「嫌われる勇気」という本が流行りましたけど、あなたも読んだことってありますかね?
簡単に私的に要約すると
・人の悩みは人間関係からくるものが基本で、原因は他人から「嫌われたくない・認められたい」にある
・なので解決するためには、認められたい!の気持ちで行動しない、嫌われる勇気を持つことがポイント
・そのためにはまず、自分は自分、他人は他人と考えよう。他人は変えられないから、自分が変わることに集中しよう
・他人とは上下関係(褒める・評価する・叱るなど)ではなく、横の関係(感謝・尊敬しあう、喜び合うなど)が理想。それは仕事での上司部下であれ親子関係であれ同じだから、そこを目指そう
という感じで、アドラー心理学を対話形式でわかりやすく書かれている本ですよね。
私も本当にその通りだなーと思ったし、意識して日々実践していることもあるのですが
片渕
と思うこともよくあります。
会社員時代も、仕事かプライベートかの話題に関わらず、なかなか本音が言えなくて自分が我慢してイライラしている・・という人をたくさん見てきました。
きっとそれは
「やっぱ嫌われたくない・・」
「もっと自分のがんばりを認めてもらいたい・・!」
という意識が働いているんですよね。
そこで今回は、人間関係の悩み解決のポイントになってくる「嫌われる勇気」を、どのようにすれば持って実践できるのか?
どうやったら「嫌われたくない・・!」という気持ちから卒業し、嫌われ上手になっていけるのかなという話について書いてみました。
結論からいうと自分の本音をしっかり自覚して、本音に到達するまでのステップを細かく刻み、できるところから1つずつやってみよう!という話ですが、あなたの「行動を変える」ためのヒントや気づきが散りばめられているので、ぜひお読みください!
嫌わる勇気を持つ・・・前に明らかにしておきたいこと
「嫌われてもいいから自分の言いたいこと・やりたいことを貫いてみる」
と書くのは簡単ですけど、実践できるのって最初は難しいですよねー。
どうやったら、その「嫌われてもいい」の怖さを乗り越えられていけるのでしょうか?
私的には「どうやったらできるかな?」のHowを考える前に、なぜそれをやろうとするかの目的whyに着目すると良いと思っています。
怖さに向き合う前に自分のワクワクするものに向き合ってみる
つまり、「今の現状で満足はせず、もっと違う状態になりたい・・!と考えているのであれば、結局は「嫌われてもいい」を乗り越えた先にある理想の状態って何かな?を自覚してみようということです。
自分の本音に気づく
↓
自分の本音に従う
という順序ですね。
きっと、このブログを読んでいるあなたは会社員だったり、何かしらのビジネスをしている人が多いのではないでしょうか。
他人への批判や愚痴を応酬しあう関係性ではなく、信頼ベースに仲間意識を持って前に進んで行けるような関係性を作りたいのにな!
それは仕事や何かのプロジェクトに限った話ではなくって、プライベートの友人や恋人、パートナーや子供がいる人であれば家族に対して「あなたの本音」はいったい何と言っているのか?
これらを明らかにしてみることがファーストステップですね。
もちろん「嫌われてもいいから・・」と自分自身が変化することだけが良いとは思っていません。
「なんだかんだ不満はあるけれど現状維持でいいや」というのが本音であれば、今の言動をそのまま続ければいいでしょう。
でももし本音がそうは言っていないのであれば、まずは自分の本音は何と言っているのかを見える状態にしたいですね。
具体的には、手帳でもスマホでもいいので、自分の目に見えるよう書いていく感じです。
できれば自分の気持ちが落ち着く場所、カフェでもいいと思うのですが、自分のために30分でも良いので時間をとって見つめてみることはオススメですよ。
悩んでいる人間関係のことはもちろん、会社員だったり父親母親という役割をいったん外してみる。
あなたという一人の人間として、もっとこうしたいなー!という本音を探りワクワクする時間って、忙しい毎日を過ごすからこそとても貴重な時間になるハズですから。
自分の本音に従うためには辞めることから始める
誰かに期待されたような、「もっとこうなってほしい」と持たされた目標に従うだけでは、いつかは辛い気持ちになってくることでしょう。
自分の本音に従って仕事含めた毎日の生活をしていくために、自分のやりたいことや目標に近づけるようにしていきたいものですよね。
ところが、やりたいことを実現させるというのも、これまた「どうやればいいのかな?」と思うかもしれないし、そもそも「それが本当にやりたいことなのか?」と考えてしまうこともあるでしょう。
ここでオススメしたいのは、まずはやりたいことの前に、やりたく無いことをリストアップして、1つずつ辞めることから始めることです。
そのリストアップした項目には、もしかしたら今の仕事を辞めたい!とかも出てくるかもしれませんよね。
現実的には、毎日の生活もあるでしょうから、すぐにやめられないものもたくさんあると思います。
でも、ここがポイントなのですが、やりたくない事柄に嘘はつかず、フタをしないで、嫌なものと決めて取り組むことが大切です。
「今の仕事は辞めたいことリストの項目に追加。でも生活があるから嫌だけど今はこの仕事にいく」
と自分の中で決める感じですね。
そうすると自分の中に違和感を持ったまま生活をすることになるので、その違和感をどうやったら解決できるのか?を自分の脳が無意識に探すようになります。
・転職などキャリアチェンジに関する情報獲得に向けて動いたり、先輩やエージェントに相談するなどの行動を実践する
・仕事で嫌な部分を具体的に解決するために、書籍などでインプットを始めたり、誰かに相談にいく
など、カラーバス効果が働き、違和感をうめようとする言動への優先度が上がります。
*このあたりについては、カタチから入ることの効果という記事でも書いていますので、よろしければご覧ください(お読みいただきましたら、またこちらに戻ってきてください〜)
この時ですね、やっぱり自分は自信が無いからちょっと新しいことへのチャレンジは無理かなーなどと感じたりすることもあるでしょう。
ところが、本物の自信は、自分が思ったことを行動し続けて、自分が決めた約束事を果たせないと身につかないんですよね。
経験の積み重ねでしか獲得できないので、最初は「できるかも?」と根拠なく勘違いしながらやってみるくらいで充分だと思います。
大丈夫です、あなたが感じる「できるかも?」こと以外に正解はないですからね。
正解探しをずーっとやり続けて結局何もしないというでは、基本的には現実は何も変わらないと思いますから。
嫌われ上手になるためには?
「辞めることから始めよう」という話をしてきましたが、では具体的に嫌われ上手のようになるためにはどうしていくと良いでしょうか。
まさか嫌われることに慣れるために、周りのひとに積極的に意地悪して嫌われることに慣れよう・・なんて人はいませんよね苦笑
私的にはむしろ逆かなと思っていまして。
嫌いだなー
苦手だなー
辞めたいなー
と思う人・事にこそ、しっかり感謝とか、尊敬している気持ちを伝えたり行動することが大切です。
なぜかというと、この
嫌いだなー
苦手だなー
辞めたいなー
と感じているのはあなただけであって、他人の人はそう思っていないどころか「好きだなー嬉しいなー」と思っている人も、現実的には存在しているわけです。
まあ、何をどう信じるかではありますが、この世に絶対悪というものがなくて、あくまでも「嫌」と決めているのはあなたの価値観ですよね。
なので、あなたが感じる「嫌」というものの存在はまず認めましょう。
そして、その上であなたの価値観が、「嫌」であり「辞めて」たい!と決めているので、まずそれをはっきりさせたいですね。
その上で、決別したいことはあなたの意識であり、自分自身が主導権を持って、着実にそのことを推し進めるられるようにすると良いですよ。
普段とは違う小さな行動から始めてみる
分けていくことで、辞めていくものの輪郭や正体がだんだんとはっきりしてきます。
そして、辞めることを始めて、嫌われ上手になってもっと自由になりたいなーと思うのであれば、自分を変えたいなーと思うのであれば知識のインプットはどんどん減らしていくほうが良いですね。
なぜかというと、インプットだけして満足しては、基本的には現実(相手とか環境とか)は変わらないですからね。
それよりも、実際にまず体験・経験してしまうということが大切です。
例えばですけど、いつもと同じではなくて、自分が本音でいいなと思える服装・髪型・持ち物から始まり、入ったことがないけれど超高級店に行ってみるなどですね。
もちろん、お金使えばいいってわけじゃないのですが、自分がいいなー好きだなーと思うことにフタばかりせず、向き合いもせず、というのは辞めましょう。
小さいことかもしれないけれどを1つでも実際にやってみることをオススメする最大の理由は、そうすることで自分の目の前に登場する「現実」が変わるわけですね。
「あれ、私って意外とできるかも?」
「ちょっとした時間だけど、自分の本音で今は生きている?」
と、最初は勘違いかもしれませんが、そうした非日常経験をしてみることですね。
それが、知らず知らずのうちに作り上げてしまっていた「こうしなくちゃいけない」自分ルールとか枠とか常識に対して、ポジティブな意味でヒビを入れることができますから。
小さな行動の積み重ねから現実が勝手に変化し始める
もちろん、実際にやってみて、あれ違ったかも?失敗だったかも?と思うこともあるかもしれません。
だけど、失敗も成功も経験の1つでしかないです。
経験を繰り返すことで、「自分の本音」で毎日を過ごすことにだんだんと慣れてくれれば、その結果が「他人軸」ではなく「自分軸」で生きていくことに繋がりますので、それが「嫌われ上手」であると思います。
あなたが本音で生きるからこそ、そこに共感した人しか集まらなくなってくるので、これまでの人間関係が変わってくることでしょう。
でもフォーカスすべきところは離れていく人たちではなく、共感して集まってくる人たちです。
なあなあの関係性でお互い依存し合いたいわけではなく、自立した大人同士の関係性のままで付き合いたいってことなのだと思うのです。
結局は自分の本音に従って生きることが、付き合う人たちを選別するリトマス試験紙のようになってくるんで、現実が自動的に変わってきますから。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
共感したな〜反論したいところあるな〜などあれば、こちらからメッセージを送ることもできますので、よろしければどうぞ!