個別コーチングやコンサル、占星術セッションや占星術師養成講座を提供中(Tap Here!)

わびさび(詫び・寂び)を取り入れるライフスタイル|不完全さと時間経過がくれる豊かさを活用する

先日のカオラボで「武士道」の話があった時に
やっぱり日本が元々持っていた美意識って
いいよなと感じました。

ワタナベ薫さんのオンラインサロン(カオラボ)2025年8月に参加してみての気づき

その中で今回は「詫び(わび」と「寂び(さび)」
を大切にする価値観やライフスタイルって
とてもいいなと思ったので、今回はそのことを
ブログに書いています。

内容としては、わびさびとは?
そして、そしてそれらを普段の生活に
活用しようとすると、どんなメリットが
ありそうか?などまとめてみましたので
よろしければ、このままお読みください。

そもそも、わびさびとは?

その前にそもそもの「詫び(わび)」
「寂び(さび)」とは何か?

ということで言葉としては耳にすることが
多いですが、改めてAIに聞いてみました。

「詫び」とは「詫びる」という言葉から来ていて
残念な気持ち・不足感・不完全さを受け入れる
心のあり方や状態を示している
ようですね。

完璧さや華美な華やかさなどではなくて
質素で静かな趣きを良しとする価値観。

特に私たちは何かとゴージャスなものや
SNS映えするものに目が行きがちです。

そうではなくて欠けているものや素朴なもの
足りなさに味わいを見出す心のこと。

戦国時代から安土桃山時代に活躍した千利休は
「詫び茶」という自然素材を活用した
簡素な茶室空間を完成させた人物ですが
豪華絢爛を良しとするのではなく、むしろ
真逆の価値に重きを置いたのでしょうね。

「ケチで貧乏くさい」ではないことが
ポイントなのかなとも感じます。

一方で「寂び」とは「寂れる」から来ていて
時間経過して古びて静かになっている状態

表しています。

例えば色褪せたり風化した建物や
苔むした石などでしょうか。

江戸時代に俳句など文芸作品で活躍した松尾芭蕉は
俳句の理念として大切にしたもののようですが
華やかさというよりは、寂しさや枯れていく様子に
美しさを見出したものですね。

どちらも派手なものや人工的に完成されたもの
というよりは、不完全さや無常感などに
美しさを感じる感覚のことなのでしょう。

人工物はもちろん自然のものでも
時間の流れの中でだんだんと寂れていくことが
世の常となりますが、だからこそずっと同じ
というものは存在せず、少しずつ変化していく
世の中の無情を表しているのだと思います。

現代における仕事や生活に「詫び・寂び」のエッセンスを取り入れてみる

さて、こうした「侘び・寂び」の価値観を
改めて知ってみると、現代のライフスタイルに
置き換えてみれば、ミニマルライフや
サステナブルな生活、シンプルで丁寧な暮らし
にもつながりそうだなと思いました。

例えば、「詫び」という不完全さを受け入れる
となると、まず私たちは機械のようにミスなく
完璧にこなすことはできず、どうしても不完全さが
残る存在と言えるでしょう。

そのことが理解できていれば
自分にも他人にも完璧さを求めることなく
寛容さであったり、多様な考え方を受け入れる
度量にも考えることになるのではないでしょうか。

また、たくさんの予定を詰め込みすぎてしまい
理屈では全部の予定をこなせるように思えても
想定通りにいかないこともあるわけです。

そうした前提の元、スケジュールに余白を残して
余裕やゆとりを持っておくことも必要でしょう。

むしろ想定外の出来事も柔軟に受け入れつつ
偶然を楽しむくらいの方が、学校の時間割のように
決まった時間にこれをしようと、タスクを
ガチガチに決めてしまうよりは
人間らしくていいなあと私は思うのですが
どうでしょうか?

それから「寂び」についてですが
時間経過が作っていく深みを大切にする考え方や
それを逆手にとって、時間経過すればするほど
価値が出てくるものの優先順位を上げる
という考えを、取り入れてみるといいなと
感じています。

例えば仕事における自分の経験や
人脈のベースとなっている信頼感などは
1回や2回の仕事だけではなく
長く時間をかけて育むからこそ
強固なものになっていくものですよね。

流行に乗っかった専門性などや
一過性の人間力ではなくて、歳を重ねても
価値が衰えるどころか価値が増えていくような
物事に着目するといいではないでしょうか。

私が好きでやっている占星術は
5000年もの歴史があると言われていますが
多様な時代を経ても廃らず、現代でも
活用している人がいることを考えると
普遍的なスキルや経験の1つなのかなとも
思います。

キャリアや経験などではなく、具体的な物でも
例えば、社会人になりたての頃に使い込んでいた
手帳だったり、同僚たちからもらった思い出の品
などは、時間が経過すればするほど
良い思い出にもなりますし、初心を思い出す
きっかけにもなりそうです。

「思い出資産」という言葉もありますよね。

旅をしたり非日常の体験というのは
歳を重ねると楽しかった思い出として
自分の中にストックされることにもなります。

金融資産も大切だけど思い出資産も複利を利かせたいもの【家族で山中湖ステイ&ワーケーションしてきた】

時間が経過しても「寂び」ないもの着目して
今という時間を使っていくのは
人生を充実させていくポイントになるでしょう。

このように、常にタイパ・コスパを意識して
完璧にやろうとしすぎて疲弊してしまい
バランスを崩してしまうようであれば
少し「詫び」のエッセンスを取り入れてみる。

完璧さを求めずに、もう少し力を抜いて
余白のある物事の進め方を採用すると
豊かさや彩りを感じられるようになるのかも
しれません。

また「寂び」のように、常に世の中は変化し
同じものは存在せずという前提でいれば
何もせず停滞していれば、少しずつ
衰退していくことは自明ですよね。

そうした自然を特段悲しんだり寂しい気持ちに
なるのではなく、自然の摂理とニュートラルに
考えることも大切になるのではないでしょうか。

ということで今回は、「詫び・寂び」という
日本が持っていた美意識を
現代の生活に取り入れてみることで
日本人らしい豊かな毎日につながるヒントが
見つかりますよ、という話を書いてみました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください