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目に見える華やかな舞台と目に見えない裏方があってこその作品【オペラとその舞台裏も見てきた話】

2024年の今年はミュージカルを見に行って
想像以上に感動したこともあり

劇団四季の「オペラ座の怪人」見てきました

今度はオペラに行ってみようと思い
東京オペラシティにてオペラを見てきました。

オペラシティの中に入るのは初めてでした

演目が「魔笛」というオペラ初心者には
ちょうど良い作品が上演されるタイミングで
オペラ舞台裏ツアーも同時に開催される
ということで、こちらは抽選形式で
当日に当選者が発表されるということで
事前に応募をしていました。

オペラ鑑賞当日の休憩時間に、ロビーにて
抽選結果を確認したところ「当選」とあったので
オペラ終演後に舞台裏を見てきたのですが
これがとても良くて、考えさせられることが
あったので、今回はそのことを中心に
ブログに書いています。

目に見える華やかな部分だけでは華やかにはならない

オペラだけではないと思いますが
舞台など上演・企画する側としては
音楽や映像なども含めて舞台上での
パフォーマンスを観客側に楽しでもらうことで
お金を頂戴するサービスとも言えますよね。

息のあったオーケストラの生演奏や
俳優・歌手などの歌声やダンスなどが
織り混ざりながら、舞台上で演出されるシーンは
とても華やかで、見る側を惹きつけるものが
あります。

ただ、その華やかさを存分に発揮するためにも
裏側の存在が必要不可欠であることが
オペラ舞台裏を見学したり、舞台裏の背景の
解説を聞くととてもよくわかりました。

例えば、今回見た「魔笛」は、演者さんたちは
舞台の最前列から奥まで7〜8層くらいの部分に
分かれています。

そうすると舞台の最前列ではオーケストラの
音楽がよく聞こえるのですが、奥の方は
音が消えてしまって聞こえない状態に
なるそうです。

そのため、舞台の奥には観客側には
絶対に見えない部分に、こっそりとスピーカーが
置かれていて、オーケストラからの音楽が
リアルタイムに聞こえるように配置されています。

こうすることで、舞台上にいる演者さんたちは
最前列だろうが最後列だろうが
音楽とタイミングをピッタリ合わせて
演じることができる工夫などがされていました。

舞台裏は基本撮影NGですが、ここだけOKでした

また、演目の途中で度々ベルトコンベアーに
乗りながら登場するシーンがあるのですが
私はこれは機械で動かしているのだろうな・・
と思っていたのですが、機械で動かす部分と
人力で動かす部分と分かれているとのこと。

機械で自動で動かす方が楽なのは
間違いないそうですが、人手でしか出せない
スムーズな動き出しやタイミングについては
舞台裏の大道具さんたちが人手で

「せーの、ヨイショ」

と押したり引いたりしているのですよね。

また、上演中は舞台袖裏は光が漏れないように
真っ暗になっているのですが
その真っ暗な中でも演者さんが小休憩できたり
次の登場までの準備がミスなくスムーズに
できるような工夫が随所にされていたり。

些細なことのようにも見えるのですが
ミスが許されず高いパフォーマンスを安心して
発揮できるためにも、裏側での創意工夫の
積み重ねがあってこそなのだなと感じました。

表舞台だけではなく裏側も大切なのは人生と同じでは?

華やかに見える裏側にはたくさんの創意工夫や
多くの人が関わって初めて「華やか」に見える
オペラの舞台裏を見てきて思ったことは
これって人生そのものだなということです。

わかりやすいのはSNSですが
日常のあらゆる部分を切り取って
個人が世界に向けて発信することが
容易な時代になりましたよね。

映像や動画、テキストなど情報のフォーマットは
多々ありますが、個人の晴れやかな姿や
誇らしい場面などの裏には、当然ながら泥臭く
大変な出来事の積み重ねがあるものです。

私も含めてですが、人って華やかなものに
目が惹かれがちです。

ところが、その華やかさを生み出している
影の部分というのでしょうか。

裏の部分ってとても地味だったり
華やかじゃない部分が多い
ものですよね。

ビジネスで素晴らしい成果を出している人や
子ども達と幸せそうに休日を楽しんでいる人など
見えない部分はたくさん努力をしていたり
それはそれは他人には見せられないような
ひどい状況だったり・・ということは
往々にしてあるのではないでしょうか?

目に見えない部分は、文字通り
目に見えないわけですが、その部分にも
思いを馳せたり、気持ちを想像してあげることで
「その人」という作品が出来上がっていることを
考えると、目に見える部分だけで
表面的に良し悪しを評価するのは
早計なのだろうな・・と感じました。

もちろん、目に見える部分を
素直に受けることも大切です。

ですが、目に見えない裏側も知ろうと
働きかけることも、より深く相手を
理解するためにはとても重要になりますね。

素敵なオペラ鑑賞だったからこそ
オペラの舞台裏を見ることができて
より立体的にオペラの素晴らしさを
感じることができました。

同じように、人を深く理解するためにも
欠かせない視点にも通じる話だなと
改めて思うことができましたので
裏の部分や影の努力など、自分も大切にしたいし
相手のことも想像してあげられるように
なりたいものだなと思いました。

ということで、今回はオペラとその舞台裏を見て
大切だな・・と感じたことをまとめてみました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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