先日、私の実家のある小田原に行く用事があり
そのついでに以前から気になっていた
小田原文化財団が運営している江之浦測候所を
訪問してみました。
どんな所だったのか?などについては前半に
なぜ私がそのようなところに興味持ったのか?
など訪問してみて私が気づいたことを後半に
まとめていますが、ご興味ある内容がありましたら
ご覧いただけたらと思います。
江之裏測候所とはどのような所?
杉本博司さんという現代美術の作家さんが
小田原文化財団を作られ、さらに2017年に
開館したのが今回訪問した「江之浦測候所」です。
JR小田原駅から熱海方面に2駅進むと
「根府川」駅という、神奈川県では珍しい
無人駅があるのですが
そこからシャトルバスで、10分くらいの場所に
建てられた施設です。
杉本さんは、私が会社員時代によく瀬戸内海の
直島に行っていたこともあり、名前だけは
聞いたことがあって、現代アートと
直島や瀬戸内海の自然を融合させたギャラリー
などを作られている方です。
ちなみになぜ小田原?というと
杉本さんは小田原出身ではないそうですが
幼少期に家族で伊豆の方に出かける時が
多かったようですね。
で、JRの東海道線に乗って小田原を過ぎたあたり
突然、相模湾の水平線が眼下に広がるエリアが
根府川駅近辺にあるのですが、その風景が
とても気に入っていることから
小田原に着目されたようです。
江之浦測候所は、最寄となる根府川駅が無人駅
ということから分かるように、山の斜面に
駅があるようなエリアで、少しだけ住宅が
点在している地域なのですが、元々は柑橘畑の
高台にアートの空間が作られています。

測候所入り口付近にある建物、中にあるテーブルは縄文杉で作られていました
ホームページにも詳細がありますが
いきなり訪問しても入ることができず
事前に訪問日など決めてチケット予約して
無料の送迎バスに乗っていく必要があります。
訪問時間も午前の部と午後の部に分かれていて
3時間弱の時間の中で「測候所」の役割も果たし
アートも鑑賞でき、相模湾の海を眺めることが
できる素敵な場所でした。
ちなみに測候所という言葉にあるように
天空や自然を観測することができまして
夏至や冬至、春分や秋分の日になると真正面から
太陽が登ってくる向きに作品が並んでいます。

夏至の日に正面から太陽が上がってくるギャラリー、海抜100mの位置に設置され、奥行きも100m
そういえばエジプトのピラミッドも
ピラミッドの中から星空をのぞける窓があり
エジプト文明が栄えていたと言われる
当時の北極星が見える位置と重なっているとか。
また、マヤ文明の歴史が残るメキシコの
ユカタン半島にあるチチェンイッツァも
春分&秋分の日だけにできる影と合わせると
蛇に見えるように設計されていたり
階段が365段あったりするのですが
江の浦測候所も同じような機能を有しているのが
面白いですね。

冬至の日の出は、この真正面で起きるそう
なぜ江之浦測候所に興味を持った?
施設全体にはその他にも、石舞台や庭園など
様々なものが展示されているのですが
ここからは、なぜ私が江之裏測候所に
興味を持ったのか?という話です。
それは、私が占星術を知って学んで
自然の流れやリズムを読んだり、季節の
切り替え点に敏感になっているから
というのが、まずあるのだと思います。
また、実家が小田原になることから
縁とゆかりがある地域でもあること。
そして杉本さんが直島でもアートを
展開していて、名前は聞いたことあったこと。
最後に自分自身が最近、芸術関連の作品に
興味を持ち始めたこともあるかなと。
例えば先日もミュージカルなどをみたり
今度はオペラ鑑賞もしてみようと思ったのですが
その領域に感度が高くなっているだと思いました。
以前の私であれば、芸術やアートの世界には
さほど興味がなく、自然豊かな景観などは
まあ好きでしたけれども、という状況でした。
しかし最近では、自分自身の成長という意味で
パソコンやスマホでいうところのOSにあたる部分
マインドや価値観・美意識などを磨くことが
とても大切なんじゃないかなと思っています。
じゃあどのような価値観や美意識になると
ベストなのかと言えば、VUCA時代と言われる
現代において、未来がどうなろうとも
どのような仕事や生活をしていようとも
社会生活を営む中で、普遍的に大切になることを
学び、そこに目標において目指して
自分を磨いていくのがいいのではないだろうか?
と考えるようになりました。
そうすると、例えば時代が変化しても
芸術性が高いと一般的に言われ続けているるもの
長らく人々に愛され続けてきたものに触れることで
少しずつエッセンスを学べたり気付けるもの
ではないかなと感じるのです。
言葉で説明すると理屈のように聞こえるかも
しれませんが、自分の中にある直感として
自然と何かそうしたことに触れていく時間を
増やす方が、これからの自分の人生を
より良いものにできそうな気がするのです。
その結果、自分はもちろん自分の家族や友人たち
仕事で関わりがある人たちにも良い影響を
与えるようになるのでは?と思うようになりました。
そのようなことから、小田原にある実家に行く
タイミングで、近くの江の浦測候所にも興味が出て
訪問したいな、という気持ちになったのでしょう。
訪問してみての気づきや発見
測候所そのものも自然と調和していて
比較的新しい施設で清潔感ある雰囲気では
あったのですが、むき出しの自然のままでもなく
人工物全開というものでもなく
うまく自然とアートが調和して、居心地の良い
空間になっていたので居心地が良かったです。
今年も訪問した屋久島も、自然が作り出す
造形の豊かさも、もちろんいいですよね。
逆に、美術館のようなアート作品が展示されている
空間も良いですが、それらが融合されていて
この場所でしか作れない、この場所にあるものを
活かして無いものを作り出す、というのも
またいいですよね。
新しいアイディアとか、クリエイティブなものは
0から1を生み出して誕生すると
考えられていますが、実はそうではなく
もともとあるもの同士の「新しい組み合わせ」
という点がポイントなのかなと改めて思いました。
なので、新しい体験を積極的に行っていくとともに
今までの体験や見聞きしたものとを
どのように組み合わせたり、融合させていくか?
もし次の一手が思い浮かばなかったり
どうしたら良いだろうか・・と
行動に移せていない状況があれば
あるものを活かしたり組み合わせることで
無いものを作りあげていくことが
大切になるのではないのかなと思いました。
ということで今回は、先日訪問した小田原にある
江之浦測候所に行ってみての話でした。
また、機会あれば国内外の新しい場所に訪問したり
新しい体験をしつつ、どう組み合わせるか?
という視点は忘れないようにしたいものです。
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