個別コーチングやコンサル、占星術セッションや占星術師養成講座を提供中(Tap Here!)

ヒルティ「幸福論」読んでみた【気分に振り回されずに良い習慣&仕事を進めることが大切】

今回は3大幸福論と呼ばれる書籍の中で
カール・ヒルティの「幸福論」を読んでみての
気づきなどをまとめています。

「3大」と言われているので、もう2つは何か?
と言われれば、アラン「幸福論」と
ラッセル「幸福論」なるのですが、アランは
先日、以下のような記事も書いていまして

アラン「幸福論」を読んでみて改めて大事だなと思ったこと

ラッセルについては、今読んでいるところなので
こちらも読み終わったらブログにまとめて
みようかなと考えています。

なぜ古い本の「幸福論」に着目しているのか?

3大幸福論の書籍はどれも100年以上も前に
書かれている古い本なのですが、なぜそうした
本に着目しているか?といえば
時代がどう変わろうとも、人が幸福になるために
必要な要素は何か?を普遍的に学んでみたいから。

本屋やアマゾンなどでは、幸福になるための
たくさんの本が出ていて、読みやすく
デザインも素敵で、内容も分かりやすいものが
多いですよね。

また、本という活字メディアではなく
動画でまとめたらたコンテンツも
You Tubeなどをはじめ、たくさん出てきます。

であるならば、そうしたコンテンツを
見て学ぶ方が手取り早いと思われるかも
しれません。

しかし100年以上という時間のヤスリに
削られても、いまだに読まれている内容には
普遍性が高く、より本質的なものがある

考えることもできます。

その時の時代や場所限定での幸福論であれば
いずれ誰も着目しなくなり、世の中から
無くなっていくと思うのですよね。

そして、そもそも「幸福」というテーマは
人類誰しもが目指したい姿でもありながらも
とても抽象度が高いもの。

どうやったら実現できるのか?
何から手をつけたらいいのか?

雲をつかむようなテーマとも思いますので

  • 「具体的にどうすればいいのさ?・・」

という疑問に対して、明確な回答が欲しい
という気持ちもわかります。

ただ、幸せな人生とは、何年もかけて少しずつ
自分の手で作り上げていったり、失敗もしながら
経験を積み重ねて磨いていくプロセスそのもの。

そうした試行錯誤の結果に残っているエッセンスは
すぐに役に立つテクニックよりも価値があり
幸福につながる、より本質的な事柄では
ないでしょうか?

なので、そちらを自分の中で咀嚼していく方が
良いかなと私的には考えています。

VUCA時代とも言われる現代、将来のことは
予測が難しく不確実性も高く、多くの要素が
複雑に絡み合いながら、物事の意味や影響が
はっきりしない状況の中にいます。

そうした時代において、幸福につながるために
外してはいけない要素に着目した方が良いし
長く幸福感を感じられる人生のための
ヒントが眠っているのではないでしょうか。

幸福につながる3つのポイント

そのような背景から、ヒルティの「幸福論」を
読んでみたのですが、今から約150年以上前
スイスにて弁護士や裁判所、大学教授などで
活動をしてきた人がヒルティ。

読後感としては、幸福になることに対して
非常に合理的な内容が多いと感じました。

弁護士や裁判官など、法律などに基づいて
理性的に物事を判断する仕事をずっと継続
してきたからかもしれません。

ヒルティはキリスト教を信仰しているようで
本の中にも度々、聖書などからの抜粋が
多くのあるのが特徴ですが、そうした宗教心の
有無等が幸福度に影響するという話ではなく
現実的な話も書かれていまして、私的には
以下の3つがポイントなのかなと思いました。

  1. 気分に引きづられ過ぎない
  2. 良い習慣を持つ
  3. 良い仕事を持つ

「気分に引きづられ過ぎない」とは?

本の中では

  • 「自分の気分から解放させることが大切」

と書かれてあります。

私たちの気持ちって、日常生活の些細な出来事で
浮き沈みしたり、ちょっとしたことで
やる気が出たと思えばその逆もしかり
ということが多々起きますよね。

そのような、すぐに変わりやすい心の影響を
受け過ぎるのではなく、自分が平常心の時に
自分が大切にしている考え・信条・価値観
というものを大切にしていく方が
ほとんどが良い結果に繋がりますよ

という話です。

例えば、自分自身が不安な気持ちになっている時
不安を解消したいので何かを買ってしまったり
必要以上に誰かに頼りすぎることもありますよね。

深夜などの時間に大きな意思決定をしない方がいい
とも言われますが、これも平常心ではない時に
その時の気分に流されて安易な選択をしないように
一晩寝かせてみて、朝などの明るい時間に
あらためて冷静に考えて判断することが
幸福につながっていくのではないでしょうか。

