降(上昇)トレンドというのは、世界中のFXトレーダーの人たちが
下降するであろうと考えている勢力が強い
ということを示しています。
7月はイギリスのEU離脱などのニュースもありましたので、結果として下降トレンドになっている様子が、為替チャートから読み取れます。
なので、素直にその流れに乗っていく方が勝てる期待値が高い、つまり稼げる可能性も高い、というシンプルな話です。
花火大会の帰り道と一緒ですね、流れている方向に沿って自分も歩いて行った方が移動が早いですから。
ちなみにFXの世界では、こうしたチャートからトレンドがどっち?(上昇or下降)を分析する手法をテクニカル分析と言います。
この例でいうと分析するまでもなく、チャート見れば一目でわかるレベルですけどね。
その2:優位性のあるトレードを行う
確率的優位性という言葉があるのですが、これは何かというとサイコロの例でご説明しますね。
A:サイコロを振って、1か2が出たら勝ち
B:サイコロを振って、3〜6が出たら勝ちあなたはAとB、どちらにのりますか?
というゲームがあったとします。
おそらく・・あなたはBにのりますよね。
なぜかというと確率から考えると、Bの方が優位だから、です。
ただ、もちろんサイコロを3回振って
1が出た、次に2が出た、その次に1が出た・・
という3連敗も・・、ありうるかもしれません。
でも、100回、1000回とサイコロを振れば・・Bが間違いなく優位ですよね?
これを専門用語?で大数の法則というのですが、FXトレードも同じことが言えます。
優位性を発揮するためにも数をこなす必要がある
つまり、何度かトレードして、負けることが多かったとしましょう。
でも、優位性があるトレードを継続していれば、いつかは勝てるということです。
逆に言うと、勝ったり負けたりして一喜一憂することに意味がない。
負け続けて、やっぱりダメだな・・と途中でトライするのを辞めると、大数の法則が聞かなくなってしまうからです。
1が出た、次に2が出た、その次に1が出た・・3連敗じゃん!
で辞めてしまっている状態だと、確率的な偶然に支配されているだけなので、ここで辞めるのがもったいないということなんですね。
なので、優位性のあるトレードを仕掛け続け、勝った・負けたに関わらず継続していくことが重要なのです。
ただ、トレードにはもちろん自分自身のお金を証拠金として使っていくわけなので、負け続けると証拠金0になりトレードができなくなります。
そこで、3つ目のポイントとなるお金の管理、が大切になってくるわけです。
その3:資金管理を行う
毎月の家計簿をつける、というような資金管理とは少し違うのですが、リチャード・デニスは、トレードをする上で10連敗、20連敗とかもあったようです。
だけど、例えばトレードの勝率2割程度だったとしても、買った時の金額が大きければプラスになりますよね。
1万の損失を10回連続で出しても、1回で10万以上取れれば、トータルでプラス。
ギャンブルみたいに、1回のトレードで大きく稼ごうとか、100%勝てる!とかそういう世界ではないので。
また、FXは9割以上の人が負けて退場すると言われているのですが、このほとんどが資金管理ができていないから、だそうです。
1回のトレードでの損失額をあらかじめ決めておく
ちょっと専門的な話になりますが、FXにおける資金管理とは、
1回のトレードにおける損失は、資金の*%までとあらかじめ決めておく
ことを指します。
初心者は1%程度が良い、と言われているのですが、このあたりは自分自身のリスク管理で決めていく必要があるでしょう。
具体的なトレードシーンにおいては、1%のリスク管理をするのであれば、想定とは逆に動いた時の損失額が1%未満になるよう、あらかじめ注文をしておくだけでokです。
そのように注文しておけば、為替相場が乱高下したとしても一気に破産するようなことは、基本的にはありませんので。
ということで、今回はFXトレードで勝ち続けている人として、リチャード・デニスを取り上げてみました。
今回ご紹介した「トレーダー養成プログラム」の詳細含め、このあたりもっと色々知りたいなと思ったら、下記の本を読んでみると良いかもしれません。
投資に関する具体的な手法というよりは、勝つための考え方・マインドについては触れている本ですので、オススメです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。