先日とある企業の仕事で、学生向けに
「社会人として企画を考えてアウトプットする講座」
というものがあり、その中で学生の皆さん向けに
フィードバックさせていただく機会がありました。
私の年齢の半分くらいの学生の皆さんに
偉そうにアドバイスするような感じですね
私からですみません。笑
最後に質疑応答の時間があったので
質問があったら答えていたのですが
そこで改めて感じたこと。
当日の講座で優秀だなと感じた学生は
「自分ごと」に引きつけた質問ができる学生。
そしてこれは学生だけではなく社会人でも
同じことだよなと改めて実感したので
今回は、この「自分ごと」化の大切さを
まとめていきます。
「自分ごと」化とは何か?
例えば今回、私が関わらせていただいた講座
というのは企業が学生側に提供するもので
学生からすると「参加者」であり
「お客様」とも言えます。
お客様である学生は、無料ないろんなことを
講座で教えてもらい、社会人から
フィードバックをもらうことで成長する機会を
得られるわけです。
しかし残念ながら、同じ講座で1日を
過ごしたとしても、持って帰れるものは
学生によって異なりますし、そこで
どれだけ学べたのか?は学生次第となります。
一番自己成長につながるのは
- どんなことを学びたいか?
など目的意識を持って、例えば自分が弱いなあと
感じていることを補完するために
学びにきた学生です。
目的意識もなく、なんとなく1日を過ごしてしまう
学生は、なんとなく良い経験ができた感じ
良い話やアドバイスをもらえたので
成長した気持ちにはなるのですが
実はほとんど成長はしていません。
これが学生に限った話ではなく、私たち社会人が
何かを学ぼうとして講座なりセミナーに参加した時
コンサルなどを受けた時、学ぶことを目的に
本を読んだ時も全く同じです。
講座中の中で話がされていることが
現状の自分がいつも困っていて
どうしたら良いだろう・・?と
- 迷っている
- 不安である
- 自信がない
などという状況を自己認識できているのであれば
話の内容がスポンジのように吸収されるでしょうし
質問をする機会があった時に、自分の今の状況や
課題感をふまえた上で、
- こういう場合はどうすればいいでしょう?
など、より自分にひきつけた質問が
できるようになるというものです。
「自分ごと」化できるとなぜ良いか?
多くの日本人は真面目なので、そうした講座に出席し
メモを取ったりする人がほとんどだと思いますが
メモしただけでは効果は薄いと感じます。
本当に学んだのであれば、その時から
思考や行動が変わるはずです。
変わらなかったとしても、今自分が持っている思考や
取っている行動でいいのだなという再認識が
できるはずなのです。
エンタメとして、講座で学ぶことが好きなのであれば
それは個人の楽しみでしょうから
問題ないでしょう。
しかし、「自分ごと」化ができていると
望む未来を現実のものにしたいなという
目的に照らし合わせた時。
今、話されていることをふまえる
何を変えるべきで、何を変えてはいけないのか?
という、今自分が持っている選択肢を
その場で判断して変えることができます。
1日24時間は誰しもが平等に
持っているわけですが、自分ごと化ができると
学ぶ密度、時間の密度が変わってくるのです。
どうやったら「自分ごと」化できるようになるか?
じゃあ、どうしたら「自分ごと」化が
できるようになるのでしょうか。
やりがちなのは
- 「自分ごとのような気持ちで
集中して話を聞く」
などというような、精神論に近いものですね。
集中して話を聞いていくことは良いことと
思いますが、効果は薄いように感じます。
そうではなくて、
- 自分が望む理想が言語化されている
- 今の現状も言語化されている
- 両者を見比べた時に、このあたりが
GAPと感じている
という事柄が、パソコンのメモでもいいし
自分の手帳でも良いでしょう。
ある程度、実際に言語化されていたり
あるいは言語化されていなくとも、他人から
質問された時に人に説明できるレベルで
把握できている状態を目指したいものです。
おそらくここまでのことができている人は
- 実際にいくつかリサーチしみて
このあたりがヒントになりそうだけど
まだ不足する感じもしている - 実際にトライしてみたけど
なんか上手くいっていない気がするし
もう少し時間がかかるかもしれない
このくらいの準備が事前にできた状態で
- 「だから今日はこの講座(セミナー、講演会)
に参加するのである」
となると学び取れるものも違うでしょう。
より自分の課題認識に沿ったものが
得られやすくなります。
人はRASと言って、自分が興味関心を持っている
事柄を中心に、情報を集めていく
脳の習性がありますよね。
なので、自分がどこに興味関心を持っているか?
これを自分で把握しておくことで
その関心事項は自分の理想未来を実現することに
つながっているのか?
これをセルフチェックできるようになります。
自分でわかっていると、講座はもちろん
本を読んだり他人との何気ない会話の中から
今の自分に取って必要なことに気づく可能性も
高まりますからね。
なんとなく学ぶのではなく「自分ごと」として
捉えられるかどうか?は、普段から自分の中で
理想と現実が整理されている。
何が足りなくて、何を獲得したいのか?が
あらかじめ明確になっている。
このあたりができると、結果的に成長のスピードも
早くなるし、望む理想の未来も実現しやすくなる
ので、おすすめしたいですね。
コーチングのセッションでもよく言われる
構造の話ですが、自分ごと化を進めたいのであれば
まずはこのあたりのことを自分でやってみる
ことが必要かなと考えています。
ということで今回は、「自分ごと」化できると
自分の成長スピードも早まるし、時間密度も
どんどん上がっていくのでおすすめです
という話でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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