センス無いなあ・・と人から言われたり、自分でもそう思ったりすることがあるけど、一体どうしたらいいんだろ?
ファッションとかに限らずの話ですが、片渕も誰かと比較して自分のことをそう思うことが度々あります。
もちろんそう思うだけでおしまいにするのではなく・・、どうやったらセンスとか磨けるのかな?という点に興味を持ち、あれこれ調べたり実践中という感じですはあります。
で、結論としては、審美眼を養ったり、美的センスを磨こうとする日々の心がけ=毎日の生活がちょっと豊かになる、と感じています。
ということで今回は、真善美や審美眼を養ったりセンスを磨くことが、
・なぜ生活(もっというと人生そのもの)が豊かになると言えるのか?
・どうやったら磨けるのか?
について、書いていこうと思います。
審美眼を養ったり美的センスを磨くメリット
まず、「いいな!」と思ったり、「ステキだなー!」と感じることって、日常生活の中で誰でもあるんじゃないでしょうか。
でも、世の中には、つい刺激的な内容が並ぶゴシップネタが飛び交っているので、気がつくとそっちに目が行ってしまいがちかもしれません・・。
そうやって、外からの刺激に受け身になっているだけでは、暇つぶしにはなるかもですが、良い時間を過ごしているとは言えませんよね。
そうではなくて、自分から
・いいな(or悪いな)
・素敵だな(orイケてない)
と自分から何かを積極的に選択したり、自分の考えや意見を持てるようになること。
それが、大衆扇動に惑わされなくなるし、他人や世間からの評価・評判が気にならなくなってきます。
その繰り返しが、自分の人生を自分で生きているな、という感覚が作り出されてきます。
もちろんセンスの善し悪しは人それぞれなのですが、大事なのは
片渕
・美的センスを磨いていきたいな
という意識があるかどうか、だと思います。
その上で、自分は
片渕
という意見や主張が出てくることでしょう。
機能的価値だけを求めるか期待以上の価値を求めるか
例えば、お店でコーヒーを飲みたい、と思った場合。
・どこでもいいので近くのコーヒーが売っている店に入り、値段表だけ見て注文する
・安いから、という理由だけでファーストフードの店を選択する
という人もいると思います。
もちろん、これでコーヒーを飲むという目的は達成されますね。
だけど、まるで車のガソリンがなくなったからガソリンスタンドで給油して終わり、という感じにも見えます。。
1の期待(コーヒー飲みたい)に対して、1のリターン(コーヒー飲めた)のみがある。
片渕
と思われるかもしれませんが、期待以上のリターン(例えば、新鮮な発見や学ぶや驚きなど)は0です。
洋服欲しいから、洋服屋で服だけ見て買う、というのも一緒ですかね。
こういうことを言うと
片渕
と思う人が一定数いることでしょう、私も含め男性に多い感じはしますよね。
でも、自ら予定調和で終わらせるのではなく、同じ時間を過ごすのであれば、ちょっと期待以上のハプニングや経験ができる方が豊かな時間が過ごせると思います。
個人の意識や思考の差が人生の大きな差を作り上げる
これは単に、コーヒーを飲む時間が豊かになる、という狭い話をしている訳ではありません。
コーヒー飲む時間というのは、人によっては1日のほんのわずかな時間かもしれませんが、例えば
・お店のインテリアや空間デザインは、他の店舗と違ってどう違うのか?
・働いている人や、来店しているお客さん層に、どんな違いがあるのか?
など、見る観点を持っていれば、得られる情報も違ってきます。
そうした小さな意識の差が、小さな行動の差(コーヒー単体ではなく全体を見る)を作っていきますよね。
結果、そうした時間の積み重ねで1日が過ぎ、1週間が過ぎ、やがて1年・2年・・と時間が過ぎて歳を重ねていくことになります。
もし、
片渕
・もっと豊かにしていきたい・・!
と望むのであれば、まずは自分が気がついてもいない意識や思考に着目すると良いですね。
そうすることで、
良いと感じるもの(とそうでないもの)は何が違うのか?
を自分なりに言語化できたり、
美的センス上げるためにどうしたら良いかな?
