パーパス・ドリブンな組織のつくり方 発見・共鳴・実装で会社を変える【読んでみた】

こんにちは、片渕です。

今回は、「パーパス・ドリブンな組織のつくり方」という本を読んでみた所感をまとめています。

結論からいうと、組織(会社)も個人も自身の存在意義に気づき言語化し、言動一致で社会活動していくことが、強くてしなやかで幸せな組織(個人)をつくるなあという感想を持ちました。

以下にこの本を読んでみようと思ったきっかけと、読んでみて気づいたことをまとめていますので、人や組織を強くすることに興味がある方は、ぜひお読みください。

この本を読んでみたきっかけ

まず、私がこの本を読んでみようかなと思ったきっかけですが、次の3点です。

【1】私が会社員時代に同じ人事の仕事をご一緒した後藤さんの著書であるから
【2】自分が人事コンサルの仕事をしていて、強い組織や人作りに問題意識があるから
【3】パーパスに気づくことが、個人が人生の満足度を上げていく事にも応用できると思うから

【1】同じ人事の仕事をご一緒した後藤さんの著書であるから

私がベネッセコーポレーションという会社で、採用の仕事をしていた時に数年ほど同じチームだったのが後藤さんです。

採用の仕事ってやるべきタスクはたくさんあるのですが、そもそもPRしている会社や組織・人が魅力的ではないと本質的には採用成功=入社にはつながりません。

後藤さんは当時からMBAで学んだことのみならずコーチングなどの手法を実際の仕事でも活用されていて、かつ経営者などエグゼクティブや組織を強くすることで、より良い会社・日本を作ることを志して、現在のアイディール・リーダーズに転職されていました。

ベネッセはとても優秀な方々が多く、私はいつも学びや気づきの連続がある刺激的な環境だったのですが、ちゃんと自分の想いを形にすべく具体的に行動することができる人が多いのは魅力です。

そんな後藤さんが共著という形で書籍リリースされたということで、きっとパーパスをどうやって経営に取り入れ、会社組織へ浸透させていったのか?

実際に読んでみると、たくさんの会社の事例も紹介されているし、パーパスを軸にした組織作りのための具体的なステップなども詳述されていました。

おそらく書籍化するにあたり書いてある通りのことを実践されたのでしょうけれども、実際には大変な苦労や反発も多かったんだろうなあと行間から感じることができました。

100人の社員がいれば100通りの価値観が存在しているので、パーパスのような存在意義をみんなで議論すると、100人の最大公約数のような誰の言葉でもない形に仕上がってしまうことでしょう。

だからこそ、重要視していきたいポイントや、そもそもなぜパーパスの議論が必要なのか?という原点に立ち戻ることの重要性についても説明されていました。

書籍タイトルにもあるパーパス・ドリブンな経営をしていくのであれば、粘り強さやべきポイントなんだろうと思います。

【2】自分が人事コンサルの仕事をしていて、強い組織や人作りに問題意識があるから


経営者やマネージャーなど、自分たちの組織がもっと成果を出すためにはどうした良いか?を考えていると思います。

組織を構成する要素の1つとして重要なのは、働いている社員1人1人のパフォーマンス。

よって、社員を育成することでより力を発揮してもらうか。

あるいはパフォーマンス高く仕事をしてくれそうな人を、社外から採用したりします。

前者は平たくいうと研修などもその1つですが、実際に仕事をしながら成長していく方がより実践的なので、OJTや1on1などがさかんに行われるようになりました。

後者もより優秀な人に来てもらいたいので、会社をPRするコンテンツ(例えばHPなど)をリッチにしたり、イベントを開催しています。

コンテンツそのものを、デザインやコピーライティングなどで良く見せいくことはとても重要です。

が、本質的にはそもそも会社の魅力がないと、表面的なことをいくらやってもダメですよね。

ハイブランドで身を固め、みんながうらやむライフスタイルを演出している人がいたとしても、中身がダメな人間だと魅力がないのと同じようですね。笑

その本質にあたるところが、会社組織でいえばパーパスという存在意義

この会社がなぜ社会に存在しているのか?という問いをたて、そこにしっかり答えていくことが重要になります。

これは個人でも一緒で、自分のアイデンティティや自分の使命感などがしっかりある人は、同じ努力をするにしてもとんでもない力を発揮しますよね。

占星術の世界観でも、アセンダントという自分が生まれ持ってきた仮面をリーディングしていくのですが、まさに自分は何者?会社は何者?に気づくことはとても重要です。

その軸に沿って企業活動が行われていくことで、結果的に強いブランドが生まれ、魅力的な社員や組織風土が醸成されていくことなんだなと。

この本の中でも、たくさんの会社の事例とともに紹介されています。

私もアウトドアブランドのパタゴニア社の取り組みなどは知っていましたが、パーパスから首尾一貫している企業は、新時代に必要となる会社になるんだろうなと感じました。

【3】パーパスに気づくことが、個人が人生の満足度を上げていく事にも応用できると思うから


こちらの本は会社組織をどう強くしていくか?の重要な指針としてパーパスドリブンな経営をしていく話が書かれています。

なので、そこで働く社員1人1人が仕事も含めて、人生全部の満足度を上げいくことに対しては直接的には書かれていません。

しかし、ミレニアム世代と言われる20-30代が、自分の時間の多くを会社で過ごすわけですが、将来どうなりたいのか?

