三大幸福論の1つとも言われるアランの「幸福論」
という本を読んでみて、改めて人が幸せに
生きるためには、こういうことが大切だよなと
改めて気づいたことを今回はまとめています。
アランはフランスの哲学者で「幸福論」は
現代からおよそ100年前に書かれた内容です。
私が好きな占星術やタロットと同じで
時代が変わっても脈々と受け継がれ
読む人・活用する人がいるということは
どのような時代であっても、普遍的に通用する
物の見方や考え方がまとまっているのでは
ないでしょうか。
もし今、あなたが
「幸福実感があまり無いな・・」
という状況であれば、日々の生活の中で
具体的にどうすればいいか?
というヒントがたくさん書かれてい他ので
ぜひ読んでみてもらえたらと思いますが
ここでは内容にも少し触れつつ
幸福になるためにはとても大切だなと
私が思ったことを中心に書いていきます。
幸福になるには心の基盤を整えることが大切
いつの時代でも、人は生まれ育つ環境を
自分で選ぶことはできませんが
誰しも幸福な人生を歩みたいと考えている
のではないでしょうか?
星読みの文脈で言えば、人が持って生まれた
出生日・時間・場所は、全員異なるので
スタート地点から、周囲の環境がバラバラで
各人がそれぞれ置かれた状況の中から
幸福をつかみにいくような旅に出かけている
とも考えることができます。
そのような中、現代を生きる私たち日本人が
関心事項として優先順位が高いのは
- キャリアアップして自己実現したい・・
- もっと収入アップを目指したい・・
- 素敵なパートナーや仲間がほしい・・
などと、今日の自分が持っていないものを
獲得すれば幸せになれる、と考える人が
多くいる印象があります。
もちろん自分自分が成長したり
レベルアップするための努力は
素晴らしいものです。
一度きりの人生だからこそ
自分の人生は充実させたいし
やりたいことはやり尽くしたい。
そのためにはお金もある程度は必要だし
一緒に人生を共にする仲間が欲しいというのは
私も同じです。
ただ、幸せに生きるためには?という文脈で
考えればそうした事柄は関係がない
ということがアランの幸福論を読むと分かります。
じゃあどうすればいいか?といえば
アランが強調しているのは
- 自分の感情と、どのように付き合うか?
- 日々起きる出来事に対してどう関わるか?
このあたりの対処法が上手になること
幸せであるという状態になれるのかなと
思います。
私的には、まず幸福であると言える
状態になること。
その上でさらに高みを目指すという意味で
キャリアアップしたり、収入増を目指したり
素敵な仲間をもっと探すというような
順序が大切なのかなと感じました。
自分自身の心の基盤ともいうべきものを
真っ先に整えていくことで、健全な行動力も
増してくるものではないでしょうか。
「健全な」というのは、嫉妬心や復讐心などで
自分自身を駆動して、誰かを見返したい
負けたくない、という感情で突っ走るのではなく
ということですね。
具体的にどのようなことに注意すると良いのか
アランの幸福論は、もともと当時の新聞に
アランがコラムをたくさん執筆していたようで
その中で幸福に関するものを抜粋して
まとめたものが「幸福論」という本。
そこから現代の私たち日本人が読むと
参考になるであろうものが抜粋されたものが
今回ご紹介している本になります。
そこから読み取れることで
- もう既に幸福であるという前提で
上機嫌に振る舞ったり笑顔でいるなど
形から入っていくこと - 身体を動かしたり、目の前にある今日の
仕事をしっかりやるなど、行動をすること
ということがメッセージが込められているなあと
私は感じました。
「いやいや、形から入る・行動をするのが
できないから困っているのだけど・・」
と言われそうな気もするのですが
本の一節の中にもありましたが
人は感情を持つ生き物なので
その日の体調や周囲の出来事に一喜一憂したり
影響を受けるものなのですよね。
だからこそ、機嫌よく振る舞うというような
例えば口角を上げるとか、下を向かず上を向く
というのも有効なのでしょう。
また、忙しくバタバタしていると
余計なことを考える暇もなく、ある意味盲目的に
今やるべき行動に集中できるので
とにかく今日任された仕事やタスクを
やっていくことで、気持ちも変わってくる
という話です。
もちろん余裕があれば、散歩したり運動したり
ストレス解消にもなり、太陽を浴びることで
ビタミンDも生成できて元気にもなるし
気持ちも上向いてくるというものでしょう。
健康や栄養という側面からも、行動力
継続力も変わるので、しっかり栄養のある
食事をとるのも、また幸福になるポイントの
1つと言えるでしょう。
また多くの人が仕事をしていると思いますが
ワーカホリックという言葉は、あまり良い意味で
使われないかもしれません。
しかし常に仕事をして忙しくしているのは
実は幸福感が高くなる生き方なのかなと感じます。
もちろん人間は休息も必要でしょうから
ずっと仕事ばかりが続くのも良くないです。
自分でリラックスしたり
自分の機嫌が良くなったり
笑顔になれるものを意識的に取り込むことで
幸福感を獲得できるものなのでしょう。
逆に言えば、いつまでも過去の出来事に
引っ張られすぎたり、未来のことを
心配しすぎてしまい、今を生きていない人は
幸福感を味わいにくいとも思いました。
体験したことを振り返り、必要に応じて
内省したり、教訓を引き出すことは
とても大切なことです。
コーチングのセッションでも、これからの目標を
考えていくことも必要ですが、まずは
これまでを振り返って、本人にとって
乗り越えるべきハードルを冷静に客観的に
確認することは、次へのチャレンジを
考えていくときにとても大切です。
しかし、いつまでも過去の失敗や辛い出来事を
引きずってしまうのではなく、今を生きるように
形から入っていったり。
理想の未来のために必要な行動を少しでも
具体的にやっていくことが、結果的に目標も
叶えやすくなりますし、成長実感も得やすく
なるのかなと思いました。
ということで今回は三大幸福論のうち
アランの幸福論を読んでみての気づきを
まとめてみました。
おそらく人によっては心に響く箇所は異なると
思うので、ぜひ読んでみていただければと。
そして、三大幸福論の残りの2つ
- ラッセルの幸福論
- ヒルティの幸福論
どちらもも面白いよ、と勧められているので
近日中に読んでみて、またブログにも
書いてみたいと考えています。
さて最後になりますが、コーチングの
フレームワークを使って、自分の理想を描いて
幸福な人生を形にしていくことをテーマに
- 【親や学校・会社では教えてくれない】
一度きりの自分の人生を謳歌するための
3つのキーワード
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アジェンダとしては以下の通りですが
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