FXちょっとやってみようかな・・と思うけど、最初の資金っていくらくらい必要なのかな?
私も人生はじめてFXを触ってみようか・・という時に、こう思っていました。
結論からいうと、各人の余裕資金の範囲で、ということにはなるのですが、金額としては10万円くらいあると良いかな、と思っています。
今回は、自分の体験談も含めてその理由について書いていきます。
また、必要な資金を考える上で、証拠金やロスカットの仕組みについて知っておく必要があるので、このあたりの用語の解説含めてまとめていきますね。
そもそも投資の必要資金=余裕資金でやるべき
FXに限らずですが、投資にチャレンジしてみようと考えた時、今持っている貯金や毎月の収入から、ある程度のお金をそれに使うことになります。
この時、一番大事なのは生活に必要な資金まで投入すると・・危ない、ということです。
理由は説明するまでもないでしょうけれども、他の記事でFXのリスクの話をしましたが、FXに限らず金融商品は、元本保証されていないものが多いからです。
世の中には借金してまで投資をする人もいるでしょうけれども、まずは自己資金のうちの余裕資金からやっていくのが王道かと思います。
>>ご参考まで・・・「FX初心者がまず理解しておきたい5つリスクを解説します」
FXで利益を得る仕組みとは?
さて、まずはおさらいのような話になりますが、改めてFXやっている人がどうやって利益を獲得したり、損失を出しているのか・・についてお話ししますね。
FXの投資対象は通貨になります、円とかドルとかですね。
ただ、正確に言うと通貨ペア、に投資をしています。
ドルと円、ドルとユーロ、などです。
次に、通貨ペアに具体的に投資をすることを考えた時、例えば1ドル100円の時に、1ドルを買ったとします。
これを「ドル円1通貨の買いポジションを持っている状態」と言います。
その後、1ドル101円になった時に、この「買いポジション」を売れば1円の利益になりますよね(細かい手数料とかの話はのぞいています・・)
逆に・・1ドル99円になった時、この「買いポジション」を売れば1円の損失になります。
FXのメリットデメリットは証拠金を使っての取引
FXは、外国為替証拠金取引の略称で、証拠金として資金をFXの会社に預けることで、大きな金額を動かせる仕組み(レバレッジ)があります。
具体的には、4万円あれば、1ドル100円の時に1ドルを買うと、ドル円1万通貨の買いポジションを持つことができます。
1通貨ではなく、「1万」通貨です。
もし1ドル101円になった時に、この1万通貨の「買いポジション」を売れば1万円の利益になり、逆に1ドル99円になった時に、この「買いポジション」を売れば1万円の損失になります。
このように少ない自己資金を元に、為替差益から利益と獲得できる(あるいは損失が出る)のがFXです。
多くの日本のFXの会社は、取引の最低通貨を1万通貨にしていることが多いので、1万通貨で例示しました。
外貨預金などであれば、ドル円1万通貨を獲得するには、1ドル100円であれば、1万ドル買うには100万円必要になります。
でも実際には100万円も必要なく、4%の証拠金で良いというルールを、日本の金融先物取引業協会が決めているんですね。
片渕
と思われたかもしれませんが・・FXで扱う通貨ペアは値段が上がったり、下がったりします。
このブログを書いている9/25のドル円の値動きを表しているチャートが以下のようになっていますが、上がったり下がったりしていますよね。
*X軸が時間、Y軸がドル円の値段(107.306という数字が見えますよね)になります。
もし1ドル100円で、1万通貨の買いポジションを持てたとしても、一瞬でも100円から値段が下がると含み損が発生し、4万円では証拠金不足の状態になり、強制的にポジションが決済(ロスカット)されることになります。
よって、FXを始める時の資金を考えるときに、証拠金のロジックや、ロスカットされないためにどうしたら良いか?を知っておく必要があるんですね。
証拠金不足でロスカットされないために・・・10万程度は必要
FXの証拠金とは文字通り、実際に保有している資金以上の取引を、証拠金をベースに取引できるものになります。
例えば、このブログを書いている9/25の18時ごろのドル円の値段は、107.30付近なので、
107.3 ÷ 4%(=25) ≒ 4万2920円程度
の証拠金があればOKです。
でも、少しでもその値段より下がるとロスカットされますので、余裕資金は必ず必要になりますね。
ロスカットのルールとは?
これはどういうロジックなのかというと、例えばFXの口座に10万円を入金したとします。
で、ポジションを保つために必要な資金=証拠金は、1万通貨でドル円が100だったら、4万円が証拠金となり、残りの6万円は余剰資金の状態になります。
順調に、1ドル101円、102円・・と思惑通りに値動きすれば、含み益が1万円、2万円・・と、上昇しますが、そうではない時ももちろんあります。
1ドル99円、98円・・となることも。
そうすると含み損がマイナス1万円、マイナス2万円・・と増えていきます。
含み損:
実際にその損失は確定していないものの、買ったときのポジションの状態と比較して、保有しているポジションの価値がマイナス1万円、マイナス2万円・・と増えていることをを表しています。含み益:
実際にその利益は確定しないものの、買ったときのポジションの状態と比較して、保有しているポジションの価値がプラス1万円、プラス2万円・・と増えていることを表しています。
証拠金不足となれば・・・ロスカットが発動される
さて、94円になった段階で含み損マイナス6万円となり、余剰資金6万円が無くなった状態になります。
この時さらに、1ドル94円未満になると、1ドル100円で買ったポジションは証拠金が4万円でしたが、その4万円が減ることになります。
そうすると、ポジションを持てる条件が4万円の証拠金だったのに、その証拠金が「不足」状態となりますよね。
FXは、外国為替証拠金取引の略称にあるように、(少ない)証拠金があって始めてポジションが持てて、その為替差益の売買で利益を得る方法でした。
その証拠金が「不足」となると、ポジションを持てないことになります。
するとどういうことが起きるかというと、FXの会社の方で強制的にポジションが解消される(=ロスカットと言います)のです。
この場合ですと、含み損6万円が自動的に確定して、FXの口座に10万円あったものが4万円になります。
ドル円の1日の値動きの「平均」は、約1円程度と言われていますので、1日で6円も動くことはほとんどないでしょう。
メジャー通貨の中では比較的値動きの幅(=ボラティリティ、と言います)が大きいポンド円は約2円程度と、通貨ペアによっては1日の平均ボラティリティの大小は異なります。
ということで、いずれにしても1日に数円程度動く可能性があるため、余裕を持つ意味でも10万程度あると良いかなと考えています。
10万が難しければ・・・最小通貨単位の少ないFXの会社を利用するのも手
片渕が使っているFXの口座の1つに、最小通貨単位が1000通貨というものがあります。
こちらのサービスであれば、4000円以上あればFXの取引ができるため、1万円ほどの資金=証拠金とできるのでオススメですね。
もちろん、口座開設にお金はかかりません。
また、10万程度の資金は用意できるよ!という人であれば、以下のDMMのFXがオススメです。
日本での登録口座数がナンバー1ということや、スマホアプリでも利用できるのですが、画面がわかりやすくUXも良いのです。
今は、登録キャンペーンもやっていてキャッシュバックされるようです。
登録(口座開設)も無料なのでまずは登録だけでもしてみると良いかな、と。
ということで、今回はFXを始める資金の考え方ということで、必要証拠金の話やロスカットの仕組みについて、まとめてみました。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございました。