VUCA時代とも言われる先行きが見えない
不安な現代において現代において
誰かがこうするといいよ、というような
「答え」を求めがちな人が多いなあと
コーチングのセッションをしていて
そう感じることがあります。
気持ちはわからないのでもないのですが
その「答え」のようなものが、必ずしも
自分にぴったりな「答え」になるかというと
そうではありません。
「誰か」はポジショントークでそのように
言っているかもしれないし、その人の経験から
本心で言っていることかもしれません。
しかし、本当に自分に当てはまることか?
これは最終的には自分に聞いてみるしかない
と考えています。
様々な情報が誰しも手軽にスマホ等で
獲得できるようになってきた昨今において
著名人のアドバイスや高尚な話に耳を傾けるのは
良いと思います。
しかし私がお勧めしたいのは、あなたが本当に
琴線に触れたものかどうか?
これを大切にしてもらえるといいのではないか
ということです。
「琴線に触れる」とはどういうことか?
「琴線に触れる」とは、もう少し平たくいうと
あなた自身が心から「いいなあ」と感じたこと
しみじみと心を動かされたこと
感動したことと言ってもいいでしょう。
自分が持っている感覚というセンサーが
大きく反応したものについては
なぜ反応したのだろうか?
と意味を考えることはとても大切です。
なぜか?
それは今の自分を深く知るきっかけになるからです。
自分が持つアンテナは他人と同じではない
同じ情報を見たとしても
全く何も感じない人もいれば
めちゃくちゃ感動する人もいます。
どんなに仕事が忙しくても、自分が好きなフェスに
徹夜してでも出かける人もいれば
音楽に全く興味がない人もいますよね。
炎天下の中、ビッグサイト前にどれだけ長い行列が
できていようが、コミケに行くことに
命をかけている人もいれば
全く意味がわからない人もいます。
自分が圧倒的な熱量を感じて、心が動かされ
気がつくと行動していたような事柄にこそ
あなたが大切にしている価値観や
自分らしさが眠っているというものです。
ピンとこないのはアンテナの感度が落ちているのかも?
このような話をすると、ある程度の割合で
- 「最近感動したことを聞かれても・・
よくわからない、思いつかない」
という人がたまにいます。
先日、とあるコーチングのセッションで
- 「自分の好きなこと
やりたいことがわからない」
というテーマで話をさせる方がいました。
いろいろ聞いていくと、おそらくですが
普段から自分のことよりも、
- 職場で関わりがある人
- 家族など一緒に生活している周りの人
- 世間
などなど、とにかく自分以外の相手を
優先しすぎている印象がありました。
それがずっと習慣になってきてしまうと
いざ自分が
- 「好きなものは?」
- 「感動したものは?」
と聞かれても、純粋に何が好きだったのか?
を思い出せなくなっていることがあります。
児童向け文学作品で著名な「モモ」という本を
最近読んだのですが、
現代人の極端な効率主義に警笛を鳴らす内容で
誰しもが持っていた心のゆとりを失い
ギスギスした仕事や生活が当たり前になると
琴線に触れることがなくなり、生きている意味や
実感がだんだんと薄くなってくることが
描かれています。
これ、毎日を忙しくしている会社員
私も経験がありますが、そんな気持ちに
なることってありませんか?
気がつけば1日が終わっていて
いつの間にか季節も変わっていて
あっという間に1年が過ぎて歳をとったなあ
という記憶が私はあります。
仕事が充実していた証拠とも言えるかもですが
人間らしい生活をしていたか?というと
どうなのだろうな?と思う節もあります。
自分の人生において、何をどれだけ優先させるか?
これは自分が何にどれだけ価値を置いているか?
次第なので、正しい答えがあるわけではないです。
しかし、もし今の仕事や生活に違和感があったり
最近、琴線に触れたことって何だろう・・?
もし出てこないようであれば
少し時間をとって、役に立つかどうかではなく
自分にとって意味があることをやってみる
タイミングが来ているとも言えるかもしれません。
琴線に触れた経験を活用する
このように、自分が琴線に触れた経験や
その有無を深掘りすることで、自分のことを
振り返ったり、ライフスタイルを見直す
きっかけになるのではないでしょうか。
ぜひ、定期的に
「最近何かあったかな?」
と思い出してみる時間を
とってみるといいですね。
新月や満月というタイミングでもいいですし
早朝や寝る前のリラックスタイムでも
月末・月初でもいいでしょう。
自分の中での、時間や季節の区切りなどに
そうした予定を今から入れてみるのも
いいと思いますので、ぜひやって見てください。
ということで今回は、琴線に触れた経験を
深掘りしていく大切さについてまとめてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
琴線が触れた経験など、自分の感情が
揺さぶられることから、自分が思う理想未来を
形にしていくことをテーマに
- 【親や学校・会社では教えてくれない】
一度きりの自分の人生を謳歌するための
3つのキーワード
と題してメンバーさん向けに
セミナー資料&動画を公開しています。
アジェンダとしては以下の通りですが
- VUCA時代に必要なライフデザインとは?
- 自分の人生を謳歌する人とは?
- 理想の人生を生きる時の3つの障壁
- 一度きりの人生を楽しむためのキーワード
- 理想の未来を実現させるために
もしご興味あればこちらに登録の上
ご覧いただけたらと思います。