と具体的な対応に進むことができますから。
審美眼を養い美的センスを磨くために必要なこと
ということで、あまりセンスが無い自分が言うのも微妙・・かもしれませんが、きっと以下3つのことに着目しつつ行動しまくることで、個人差はあるでしょうけれども改善されてくるんじゃ無いかな、と考えていますのでご紹介します。
(1)目的思考ではなく寄り道思考で
1つ目は、寄り道思考の話です。
先ほどのコーヒーを飲む、洋服買うという目的に対して、それらを達成するだけでおしまいという思考ではなくて、少し寄り道するような考えを持っておくと良いかと思います。
自宅から外に出て、いつもの道を歩いてたとしても、どんな人がいるかな?と思って歩くと、普段見かけないような人たちもいるでしょう。
ひとたびコーヒー屋なり洋服屋に入れば、ディスプレイされているものや、新商品!とアピールされているものにも目がつくはず。
その中で
これは自分が良い!と感じた(あるいは、感じなかった)
ことを、他人や世の中的な軸ではなく自分軸としてストックを積み上げていくところから、スタートすると良いですね。
もちろん、忙しい人が多いとは思うので、目的思考の方が効率が良いことは間違いないでしょう。
けれども、豊かさを感じることって、ちょっとした寄り道的な思考にあるんじゃないかなと思っています。
(2)長く存在しているものに触れる
2つ目は、長く世の中に存在し続けられている本物に触れてみよう、という話です。
流行という言葉がありますが、確かに瞬間的に多くの人が注目するモノ・コトってありますよね。
日々、たくさんのモノがうまれて、流行って、すたれていくことを繰り返している訳ですが、そんな中ずっと長く愛され続けているものがあると思います。
例えば、音楽であればクラシックもそうですよね。
経営哲学や人のマネジメントであれば、古代中国の孔子と弟子たちのやり取りをまとめた「論語」などもそうだと思います。
お笑い芸人とかでも一緒ではないですかね、一発屋で終わる人もいれば、長くメディアに出続けている人って存在します。
時代が変わっても、長く愛され続けていたり、注目している人が一定数存在しているものは、やはり本物であることが多いでしょう。
こうした「長く存在しているもの」には、相応の理由があったり、いつの時代でも注目に値する何かが隠されていると思います。
よって、こうした長く存在している「本物」に注目して、そこから学ぶこと。
そうすることで、自分自身が単に買い物でモノ選ぶ時だけの話ではなく、人付き合い・仕事・キャリアなど、人生に大きな影響を与えることも、自分自身にとって最良な選択ができるようになってきます。
(3)いいな!と思ったことを言う
3つ目は、自分が良いと思ったことは、口に出すなど外に発信をするという話です。
会社の同僚や友人、家族でもいいですし、今だったらブログやSNSなどもありますよね
片渕
共感を得られたのであれば、相手が「いいな!」と思ったポイントや理由などを聞いてみると良いですね。
同じ「いいな!」と感じた対象物でも、人によってはその見方も、切り口も違いますから。
もちろんこれは、モノとか風景とかだけではなく、人に対しても同じことが言えますよね。
一般的には社会的に地位が高い人に権威性を感じてしまう傾向がありますが・・、そうではなく少し勇気を持って、自分はこれがいいと思った!ということを伝えることを意識してみましょう。
もちろん、反対意見をもらうこともあるかもしれませんよね。。
でも、安易に反対意見から自分の考えを曲げるのではなく、自分自身が良いと思ったモノやコトを、主体的に選び続けること。
それがやがて自分なりの審美眼を養い、センスを磨く話につながってきます。
イケてる人から学んでみよう
最後になりますが、私が最近読んだ本の中で、
片渕
と感じた著名人の1人として、ガクトの本がよかったのでご紹介しておきます。
書籍という限られた紙面の中で、見せ方、言葉の使い方、ブランディングというのが上手いな・・と感じたので、ガクトのファンかどうかに限らず、読んでみることをオススメしたいですね。
もちろん、例えば長く愛され続けている「本物」に触れることもオススメなので、もし読書なども好きであればそうした本にもチャレンジしてみてください。
最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございます。