今回は、2023年11月13日の
18時26分ごろに新月となるので
今回の新月が示していることを
占星術的な視点でまとめてみました。
天空を12分割した時に「蠍座」がある位置
厳密には蠍座20.43度の位置で
月と太陽が重なり新月になります。
この新月のタイミングでのホロスコープは
下記の通りで、黒枠にご注目ください。

月が蠍座の位置にいるタイミングで新月に
新月&満月という自然の流れを活用する
さて今回も、新月&満月のホロスコープから導ける
メッセージと、実生活でどう活用できそうか?
について、ご紹介していきます。
約5000年前の古代ギリシャ時代から
脈々と受け継がれているという占星術の世界観で
新月&満月という約1ヶ月ごとに繰り返す
自然のサイクルを利用して、実生活で取り組むべき
テーマを導き出すことができるのです。
新月は、新しく物事をスタートするシンボル。
この理由は、新月から満月に向けた約2週間は
だんだんと月が大きくなっていく様子から
新しくスタートさせた物事が、段々と成熟し
成果につながっていくようなイメージが
想起できるから。
一方で、満月は振り返りや断捨離のシンボル。
満月から月が欠けて新月になっていく約2週間の
様子から、満月時点での成果を振り返り
そこから気づきや教訓を獲得したり
必要に応じて断捨離を進めていくことで
新月という0の状態へ進むイメージが
あるからです。
「蠍座の位置にて新月」の意味
今回は蠍座の位置で新月になるわけですが
「水のエレメント」と「固定サイン」
というものの組み合わせで、蠍座は
構成されていると考えられています。
占星術ホロスコープの12星座(サイン)の意味や仕組みを解説します
「水のエレメント」とは水のように
表面張力の力でお互いがくっついて
水滴になっていくように、集まったり
寄り添って癒したりなどの様子を
表しています。
さらに「固定サイン」は今あるものを
体系化したり改善することで、次に
引き継いでいくことを示します。
この組み合わせで蠍座の意味がうまれますが
詳細を知りたい方は下記もご参照ください。
占星術ホロスコープで蠍座♏️を読み解くと何がわかる?【♏️=深く濃く追求する研究者の象徴】
具体的なキーワードだけをピックアップすると
以下のような内容が当てはまります。
- 濃い人間関係、運命共同体
- 組織の結束力、深い絆
- 引き寄せる力、深く鋭い洞察力
- 隠れた本質を見抜く
- 神秘的、オカルト、秘密主義、
- 根回し力、不屈の精神力、徹底した集中力
- 執着力、粘着力、独占欲、嫉妬深い
今回は新月なので、自然のサイクルとしては
蠍座テーマのものを新しく始めてみるのに
適したタイミングが訪れていると言えます。
例えば、仕事などで関わりがあるテーマを
時間をとって深く追求してみたり
関係性を深めたい相手と濃い時間を過ごすべく
ディープなイベントにお誘いしてみたり。
または1人の時間をとって、本などと
対話しながら、世の中の流れや自分のこれからに
ついて思いを巡らせてみるのもいいですね。
今回の新月という自然の流れを活かして
何か蠍座のキーワードから、気になるものを
ピックアップし、取り組んでみては
いかがでしょうか。
サビアンシンボルを使って深読み
さらに今回の新月ホロスコープを深読みすると
蠍座20.43度、これは数え度数21度で
新月になっていることが分かります。

蠍座20.43度の位置で月と太陽が重なっています
ホロスコープは円形なので360度ありますが
この1度1度ずつに意味があると言われる
サビアンシンボルまで深読みすると
- 蠍座21度:
A soldier derelict in duty.(職務放棄兵士)
というメッセージになるのですが
これはどういう意味になるでしょうか?
「職務放棄した兵士」という言葉から
戦場などで上からの命令だったとしても
自分の意思や信念としては、それは違うと
断固拒否している状態を示しています。
その様子から、自分の信念を貫き通す
確固たる意思があることが、この度数からの
メッセージということになりますね。
蠍座という、深く濃く研究者のように
追求していく意味がありますが、その中でも
自分が信じていること、貫いていきたいことを
守り抜いていく強い意志を発揮する。
そのようなタイミングであることが
蠍座21度のサビアンシンボルからわかります。
また、21度という数字の「21」は
数の原理で見ると、2+1=3となり
物事を生産する・生み出していくシンボルに
なっています。
そして21という奇数なので、「外側」に
放出していくことになるのですが、何を
外に打ち出すかというと、蠍座シンボルである
不屈の精神力だったり、自分の意思や価値観を
頑なに守ろうとする執着力、ということ。
今回は、新月という新しいことをスタートすると
良い自然の流れがきています。
ということは、蠍座テーマの中で
誰かから反対されていたり、NGが出ていたと
しても自分の意志を貫くような、そうした
エネルギーを外に出していくと良いでしょう。
職務放棄した兵士のように、自分の意志を
貫くとした時に、あなたはどのようなことを
スタートさせてみたいでしょうか?
どのような場面で具体的な影響が?
さて、このようなメッセージが日常生活において
目に見えるどこで影響が出てくるのか?
これをみるときは、ホロスコープのハウスに
着目することが読み解くことができます。