それは会社の中でのポジションとか年収とか社会的ステイタスというような話のみならず、プライベートな部分やそれこそ全て土台となる自分の健康だったりも重要なテーマになりますよね。

いくら社会で成功して名声を得ていたとしても、ずっと体調悪くてやりたいことができない身体だとしたら・・満足度は下がってしまうのではないかなと思います。

書籍の中でも、パーパスの重要性が高まっている理由の1つとして、時代の流れすなわちVUCA時代の話も書かれていました。

結局、どうなったら自分の人生は満足といえるのか?優先順位は何か?が問われているし、それをしっかり持って社会活動することが重要なんだろうなと私も思います。

そのためには、自分が何が好きで何が大事なのか?に気づくこと。

世間体とかそういう視点ではなく、自分自身がただ夢中になれものは何なのか?

共感ではなく共鳴が大事

と本にも記載がありますが、左脳的な満足ではなく右脳的な部分が重要になるんだろうなあ。

パーパスを発見していくプロセスは、名もなき個人が充実したライフスタイルを送るヒントにもなりうるなあと感じました。

読後感として思ったこと

本を読ませていただいて、最後に読後感として私が思ったことを3つまとめています。

【1】理想の未来を創造するためには新しい視点に気づくことが大切
【2】泥臭く粘り強い行動の継続が事を成す
【3】100年後には会社員という職業はなくなるのでは

【1】理想の未来を創造するためには新しい視点に気づくことが大切


共鳴できるパーパスを発見するためには、組織で働くメンバーが繰り返し対話をしていくことの重要さが書かれていました。

各人の想いは時には対立しているように見えるかもしれませんが、それらを統合して新しい答えを見つけ出すところがとても重要になります。

会社組織が次のステージに向かって進む時には、このプロセスは時間はかかるでしょうけれども、外せないんポイントの1つなんだと感じました。

同じことが個人にも当てはまりそうだなと。

よく聞く話で、

自分のやりたい仕事やキャリアアップvs家族や育児

という構図がありますよね。

どっちを取るのか?ではなく、どっちも大事と思うのであれば、パートナーと相談しながら役割分担をしたり、考え方を変えていくことが重要になります。

特に、そもそも二項対立するものとして課題設定してしまうこと、そのものに問題があるなあと感じます。

対立しているもののどっちを取るか?ではなく。

どっちも取れるようにワークスタイル、あるいはライフスタイルそのものを見直すきっかけにするといいかなと思っています。

立ちはだかるように見える壁も、正面突破しようとするだけではなく、そもそも壁を感じている要因などを考えると、壁は壁じゃなくなることってありますからね。

【2】泥臭く粘り強い行動の継続が事を成す


おそらく・・ですが、パーパス浸透のために対話を繰り返すことや、そもそも何でこの議論をしているんだっけ?という疑問みたいなことが、たくさん起きていたのではないかと推察します。

片渕

そんな議論よりも、、目の前の終わってない仕事をやらせてくれえ

なんていう声も、きっと多かったはず・・。

だけどそういう壁を突破するためにも、パーパスを発見する意味だったり、パーパスドリブンな敬遠をやることの結果的としてあらわれること。

時代背景などを織り交ぜながら粘り強く進めていったんだろうなあと、行間から感じ取ることができました。

これって、パーパスドリブンの経営を進めていくことだけではなく、何か物事を成し遂げたい時も同じだなと。

個人が目標を立てて突破をするときも、基本的には毎日のルーティンの積み重ねで到達できるという話なので、着実に地道に行動を継続していくこと。

ちょうど2022年を占星術的に見るセッションなども最近行なっていたのですが、まさにそこにもあるように荷物を運ぶ人のような、物事を1つずつこなしていくことが理想の未来につながっていくんだろうなと感じました。

>> 占星術ホロスコープで2022年をリーディングしてみた|変化の兆しを見逃さず具体な形にアウトプットし続ける努力が大事な1年に

【3】100年後には会社員という職業はなくなるのでは


最後になりますが、100年とか200年くらいのスパンで考えた時、会社員という職業は無くなっていくんじゃないかな?と改めて感じました。

本にも書かれていましたが、テクノロジーの発展から

・個人が経済圏を作ることが可能になってきた
・企業という仕組み自体がオワコンになる可能性もありそう

ということで、私も会社員を退職するときに同じことを思っていました。

それは私が先見性があったとかそういう話ではなく、実際にそうした活動を実現している人に出会えたことで、時代の流れを肌感覚として感じたわけです。

なので、うまくいくかどうかわからないけれど、自分もこの方向でチャレンジしてみようかなと退職当時は考えていました。

会社という仕組みは残りそうですが、1つの会社にずっと残り続けるような会社員というものは段々と減少していく。

フリーエージェントのように、とある領域で経験豊富な人たちが、プロジェクト的に集まり価値提供していくような流れ。

1人1人が社長というか個人事業というか、いうなれば個人のパーパスに基づきながら、近しい価値観を持った仲間と一緒に理想の未来を共同創造していくようなイメージですね。

年功序列や終身雇用というものが段々と減っているのに加えて、個人の存在価値や個人が社会にどう貢献できるの?みたいなところ。

そのためにも、自分の原点となるようなエピソードを発見したり、共感レベルではなく共鳴レベルで心が動くものが見つけられるかどうか。

会社組織のパーパスの話の本ではあるのですが、個人に適用しても同じことが言えるのでは?と感じました。

ということで今回は、「パーパス・ドリブンな組織のつくり方」という本を読んでみた所感をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

私的には自分が関わっている仕事や、個人にブレイクダウンした時にも共通して大切なことに改めて気付かされる本だったので、とても良かったなと思いました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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