本の中では別の表現として、

  • 「自分自身を大事がらないように」

ともあります。

これは自分自身の気持ちについて
あまり向き合い過ぎないことがポイントだよ
と私は思いました。

時間とか場所、気乗りする・しないなど
その時の気分や感情に振り回され過ぎずに
仕事なんてやり始めれば段々とやる気が出てくる
ものなので、準備にさほど時間をかけたり
しないように、ということです。

作業興奮という言葉もありますが
具体的に何か小さなアクションをしていくと
段々と行動力が増してくるものです。

それと同じで小さなことから始めていくと
その勢いに乗って少し大きい仕事だったり
片付けたいタスクの処理も
進んでいくことでしょう。

人は感情を持つ生き物ですが、あまり感情に
引きづられ過ぎないよう、平常心を大切にする。

このことが幸福につながるポイントの1つ、と
ヒルティは指摘しているのかなと感じました。

「良い習慣を持つ」とは?

続いて2点目の「良い習慣を持つ」という話。

今日は何をしようかな?
さてこれからどうしようかな?

と考えることがあるかもしれませんが
基本的には色々考えなくても
すぐに良いことに着手できたり
良い習慣を続けることが望ましい
と本にはありました。

歯を磨く、などのように特に意識しなくても
できてしまう習慣を私たちは持っているもの。

なので、自分の人生のQOLが上がる良い習慣を
持っていれば、自然と良い1日になりやすく
そうした日々が続いていくことで人生が幸福に
なっていくわけですね。

道徳的で、誠実に愛情を持って仕事を行い
メンタルもフィジカルも健康であって
程よくお金がある状態が
人生の財宝であり価値があるもの。

それ以外はほとんど価値がない。

とヒルティは考えているようですが
幸福につながる要素に集中して
どうでもいいものに気を取られず
重要なことに時間を使っていく習慣

大切なのかなと感じました。

私も気がついたら、ジムで走ったり
いつの間にか仕事が始まっていたり
という感覚がありますが、毎日の習慣に
なっていることは、意識しなくても
行動できるものですよね。

幸福につながる習慣があると
毎日何気なく過ごしていたとしても
その小さな積み重ねで、幸福が現実になる
ということなのでしょう。

「良い仕事を持つ」とは?

最後に3点目の「良い仕事を持つ」について。

仕事がなぜ幸福につながるのかといえば
仕事を通じて世の中の誰かに貢献することで
その対価としてお金(給料)がもらえるわけで

仕事が無い・少ないよりは
正しく良い仕事を持っていることは
幸福になるために大切なこと

ということです。

さらに本の中では、

仕事は断片的な時間を
しっかり利用することが大切で
無益なことは生活から排除しよう

とありました。

具体的には例えば、お酒の飲み過ぎや
新聞の読み過ぎ、などが書かれていましたが
現代で言えば、必要以上なものは
断捨離すること、なのかなと思います。

特段気に入っていないモノに溢れると
なんだかエネルギーが奪われるものですよね。

また、休息したりリラックスする時間や
情報収集することも大切ですが
ずっとそればかりだったり
やり過ぎは良くない、という話でしょうか。

細切れの時間を活用して仕事を進めていく
そのような時間の使い方を大切にすると
良いのでしょうね。

ただ、仕事や享楽の奴隷にならないよう
自分の意思とは違う潮流に流されることなく
しっかり抵抗もしながら自分の時間を持って
生活することも必要になりますよね。

幸福につながる要素や、時間を大切にする。

それ以外にことは、さほど重要ではないので
どんどん排除していきましょうということを
ヒルティは伝えたかったのかなと思いました。

安定したメンタルを持ち、気持ちに左右されない
良い習慣を持って、仕事に邁進していくこと

幸福につながるのでしょうね。

言葉にすると、当たり前のようにも見えますが
幸福になるために大切にしたいことは
シンプルで、実行したり継続することが
難しいのかもしれません。

ということで今回は、ヒルティの幸福論を
読んでみての気づきをまとめてみました。

さて最後になりますが、コーチングの
フレームワークを使って、自分の理想を描いて
幸福な人生を形にしていくことをテーマに

  • 【親や学校・会社では教えてくれない】
    一度きりの自分の人生を謳歌するための
    3つのキーワード

と題してメンバーさん向けに
セミナー資料&動画を公開しています。

アジェンダとしては以下の通りですが

  • VUCA時代に必要なライフデザインとは?
  • 理想の人生を生きる時に、攻略すべき障壁
  • 一度きりの人生を謳歌するためのキーワード

もしご興味あれば下記からメンバー登録の上
ご覧いただけたらと思います。

→登録はこちらから

最後までお読みいただき、ありがとうございます

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください