子供の頃から優等生と呼ばれ、社会人になっても責任感をしっかり持って仕事はもちろんプライベートでも真面目に取り組む人って、他人から賞賛や信頼感を得やすいものですよね。
一方で、そんな当の本人は、何事も真面目に努力することが普通であることから、逆に完璧を目指さないと気が済まない・・!という人も多いのではないでしょうか。
幸福感というキーワードから考えると、私的には完璧主義のままであり続けるよりは、完璧主義を良い形にUPDATEさせていく方が、課題だらけで答えのない忙しい毎日を生きていく選択肢として良いのではないかと思っています。
そのため今回は、単なる完璧主義をやめてどうやってUPDATEさせるていくのかについての話です。
また、「自分は完璧主義じゃないから関係ないかな〜」というあなたにとっても、成長して一段レベルアップするための方法にも言及しているので、新しい発見や気づきがあると思うのでぜひ読んでみてください。
完璧主義ってどんな人たち?
まず、完璧主義者ってどんな人たちなのか・・について少しご説明していきますね。
まあ読んで字のごとくなわけですが、毎日の仕事や生活の中では、次のような特徴のうち、いくつかは心当たりがあるんじゃないかなと思っています。
妥協はNG!と思っている
何事も自分が満足するレベルまで完璧にこなしたい志向が強いので、仕事もそうですがプライベートな側面でもとことんがんばる人なのではないでしょうか。
そのため何事にも高いパフォーマンスを発揮したり、周囲からの信頼も厚い人が多いですよね。
逆に物事を妥協することは、手を抜くことやいい加減に生きることにつながりNGと考えている傾向があるため、自分自身への要求度が常に高く、肉体的にも精神的にも知らず知らずのうちに疲労が溜まっている状況なのかなと思っています。
自分のことが大好き!
仕事もバリバリこなす完璧主義の人たちですが、もしかしたら仕事で求められている水準は超えているけれども、自分としては納得がいっていないので細部にこだわりすぎる傾向があるかもしれません。
これは、期待以上の成果でアウトプットしていきたい!という気持ちである反面、ベクトルが自分だけに向いてしまって本来のタスクのゴール設定や有効的な時間の使い方という面ではよくないかもしれません。
自己肯定感や自己効力感が強く、自分を信じられる点はとても素晴らしいですよね。
だけど自分自身にしか興味がないような状態だと、少しトラブルも多くなってしまうことも。
他人の目が気になって仕方がない・・
周囲からの期待や評価に応えて生きてきたこともあり、過剰に他人の目が気になりすぎることはないでしょうか?
そのことが新しいチャレンジに踏み出せなかったり、他人の期待に沿うことばかりで自分らしさを失うことにつながりかねません。
あまりにも無茶なスケジュールでの仕事を断れなかったり、自分の仕事を他人に信じて任せることが苦手だったりする傾向もありますね。
その繰り返しが完璧主義者の力量を上げていくことにもつながるのですが、いつかポキっと折れてしまわないかなと周りの人を心配にさせることも。
完璧主義をUPDATEしていくために
学生時代の完璧主義は答えのある世界でどうやって高得点とっていくか?というのが中心でしたけど、社会人になると答えはもちろん、その前にどんな課題設定するか次第で対応すべきことが違ってきます。
高い成果を上げやすく、周囲からの信頼もされやすい完璧主義者の良さはそのままにして、どんな点に気をつけていくと成長につながるのでしょうか。
最終成果物のイメージがブレないようにする
任された仕事でも、部屋の掃除でもよいのですが、必ずそれを行う目的があるハズですよね。
特に仕事においては、完璧な答えや成果物というものが基本的には存在しません。
そのため、最終的にアウトプットする成果物に求められている水準はどの程度なのかをちゃんと認識し、作業している間もそのゴール地点となる成果物イメージからズレがないかをセルフチェックしておくとよいと思います。
そうしないと完璧主義の人は、ついつい細部にこだわったり、自分としては納得がいかない!と思いがちですよね。
成果物納品までの時間も、あなた自身の貴重な時間も限られているというのに。
完璧のベクトルを自分自身に向けるのではなく、あくまでも要求されている仕事の成果物は相手や顧客がいるハズで、その要求水準と照らし合わせたときにどうなのか?を考え実行することに優先順位を上げていきましょう。
最小限の力で最大限の成果を出すことを考える
そうすると仕事(だけじゃないですけど)で大切なのは、いかに最小の労力で最大に効果を出せるかがポイントになります。
こんな風にいうと完璧主義の人にとっては、なんだか効率重視に見えて良くない!とことんやりきるのが大事!と思うかもしれません。
でもですよ、例えばプロのサッカー選手や野球選手を見ても、常に全力でプレーしているのかというとそうではなくて、終わりのある試合時間の中で、どのような場面で瞬間的に良いプレー(仕事)ができるかが勝敗を決めるわけですよね。
もちろん全力でぶつかっていくことは絶対必要なのですが・・やみくもに全力を出せば良いわけではないのはプロの世界では常識です。
仕事をしているビジネスパーソンは言うなれば、ビジネスにおけるプロフェッショナルなわけなので、常に求められる水準を確認しどうやったら最小限のリソースで到達できるかを考えるべきですね。
そして特に会社員の仕事ってやることは無限にあるわけなので、優先順位をつけて高いものから順次、次のタスクにうつっていくことが必要です。
人に任せることに慣れる
新入社員は個人で取り組むことが多いかもしれませんが、社会人歴が上がっていくと複数メンバーでプロジェクト的に取り組むことも多くあるでしょう。
その時、1人が使える時間はどう考えても24時間が限界なわけですよね。
そのため、時間というリソースを確保するためには、他人の力を借りる必要が出てきます。
完璧主義で生きてきた人は自分はできる!というプライドがあるため、なかなか仕事を他人に任せて管理するのが苦手・・という人が多いかもしれませんね。
だけど、最終成果物を求められる水準で出していくためには、人に任せていくマネジメント力というのも必要になります。
片渕
という気持ちはわかるのですが。
短期的には自分でやったほうが、スピードも早く、レベルの高い仕事ができることでしょう。
ところが、完璧主義の人が本当に大きく成長していくためには、人に仕事を任せてハンドリングしていくことが大切で、その結果もっと大きな仕事を完遂できるようになります。
人に任せるとなると、イメージと違うものが上がってきたり、クオリティが低かったり、締切を守ってくれなかったり・・とイライラすることが増えるかもしれません。
でもそこは、完璧主義の人であれば、どうやったら人に任せるときにコミュニケーションや進捗管理をしていけば良いかを学び、実践することで管理できるようになりますから。
基本的には能力高く、なんでもできるようになるポテンシャルがあると思いますので、自分自身のUPDATEという意味では「人に任せてみる」にトライすることはオススメしたいですね。
いかがでしたでしょうか?
完璧主義の人は、完璧主義をやめたいけれど今イチどうしたら良いかわからない・・というケースもあるようなので、上記したところからスタートすると良いかなと思っています。
そうすることで、完璧主義だった時の良さはそのままで、もっと質の高い仕事もアウトプットできるようになりますし、人を巻き込むことができるとなると周囲の人も「(完璧主義の)あなたのおかげです・・!」と言ってもらえるようになります。
自己成長にもつながるし自分も周りも幸福感を感じらるような、win-winの状況を作り出せるためには、あなたが小さな行動を始められるかがポイントですよ。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
もしブログの感想とかあれば、よろしければこちらのページからお寄せいただけると嬉しいです!