6という領域に月がいます
もう一度ホロスコープを見てみると
上図の通り、月が6ハウスという場所にて
新月になっています。
占星術ホロスコープの6ハウス【社会生活に適応できるよう準備・調節】&月・太陽・土星
6ハウスは、調節のハウスと言われ
相手や社会からの要求事項に対してきっちり
対応ができるように、自分自身を調整したり
準備を進める場所を示すといわれています。
例えばですが、将来のキャリアアップのために
資格試験の勉強をはじめたり転職などの
準備をしていくなどですね。
そうしたことに対して、周囲や家族などから
反対などの声が上がるかもしれませんが
自分が元々持っていた意思や信念を貫くことを
はじめていきましょう、初志貫徹しよう
という意味になりそうですね。
独りよがりにならず、周囲からの意見に対し
耳を傾けることも大切ですが、今回の新月という
自然の流れとしては、やはり自分自身の意思を
大切にしてください、というメッセージに
なっています。
今回の新月から「あなた」という個人への影響
さて、ここまでは日本(東京)全体での
新月ホロスコープを使って解説してきました。
なので、日本国民全体に言える話を
お伝えしていることになるのですが
ここからはさらに、
- 今回の新月→自分への影響
を個別にリーディングする方法をご紹介します。
以下のように、自分のホロスコープを内側に
今回の新月のホロスコープを外側にして
ハウスを確認する必要することで
「私」へのメッセージを見ることができます。

私の出生ホロスコープと重ねると10ハウスで新月に
上記の図は、私のホロスコープを内側に
今回の新月のホロスコープを外側に重ねている
ダブルチャートといわれるもの。
私のホロスコープ上では、10ハウスに
月がいることが分かります。
10ハウスは社会のハウスと言われ、仕事や
ビジネスなど、社会活動する場所を示します。
占星術ホロスコープの10ハウス【社会活動・社会的ステイタス】&月・太陽・土星
そのため、例えばビジネスにおいて、現在は
星読やコーチングのセッションなどを
やっていますが、濃い関係性を築くことや
扱っているテーマを深く洞察してレベルアップ
させていくことなど、元々やりたかったことを
諦めずに形にしていきましょう、初志貫徹を
目指しましょう、という意味になりそうです。
なかなか成果が出なかったりすると
軌道修正するような柔軟さも大切ですが
初心を忘れずに、ビジネスでもまだ形に
なっていないことを深掘りしていく。
そんなことを今回の新月で改めて
気持ちも新たにスタートさせていくと
自然の流れに沿っていて良いかなと思いました。
あなたもぜひ今回の新月でのホロスコープを
読み解いて、初志貫徹するようなテーマがあれば
周囲からの声などに負けずに、実行・継続に
チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ということで今回は、2023年11月13日の
蠍座新月のメッセージを読み解いてみました。
もしあなたも、自分のホロスコープにおいて
今回の蠍座新月の影響を見てみたい・・!
というご希望あれば、生年月日・生まれた時間と
生まれた場所を教えていただければ
ホロスコープを出して回答させていただきます。
→連絡先はこちらからどうぞ
また新月&満月も含め、占星術を自分の
ライフデザインに活かしていくことを
テーマにしたセミナー&動画を
メンバーさん向けに公開しています。
アジェンダとしては以下の通りですが
- 占星術をライフデザインに活用するとは?
- 自分自身の設計図であるホロスコープ
- 人生におけるテーマを示す10天体
- 目に見えない性質や欲求を示す12サイン
- 目に見える場面を示す12ハウス
- 天体同士の位置関係にをみるアスペクト
- ケーススタディ:実際にリーディングしよう
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